24期生(2012年度9月入学)

谷口あいこ(たにぐち あいこ)

研究・関心分野

自分の家族のルーツに関係することばを学ぶことは学習者にとってどのような意味をもつのか,また移住した先で子弟に対し日本語を勉強する場を与えることが,その社会に関わる人にとってどのような意味を持つのかについて興味があります。

学位論文
  • 谷口あいこ(2014).『「移動する子ども」の経験から生きる力を育む日本語教育の視点とは何か――ブラジルで継承語学習者として捉えられていた子どもの語りから』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

業績

論文
  • 谷口あいこ(2013).生徒の言いたいことをことばにする実践とは――生徒が話を脱線させるときに生まれることばの学びに注目して『年少者日本語教育実践研究』20,2-13.https://gsjal.jp/kawakami/youngjis20.html
発表
  • 相川弓映,渡邉拓洋,カムトーンティップ・タワット,クラスナイ・いづみ,洪珊雅,酒井真一,孫雪嬌,谷口あいこ,伝城里美,冨岡泉,西村友里,柳エンピン(2013年3月30日).「SENDプログラムのパイロット研修報告2013(2)インドネシア班」早稲田大学日本語教育学会2013年春季大会(東京:早稲田大学).

自己紹介

愛知教育大学教育学部国際理解教育課程日本語教育コース卒業。

学部時代,愛知県内で働いている日系の方々を対象とした親子日本語教室や愛知県内のJSL児童生徒への日本語支援や教材開発に関わりました。その後,JICA日系社会青年ボランティアとして,ブラジル・サンパウロ州にある日系団体経営の日本語学校で2年働きました。

日本語教育がことばの習得だけではなく,考え方や自己の在り方などその人の生き方に関わっていること,また個人だけではなく社会の在り方そのものにまで関わっていることを実感し,それらを実践だけでなく理論的にも捉えてみたいと思い本研究科に進学しました。

柳艶萍(リュウ エンピン)

研究・関心

日本語学習者が持っている規範意識は具体的にどのようなものなのか,なぜそのような規範意識を持つようになったのか,またそれによって,どのような問題が生じているのかについて興味があります。

学位論文
  • 柳艶萍(2014).『日本語学習者の立場から規範意識を再考する――自分自身の経験を振り返って』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

発表

  • 柳艶萍(2014年9月13日).「日本語学習者の立場から規範意識を再考する――自分自身を対象に」早稲田大学日本語教育学会2014年秋季大会(東京:早稲田大学).
  • 相川弓映,渡邉拓洋,カムトーンティップ・タワット,クラスナイ・いづみ,洪珊雅,酒井真一,孫雪嬌,谷口あいこ,伝城里美,冨岡泉,西村友里,柳エンピン(2013年3月30日).「SENDプログラムのパイロット研修報告2013(2)インドネシア班」早稲田大学日本語教育学会2013年春季大会(東京:早稲田大学).

自己紹介

中国北方工業大学文法学部日本語学科卒業。

大学3年次に、拓殖大学に1年間留学。その1年間、日本語に囲まれた環境に恵まれていましたが、日本語力が思うように伸びないことに非常に悩んでいました。そこで、自分自身の日本語学習での躓きを自覚し、日本語教育に興味を持つようになりました。

現在の研究テーマに関わる問題意識も自分自身の日本語学習での躓きから生まれました。日本語学習者としての気持ちを忘れずに,日本語教育を考えていきたいと思います。