理論研究:音声・音韻論 II
- 担当教員
- 戸田貴子(日本語教育研究科 教授)
- 期間
- 2006年秋学期(半期科目)はオープン科目担当のため休講
- 時間
- 木曜日2限 10:40-12:10
- 場所
- 西早稲田キャンパス 22号館 701号室
講義内容
音声解析ソフトを用いて,研究と教育への応用を目的とした実践的な学習を行う。具体的には,文法や談話と音声の関係について,音響分析を用いた実証的研究の方法論を学ぶ。また,日本語教育への応用として,聴解教材の制作や発音指導を目的とした音声解析の方法について検討する。一方向的な講義形式ではなく,受講生が各自のテーマに基づいた音声解析ができるように実習を行う。
評価
プロジェクトワーク 50%,発表 30%,授業参加 20%
オフィスアワー
toda@waseda.jpに連絡の上,事前予約をすること。質問・相談もメールにどうぞ。
出席・その他
出席は60%以上必要とする。病欠,休学などによる受講取消も上のメールアドレスに連絡すること。
参考文献
- ラディフォギッド,P. 竹林滋・牧野武彦(訳)(1999).『音声学概説』大修館書店.
- 戸田貴子(2004).『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』スリーエーネットワーク.
参考資料として,授業時にハンドアウトを配布する。
授業予定
- 日本語における音声特徴
- 日本語学習者の母語の音声特徴
- 日本語学習者の発音の分析
- イントネーションと意味
- 文法と音声との関係
- 談話と音声との関係
- 聴解教材の制作
- 発音指導への応用
※授業予定はあくまで便宜的なものであり,進度に合わせて変更の可能性もある。