理論研究:音声・音韻論 I

担当教員
戸田貴子(日本語教育研究科 教授)
期間
半期科目
時間
火曜日2限 10:40-12:10
場所
西早稲田キャンパス 22号館 203号室
授業予定
参考:2006年度秋学期 [PDF]

講義内容

本講義は,日本語音声学・音韻論の理論的考察を通して,日本語教育への応用を前提とした音声研究の検討を行うことを目的とする。まず,日本語の音声言語の基盤となる50音,モーラ,アクセント,イントネーション,プロミネンス,ポーズを概観した上で,外来語音,連濁・転音,縮約・融合,無声化,促音化,撥音化等,話し言葉における様々な音声現象について考察し,情報伝達行為において音声が果たす役割について学ぶ。次に,聴取実験や音声解析を通して,知覚と生成の両側面から日本語学習者による音声習得のプロセスとその問題点について考えていく。最後に,音声と文法,音声と丁寧さ,談話におけるあいづちの音声等のテーマについて,より広い日本語教育への応用を視野に入れた音声研究の検討を行う。

評価

課題,期末レポートおよび授業参加により評価を行う。(課題40%,期末レポート40%,授業参加20%)

オフィスアワー

木曜日12:00-13:00。toda@waseda.jpに連絡の上,事前予約をすること。質問・相談もメールにどうぞ。

出席・その他

出席は60%以上必要とする。病欠,休学などによる受講取消も上のメールアドレスに連絡すること。

参考文献

戸田貴子(2004).『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』スリーエーネットワーク.

参考資料として,授業開始時にハンドアウトおよび参考文献リストを配布する。