修士課程 43期生

2022年4月入学

側島大明

学部生時代に日本語学を専攻する中で、日本語教育に関する授業も履修しました。そうして次第に日本語教育への関心を高め、日本語教育研究科に進学しました。実際に日本語教育に従事した経験はありませんが、学部生時代に学んだことを活かしながら研究室の皆さんとともに研究活動を進めていきたいです。

研究内容

日本語は主にひらがな・カタカナ・漢字の3種類の文字を表記に用いる言語です。現時点では、その文字種の使い分けについて興味を持っており、とりわけカタカナの使い方に注目しています。カタカナの用法について、日本語教育の観点から研究を行いたいと考えています。

唐雨潔

中国上海市の生まれです。早稲田の学部を経て日研に入学しました。普段は、運動と音楽が好きなので、やっております。日本で生活する際に、盛りだくさんの外来語に触れ、意味がわからなくて困ったことが結構あります。外来語の多用による問題は、先行研究によって既に、日本語母語話者が遭遇する言語の問題であることが指摘されている。日本語母語話者において問題になるならば、JSL(Japanese as a Second Language 第二言語としての日本語)環境に置かれる学習者が、コミュニケーション上や外来語学習上でより一層苦労することが想定できる。したがって、私は日本語教師が外来語教育をどのように支援すべきかを考えていきたいです。

研究内容

研究テーマ:「上級日本語学習者の外来語定着度調査」

本研究は、英語と中国語をそれぞれ母語とする上級日本語学習者が国研によって提案された外来語に対する認知度、理解度及び使用度を明らかにすることである。また、本研究の結果を踏まえ、「『外来語』言い換え提案」に示された日本語母語話者の認知度、理解度及び使用度との比較を行う。そのほか、日本で暮らす上級日本語学習者にとってどんな外来語が難しいか、そして学習者の母語による難しさを考察する。

リュウテンキ

学部生時代は国際政治経済学を専攻していました。学部での学習を通じて強く感じたことは、国際関係において市民レベルの交流が持つ力の大きさです。そのために不可欠なのは異なる社会をつなぐ架け橋的存在である言語だと気づき、言語教育に関心を抱くようになり、日研に入りました。

研究内容

私は自力で日本語学習をしていた、いわゆる独習者です。インターネットとモバイルのおかげで独習しやすい環境が生まれましたが、上級まで進んだ独習者もいれば、何らかの理由で長続きできなかったという独習者もいます。強制的に学ばせることがない中、独習を通じて高いレベルまで這い上がった学習者たちはどのように学習して、どうして続けられたのかについて興味があり、研究したいと思っています。