千葉大学集中講座 第二言語習得論

担当

宮崎里司

目的

最近の第二言語習得(Second Language Acquisition)研究や日本語教育研究において,学習者の習得過程に由来を求める方法がとられつつあり,学習者の習得過程を誰が監督しているかという問題が大きく取り上げられるようになった。それに伴い,自律学習(autonomous learning)や,学習ストラテジー(Language Learning Strategies)の重要性が認識されはじめている。

本講座は,これまでの第二言語習得研究を紹介すとともに,談話習得や学習ストラテジーについて実際のデータを基に分析を図る。さらに,こうしたインターアクション能力の習得を目的としてデザインした日本語教育について紹介する。