青木優子(あおき ゆうこ)

2018年9月,博士号取得

学位論文

  • 青木優子(2018).『日本語の作文教育における文章構造の研究――韓国人学習者による「まとまりの欠如」の課題』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士学位論文.
  • 青木優子(2008).『「多文化社会で生きる力」の獲得を目指す日本語教育――オーストラリア・ヴィクトリア州のJFL高校生を対象に』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文.[概要書:PDF

業績

論文

  • 青木優子(2017).賛否を述べる形式と自由記述の意見文の比較――日本人大学生と韓国人学習者の意見文における「文章型」『早稲田日本語研究』26,13-24.
  • 青木優子(2017).講義の話体と要約文の文体――接続詞の表現特性『文体論研究』63,1-12.
  • 青木優子(2017).日本語の賛否を述べる意見文の文章構造――日本人大学生と韓国人上級学習者の文段の表現特性『日語日文学研究(韓国日語日文学会)』100,3-28.
  • 尾関史,青木優子(2015).韓日国際結婚家庭の日本語継承を支えるもの――母と娘の語りから見る継承日本語教育『日語日文学研究』93,279-303.
  • 青木優子(2015).講義の要約文における接続表現の出現傾向.佐久間まゆみ(代表)『大学学部留学生による講義理解の表現類型に関する研究』(pp.226-240)2014年度特定課題研究助成費特定課題A(一般助成)課題番号2014A-059.
  • 青木優子(2014).講義の談話の接続表現の出現傾向.佐久間まゆみ(代表),石黒圭(編)『「大学学部留学生のための講義の談話に関する研究」論文集』(pp. 60-73)科研費23320110.
  • 古賀万紀子,青木優子(2013).韓国の高校国語科における作文教育の実態調査――日本語教育を通じた作文能力育成の提言にむけて『日本研究(韓国外国語大学校日本研究所)』57,311-331.
  • 青木優子,尾関史(2013).日韓国際結婚家庭における親の言語教育意識と子どもの日本語習得の関係――韓国在住の日本人父母へのインタビューから『日本語教育研究(韓国日語教育学会)』26,47-58.
  • 古賀万紀子,青木優子(2012).論理的表現力育成のためのスピーチ指導――韓国人中級日本語学習者を対象に『早稲田日本語教育学』11,135-153.http://hdl.handle.net/2065/34143
  • 青木優子,山内薫(2011).別科日本語専修課程の留学生に対する協働的ディスカッション活動の試み『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』3,47-56.
  • 古賀万紀子,青木優子(2011).大学の日本語会話授業における「論理的表現力」の育成――グループディスカッション・ディベート・プレゼンテーションを中心とした教科書の開発『日本語学研究(韓国日本語学会)』30,1-20.
  • 青木優子(2010).自己モニター力の育成を目指した会話授業とインタビュー活動『東アジア日本語教育・日本文化究』13,381-389.
  • 青木優子(2009).「多文化社会で生きる力」の獲得を目指す日本語教育――オーストラリア・ヴィクトリア州のJFL高校生を対象に.川上郁雄(編)『海の向こうの「移動する子どもたち」と日本語教育――動態性の年少者日本語教育学』(pp. 139-155)明石書店.
  • 青木優子(2006).「多文化社会で生きる力」を獲得させる日本語教育を目指して――オーストラリア・ヴィクトリア州の現状と課題『M1論文』早稲田大学大学院日本語教育研究科年少者日本語教育研究室.
  • 青木優子(2006).2005年度秋学期「日本語教育実践研究(6)」を受講して――中上級レベルの「日本語機能文型」の実習授業の報告『早稲田大学日本語教育実践研究』4,83-92.http://hdl.handle.net/2065/5781

教材

  • 表紙古賀万紀子,青木優子(2012).『다락원일본어독해 중급』(訳:タラグォン日本語読解 中級)다락원
  • 古賀万紀子,青木優子(2012).『다락원일본어독해 초급』(訳:タラグォン日本語読解 初級)다락원
  • 古賀万紀子,青木優子(2011).『다락원일본어독해 초급에서 중급으로』(訳:タラグォン日本語読解 初級から中級へ)다락원
다락원일본어독해(タラグォン日本語読解)』シリーズ内容紹介

初級・初中級・中級段階の学習者を対象とした総合型読解教科書です。本教科書では,読むことに加え,本文の中で新しい文型や語彙を学び,書く練習や聞く練習を通してそれを身につけることを目指しています。

各課のトピックは,身近なものから社会問題まで,学習者の関心を引く幅広いテーマを取り入れました。授業の目的やカリキュラムに合わせて,どの課からでも始められます。

課の構成は,導入部・本文・読解問題・本文中の単語や表現の一覧・文型練習・文法練習問題・聴解問題となっています。文型説明や単語説明には韓国語での説明や対訳が付いていますから,それを参考にしながら問題に取り組むことができます。また,難しい漢字には読み仮名が付いていますが,文字の下にルビを振っているので,それを隠しながら読むことで,漢字の練習もできます。

楽しみながら学習することができるよう,さまざまな工夫が詰まった教科書です。

発表

  • 青木優子(2015年11月).「講義の話体と要約文の文体特性――接続詞の表現特性」日本文体論学会第108回大会(長崎大学).
  • 佐久間まゆみ,宮澤太聡,青木優子,田中啓行,鈴木香子(2015年9月).「大学学部留学生による講義理解の課題と方略」早稲田大学日本語教育学会2015年秋季大会パネル発表(早稲田大学).
  • 青木優子(2014年12月).「韓国人上級日本語学習者は意見文をどのように書くか――意見文における『文章型』の指導に向けて」韓国日語日文学会2014年冬季国際学術大会(韓国:東ソウル大学校).
  • 古賀万紀子,青木優子(2013年7月).「韓国の高校国語科における作文教育の実態調査――日本語教育を通じた作文能力育成の提言にむけて」Japanese Studies Association of Australia 2013(豪州:オーストラリア国立大学).
  • 青木優子(2012年9月).「韓国人大学生を対象とした分かりやすい作文を書くための授業実践(2)――言語表現を中心に」韓国日本語学会第26回国際学術発表会(韓国:ハンバット大学校).
  • 尾関史,青木優子(2012年8月).「国際結婚家庭における親の言語教育意識と子どもの日本語習得――韓国在住の日韓国際結婚家庭へのインタビューから」2012世界日本語教育研究大会(名古屋大学).
  • 古賀万紀子,青木優子(2011年8月).「韓国人上級日本語学習者の発話構造分析――分かりやすく話すための指導に向けて」2011世界日本語教育研究大会(中国:天津外国語大学).
  • 古賀万紀子,青木優子(2011年3月).「韓国人日本語学習者の発話における誤用・構造分析――論理的に話すための指導にむけて」韓国日本語学会第23回国際学術発表会(韓国:建国大学校).
  • 古賀万紀子,青木優子(2010年10月).「『論理的表現力』育成のための日本語会話教科書の開発」韓国日本語学会第22回国際学術発表会(韓国外国語大学校).
  • 青木優子(2009年10月).「自己モニター力の育成を目指した会話授業とインタビュー活動」東アジア日本語教育・日本文化研究学会(韓国:全南大学校).
  • 青木優子(2009年5月).「自己モニター力の向上を目指したディスカッション授業――学習者の主体的な関わり合いと学びの創造」東アジア日本学会2009年春季大会(韓国:柳韓大学).
  • 青木優子,山内薫(2009年3月).「自己モニター力の向上を目指したディスカッション授業――『自分の日本語』を創るプロセスの分析,および協働的言語学習環境デザインから」早稲田大学日本語教育学会2009年春季大会ポスター発表(早稲田大学).
  • 山内薫,青木優子,小林美希(2007年10月)「自己モニター力の向上を目指した活動クラス『ディスカベーション』の試み」早稲田大学日本語教育学会2007年秋季大会ポスター発表(早稲田大学).

実践報告

  • 青木優子(2009).「無窮花を見上げて――優子の仁川便り」早稲田大学大学院日本語教育研究科年少者日本語教育研究室.http://gsjal.jp/kawakami/aoki04.html
  • 青木優子(2006).「南十字星の下で――優子のメルボルン便り(1-3)」早稲田大学大学院日本語教育研究科年少者日本語教育研究室.http://gsjal.jp/kawakami/aoki01.html

プロフィール

経歴

2017年10月~現在
国立国語研究所 日本語教育領域 プロジェクト非常勤研究員
2015年9月~2017年9月 
早稲田大学 日本語教育研究センター 非常勤インストラクター
2013年10月~2015年9月 
早稲田大学大学院 日本語教育研究科 助手
2012年3月~2013年8月 
韓国 韓国外国語大学校 通翻訳大学日本語通翻訳学科 助教授
2010年3月~2012年2月 
韓国 韓国外国語大学校 通翻訳大学日本語通翻訳学科 専任講師
2009年3月~2010年2月 
韓国 仁川専門大学 人文社会学部日語科 専任講師
2008年4月~2009年2月
早稲田総研インターナショナル 契約講師
2007年4月~2008年3月
早稲田高等学院 日本語チューター
2006年1月~2006年12月 
豪州 メルボルン・グラマー・スクール 日本語教育アシスタント