委託履修生・特別研究生
- 特別研究生
- オリベイラ・バルデイルトン
- 委託履修生
- ナパボラクル・パッサウィー
- グエン・チョン・ホアン
- ウォンワーン・スチャッジ
オリベイラ・バルデイルトン
オリベイラと申します。ブラジル出身で、英語と日本語の教師として活躍してきました。ビデオゲームが趣味で、もし格闘ゲームの対戦をしたかったらお呼びください。
研究内容
ビデオゲームに関する「楽しみ」の感覚とその日本語教育影響。特に日本語学習者の初心漢字教育や語彙。今は特別研究生の形で早稲田大学の日研と小宮先生の研究室に所属している。
ナパボラクル パッサウィー
タイのバンコク出身です。高校時代から日本語を勉強し始め、学部になってからも日本語学科を専攻していました。当時は、日本語に関する授業をたくさん履修しました。学部時代は日本人との交流会やイベントを通して異文化に触れることができ、日本語や日本文化に心が惹かれました。また、言語を学ぶことで、異文化やその国の社会も理解することができるというところにとても魅力的だと感じていて、より日本語に関心がありました。したがって、日本語教育に関心を持ち始めました。
研究について
日常生活していて、街に言語景観という「公共空間における文字言語」を毎日見かけています。言語景観を通して、単語や言葉の背景を読み解ける能力があることに気づき、日本語教育に関心を抱きました。現時点では、言語景観に文化が含まれている言葉の書き方について関心を持ち、日本語教育の観点から研究を行いたいと思っております。
グエン・チョン・ホアン
元は理系の学生で、はじめは「字幕なしでアニメが見れる」という目標で自習で日本語を始めましたが、習えば習うほど、表記の柔軟性、意味のゆれ、文を長くする文法、などの日本語の面白いところを見つけ日本語に対する興味を持ち、もっと学びたく、研究したくなりました。
日本語に入って周りの日本語学習者(同級生、同学部生)をみて新たな目標ができました。日本語専攻なのにみんなは日本語に対する興味を持っていないようで、日本語の学習目標もJLPTが獲得できるや学部卒業できるなど、適当な目標設定のように見えます。そんな彼らを見て、自分が彼らに日本語に対する熱心に火をつけて、日本語学習も遊びの一つだと思わせたく、日本語教師になりたく思いました。
研究内容
学習者にとって日本語の一番難しいところは漢字だという意見が多かったです。それは時数が多かったり読みも多かったりすることの他に、複数の字が同じ訓読みを持ち意味を類似しているという現象も学習の障害となります。この「異字同訓」という現象について研究し、同訓の漢字を効率的に学習できるように提案を挙げてみたい。
また、非漢字圏とみなされているベトナム語は歴史に遡ってみるともともとは漢字圏で、現在のベトナム語でも漢越語が普及的に使われていて、日本語と相当する語も多い。漢越語を利用する日本語の語彙教育の可能性が高く思って、それも研究したい。
ウォンワーン・スチャッジ
タイのチェンマイ出身です。高校生の頃から今まで日本語を専攻して、勉強してきました。初めての日本語の指導の経験は、母国の大学にいるとき、後輩たちに初級日本語の指導という母校からの依頼をもらったということです。それがきっかけで、日本語教育の世界に入って、だんだん興味が湧いてきました。また、日本語母語話者にタイ語を指導したことがあり、タイ語と日本語の共通点・相違点を対照することにも関心を持ってきました。タイ語と日本語の指導では、両方の言語からすると、どのような指導方法が習得に効果があるのかというそれぞれの課題などを明らかにしたいと思います。
研究内容
タイ語母語話の日本語学習者に日本語を指導した経験からすると、「漢字」あるいは「漢字の熟語」は、タイ語母語話者の学習者にとって難しい課題であると思います。そこで、タイ語母国話者に対する漢字の学習ストラテジーに関して研究しようと思っています。