崔鉉弼(チェ ヒョンピル)

2016年2月博士号取得

研究テーマ

  • 日本語教育における実践の改善に関する研究――韓国での「ピア・サポート」の試み
  • 関心のあるトピック: 実践研究,活動理論,質的心理学,教師の成長,研究者と教師間の協働,授業改善デザイン,対話分析

学位論文

  • 崔鉉弼(2016).『日本語教育実践はどのように改善されるか――韓国での「ピア・サポート」の試みから』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文.
  • 崔鉉弼(2011).『ベテラン韓国人日本語教師のライフヒストリーから見る教育観と実践変容の軌跡――韓国の日本語教育の新しい展開を目指して』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要書
  • 崔鉉弼(2002).『韓日両国語の破擦音についての対照考察――音波・スペクトログラムの分析を中心に』韓国外国語大学一般大学院日語日文学科修士論文(未公刊).

業績

論文

  • 崔鉉弼(2013).ベテラン高校日本語教師の成長を阻害するものとその克服策の提案――発達的ワークリサーチの遂行を通して『日語日文学研究』87,409-437.
  • 崔鉉弼(2012).教師と研究者間の協働による授業改善の試み――大学の日本語授業の「制約」を乗り越えて『外国語教育研究』26(2),191-212.
  • 崔鉉弼(2011).ベテラン高校日本語教師のライフヒストリーから見る教育観の変容と実践への影響――「ライフイベント」と「ルーティンとしての授業中の『事件』」に焦点を当てて『日語日文学研究』76,439-465.

口頭発表

  • 崔鉉弼(2013年6月).「ベテラン高校日本語教師の成長を阻害するものとその克服策の提案――発達的ワークリサーチの遂行を通して」韓国日語日文学会2013年夏季国際シンポジウム(清州大学).
  • 崔鉉弼(2013年3月).「協働研究における研究者の役割と成長を考える」第5回協働実践研究会(早稲田大学).
  • 崔鉉弼(2013年3月).「日本語教師の成長を阻害するものとその克服策を考える」タイ国日本語教育研究会第25回年次セミナー(国際交流基金バンコク日本文化センター).
  • 崔鉉弼(2012年7月).「日本語教育の実践者の成長を支えるものとしての協働――協働実践研究の事例から」第44回日本言語文化研究会研究発表(お茶の水女子大学).
  • 崔鉉弼(2011年8月).「ベテラン韓国人日本語教師のライフヒストリーから見る教育観と実践変容の軌跡」2011世界日本語教育研究大会(天津外国語大学).
  • 崔鉉弼(2010年10月).「ベテラン韓国人日本語教師のライフヒストリーから見る教育観の変容と実践への影響――「ライフイベント」と「ルーティンとしての授業の中での『事件』」に焦点を当てて」韓国日語日文学会2010年度秋季国際学術大会(慶熙大学国際キャンパス).

ポスター発表

  • 崔鉉弼(2010年9月).「韓国における韓国人日本語教師の教育観の変容と実践との関係を考える――ベテラン高校教師へのライフヒストリー・インタビューと授業見学を通して」早稲田大学日本語教育学会2010年秋季大会(早稲田大学).

パネルセッション

  • 舘岡洋子,ロマン・パシュカ,崔鉉弼,鈴木寿子(2012年8月).「日本語教師の成長を支えるものは何か」2012世界日本語教育研究大会(名古屋大学).

日本語教育関係の経歴

2013年4月~現在
早稲田大学日本語教育研究センター インストラクター(非常勤)
2011年4月~2012年3月
早稲田大学日本語教育研究センター インストラクター(非常勤)
2002年9月~2008年8月
韓国外国語大学日本語科(現在日本語大学) 非常勤講師
2002年1月~2003年2月
サイバー外国語大学(現在サイバー韓国外国語大学) 原稿助手およびチューター
2002年3月~8月
漢陽大学付属女子高等学校 非常勤講師

そのほか

2000年7月~2001年2月
韓国気象庁気象研究所委嘱研究員(翻訳業務担当)
大正期書籍の翻訳,医学関連翻訳多数

一言ご挨拶

舘岡研究室の一員としてもう今年で5年目を迎えています。舘岡先生と研究室の仲間とは笑ったり,泣いたり,泣かれたり(汗),助け合ったり,助けられたりしていました。5年間の時間を思い出すだけで胸がいっぱいになります。これからも,研究者として,そして一日本語教師として舘岡研究室での思いでと学んだことを大切にしながら,日本語教育研究の専門家として自分の道を歩んでいこうと思います。