第二言語習得論演習 I A

講義内容
本演習では,論文を作成するための基本段階として次の作業を行う。
  1. これまでの談話習得,意味交渉,学習ストラテジー研究などの理論的フレームワークをまとる。
  2. それぞれの理論が,各自の研究課題にどのように関連するのかを考え,参考文献リストを作成する。
  3. 先行研究分野の中から,実証研究を中心に,方法論(データ収集および分析方法)などを中心に,批判的立場から検証する。
評価方法
関連理論研究論文のレビュー 30%,クラスプレゼンテーション 20%,文献リスト 30%,テスト 20%

第二言語習得論演習 II A

講義内容
本演習では,第二言語としての日本語習得研究を中心に,どのような先行研究があるかを調べながら,学生が設定した研究課題に関連した参考文献のリストを作成させる作業を行う。あわせて,リストされた文献を参考にしながら,論文で応用する理論を構築するための手法について考える。
評価方法
関連理論研究論文のレビュー 30%,クラスプレゼンテーション 20%,文献リスト 30%,テスト 20%

第二言語習得論演習 III A

講義内容
本演習では,修士論文執筆段階に至るクラスとして,次の作業を行う。
  1. 先行研究を基にしながら,理論的フレームワークと仮説を考察する。
  2. 1.に基づき,実証課題を明らかにし,具体的な方法論をデザインする。
  3. 収集されるデータをどのように分析すべきかを検討する。
  4. 日本語教育への応用を,具体的な提言という形で考える。

第二言語習得論演習 I B

講義内容
本演習では,修士論文作成のために次のような実践的作業を行う。
  1. 先行研究の理論的フレームワークをまとめながら,論文で応用する理論を構築するらめの手法について考える。
  2. 各自の研究課題やその理論的枠組みを考える。
  3. 方法論の面で各自の研究トピックに近い先行研究をまとめ,データ収集および分析方法に関して記述された部分のレビューを行い,どのような方法論を採用するのかを検討する。
評価方法
フレームワークのドラフト 20%,関連実証研究論文のレビュー 30%,方法論の計画書 30%,クラスプレゼンテーション 20%

第二言語習得論演習 II B

講義内容
本演習は,第二言語習得研究分野での総合的な研究能力をあげるために,学生が設定した課題に基づいて収集したデータを,どのように分析すべきかを,実際のディスコースを分析しながら検討していく。同時に,分析結果の統計的処理についても,実際の数値を利用して,表やグラフ等を作成しながら,分析能力をあげていく。
評価方法
関連実証研究論文のレビュー 20%,フレームワークのドラフト 30%,方法論の計画書 30%,クラスプレゼーテーション 20%

第二言語習得論演習 III B

講義内容
修士論文執筆最終段階として次の作業を行う。
  1. 先行研究を基にしながら,理論的フレームワークを固める。
  2. 1.に基づき,実証課題を明らかにし,具体的な方法論,分析方法を論述する。
  3. 課題された問題がどの程度検証されたかを,結論で述べる。
  4. 研究全般の総括と今後の課題を考える
  5. 日本語教育にどのように応用できるのかを,具体的な提言という形で示す。