杉山舞

23期生(2012年4月入学)

修士論文

  • 杉山舞(2015).『ある在仏日本語学習者の語りから再考する支援者の役割――アイデンティティ形成としての学びを捉える視点から』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概論書全文

研究業績

  • 杉山舞(2013).「コースデザインが教師に問いかけるもの」に参加して:リール第三大学における選択日本語クラスの考察レポート――「何のためのクラスなのか」を問い続ける.フランス日本語教師会AEJF(編)『フランス日本語教師会2013年勉強会シリーズ――「授業の幅を広げよう」報告書』(pp. 36-38).

日本語教育関係の経歴

2012年10月~2013年7月
フランス シャルル・ド・ゴール リール第三大学 日本語教育インターンシップ

自己紹介

自分自身,外国語学習が好きだったことが,日本語教育に足を踏み入れるきっかけでした。学部生時代の海外留学中に,私にとっては外国語であった英語でつながる友人たちができました。その時から,英語が私の「外」にあるものではなく私の一部になって,友人と繋げてくれているような,そんな感覚をもつようになりました。この経験が私の言語学習観に強く反映されています。

日本語教育の現場に深く携わってみたいと考えて参加した,フランスの大学における日本語教育研修に際しても,日本語で誰かと繋がる感覚を学習者に感じてもらいたいと考えながら支援をしていました。しかし「教師ではない,留学生でもない,日本語教育アシスタント」という立場に立ち,自分は学習者とどのように関わったらいいのだろうかという悩みを抱き続けることにもなりました。そのために,上記のような研究を修士論文のテーマにしました。調査及び論文執筆を通して,「私」と「○○さん」の関係の中でこそ見えてくる支援者の役割に気づかされました。これからも日研修了生として,人との出会いを大切に,そして出会った人と自分らしく向き合うことを大切に,生きていこうと思います。