趙 靚(ちょう せい)

2012年9月入学

研究テーマ:中国語母語話者の日本語発音における自己モニター行動

学習者が発音を向上させたい意識を持って,自分なりに自己モニターを駆使して日本語を話していても,最終的に不自然な発音になってしまったり,どんな発音で話したらいいか分らずに迷ったりすることがある。その理由の一つは自己モニターのプロセスにおいて何かの不足,問題,障害があるからではないかと考えられる。音声を媒介とするコミュニケーションの中で行われる自己モニターのプロセスに関わる要素が分れば,実際の教育現場でその不足,問題,障害などに気をつけながら,シラバス設計や授業運営をし,学習者のよりよい発音で話したいという願望に答えられると考えられる。

学位論文

  • 趙靚(2012).『中国人学習者の日本語発音における自己モニター行動』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要書

業績

論文

  • 大久保雅子,張婉明,趙靚(2014).オンデマンド授業における発音学習支援――メンターによる「発音チェック」機能を中心に『早稲田日本語教育学』16,39-60.

研究発表

  • 戸田貴子,千仙永,古賀裕基,趙靚,小針奈津美,大久保雅子(2014年9月13日).「『発音BBS』を活用した日本語学習者の発音学習」早稲田大学日本語教育学会(早稲田大学).[発表スライド:PDF
  • 趙靚(2013年9月).「中国人学習者の日本語発音における自己モニター行動に影響を与える要因」日本語/日本語教育研究会第5回大会(資料集 pp. 2-3).
  • 戸田貴子,古賀裕基,大久保雅子,尹涍禎,千仙永,張婉明,趙靚(2013年3月30日).「オンデマンドの発音授業における新しい学習支援の試み――BBSによって促された学習者の気づき」早稲田大学日本語教育学会2013年春季大会(資料集 pp. 44-47).
  • 趙靚(2012年9月).「日本語学習者の発音における自己モニターの新しい捉え方――「行動」を中心に考える」早稲田大学日本語教育学会2012年秋季大会ポスター発表(早稲田大学).(資料集 pp. 4-5)

そのほか

  • 出身地:上海