古賀万紀子(こが まきこ)

2020年7月博士号取得

研究テーマ

「自己構成」をめざすキャリア日本語教育

学位論文

  • 古賀万紀子(2020).『外国人大学生のための「キャリア日本語教育」の理論と実践――「自己構成」の観点からみた「ビジネス日本語教育」への提言』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文.http://hdl.handle.net/2065/00074160
  • 古賀万紀子(2010).『日本語教育における敬語指導に関する一考察――初級および中級教科書の分析を通して』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

業績

著書

研究助成

  • 古賀万紀子(2024~2027).『グローバル人材育成のための日本語教育実践モデルの構築 ― 日韓大学生のCOIL実践から―』JSPS科学研究費(若手研究).[Kakenhi
  • 古賀万紀子(2016~2018).『海外の日本語学習者の日本就職を支援する協働的コミュニティの実践研究』JSPS科学研究費(若手研究B)16K16866
  • 舘岡洋子(2014~2018),『学びの関係性構築をめざした「対話型教師研修」の研究』JSPS科学研究費(基盤研究B)26284073[研究分担者(平成28~29年度)]
  • 古賀万紀子(2017).『グローバル人材のキャリア形成を支援する日本語教育プログラムの開発』早稲田大学2017年度特定課題研究助成費(基礎助成)2017K-352
  • 古賀万紀子(2016).『日本語教育におけるアイデンティティ研究の動向と展望』早稲田大学2016年度特定課題研究助成費(基礎助成)2016K-335
  • 古賀万紀子(2016).『日本の大学における留学生キャリア教育の課題』早稲田大学2016年度特定課題研究助成費(新任の教員等)2016S-153

研究プロジェクト

  • 古賀万紀子,古屋憲章,小畑美奈恵(2017).『テレビは日本語教育をどのように描いてきたか――NHKアーカイブスにみる日本語教育の社会的位置づけの変遷』2017年度第3回NHK番組アーカイブス学術利用トライアル.

論文

  • 西菜穂子,大森優,古賀万紀子(2024).神田外語大学における日本語ライティング支援の現状と課題 ― ASC日本語ライティングセンターの取り組み『神田外語大学紀要』36,195-213.https://kuis.repo.nii.ac.jp/records/2000077
  • 古賀万紀子(2023).協働による「自己構成」をめざす「対話型自己分析ワークショップ」 ― 日本就職を考える韓国の大学生のためのキャリアセミナーにおける実践『早稲田日本語教育学』34,49-58.http://hdl.handle.net/2065/00094482
  • 古賀万紀子,KIMURA Kaori(2022).学習成果を中心とした大学教育に教師はどのようにアプローチすべきか―マレーシアの大学における実践事例から『日本語学研究』(韓国日本語学会)72,21-41.
  • 古屋憲章,伊藤茉莉奈,木村かおり,小畑美奈恵,古賀万紀子(2021).「日本語教師の専門性」の捉え方という問題―私たちはどのような専門性観に立脚するか.舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性を考える』(第1章;pp. 3-19)ココ出版.
  • 古賀万紀子,古屋憲章,孫雪嬌,小畑美奈恵,木村かおり,伊藤茉莉奈(2021).日本語教師の役割をめぐる言説の変遷.舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性を考える』(第3章;pp. 41-54)ココ出版.
  • 古賀万紀子(2021).自己と日本語をつなぐ「キャリア日本語教育」の実践―就職活動中の大学生を対象とした個別およびグループの実践事例から.舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性を考える』(第12章;pp. 203-217)ココ出版.
  • 古賀万紀子(2018).外国人大学生に対する就職支援の文脈における日本語教育の課題――「ビジネス日本語教育」から「キャリア日本語教育」へ『早稲田日本語教育学』25,21-40.http://hdl.handle.net/2065/00058467
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵(2018).日本語教師の役割とあり方をめぐる言説の変遷――日本語教師の専門性を考えるための基礎資料として『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』10,63-71.[PDF
  • 古賀万紀子(2016).韓国における日本語専攻大学生の就職活動の実態――キャリア教育としての日本語教育の役割をめぐって『日本語学研究』50,21-36.
  • 古賀万紀子(2016).日本就職をめざす韓国の大学生の自己分析における介入実践――日本語教育におけるキャリア教育の課題をめぐって『日本語教育研究』35,25-41.
  • 古賀万紀子(2014).韓国人日本語学習者の日・韓意見文における論理構造に関する一考察――トゥールミンモデルを手がかりに『日本研究』59,327-348.
  • 古賀万紀子,青木優子(2013).韓国の高校国語科における作文教育の実態調査――日本語教育を通じた作文能力育成の提言にむけて『日本研究』57,311-332.
  • 古賀万紀子(2012).文章構成に着目した日本語作文授業の実践研究――ピア・レスポンスを通じた学習者の作文の変化を中心に『日本語学研究』35,439-459.
  • 古賀万紀子,青木優子(2012).論理的表現力育成のためのスピーチ指導――韓国人中級日本語学習者を対象に『早稲田日本語教育学』11,135-153.http://hdl.handle.net/2065/34143
  • 古賀万紀子,青木優子(2011).大学の日本語会話授業における「論理的表現力」の育成――グループディスカッション・ディベート・プレゼンテーションを中心とした教科書の開発『日本語学研究』30,1-20.

発表・講演

  • 大森優,古賀万紀子(2024年3月).「大学日本語教育における学習者の「多様性」再考 ― 論文の記述分析から」第1回タイ国日本語教育国際シンポジウム.
  • 金孝卿,KIMURA Kaori,金義泳,古賀万紀子(2023年12月).「異文化環境で働くことを議論するケース学習ワークショップ ― 日本・韓国・マレーシアの若者がつながる国際共修実践」韓国日語教育学会2023 第44回国際学術大会.
  • 木村かおり,DJAFRI Fatmawati,松本剛次,古賀万紀子(2023年11月).「Development of Human Resources Who Can Collaborate with Others in a Diverse Society」マレーシア日本研究学会国際大会.
  • 柳東汶,蔡函娟,飽本弘平,古賀万紀子,本間祥子(2023年9月).「日研修了生が語る「日本語教育と私のキャリア」 ― 修了生との対話を通して自身のキャリアを考える」(早稲田大学大学院日本語教育研究科・日研稲門会合同企画)早稲田大学日本語教育学会2023年度大会.
  • 松本剛次,古賀万紀子,KIMURA Kaori(2023年9月).「多様な人々と協働する人材の育成にむけて大学教育は何ができるか ― 創発的な学びを生む協働学習の事例から考える」フエ国際セミナー2023(アジア人材環流学会).
  • 古賀万紀子(2023年9月).「初年次日本語ライティング科目におけるピア・レスポンスの実践 ― 学生同士の協働の意義に着目して」初年次教育学会第16回大会.
  • 西菜穂子,大森優,古賀万紀子(2023年8月).「入学前から卒業後までを視野に入れた日本語学習支援の試み ― 外国語大学における入学前日本語教育、初年次教育、ライティング支援の有機的なつながりを目指して」日本リメディアル教育学会第18回全国大会.
  • 古賀万紀子,大森優(2023年3月).「対話を通じて書き手を育てる文章作成支援 ― 日本の大学の日本語ライティング・センターにおける実践から」タイ国日本語教育研究会第35回年次セミナー分科会.
  • 古賀万紀子(2022年12月).「韓国の大学生向けキャリアセミナーにおける対話型自己分析ワークショップの実践」韓国日語教育学会・言語文化教育学会共同開催2022年度第42回国際学術大会.
  • 福島青史,古屋憲章,高須赤絵,古賀万紀子,本間祥子,飽本弘平(2022年11月).「日研修了生が語る「日本語教育と私のキャリア」 ― 修了生との対話を通して自身のキャリアを考える」(早稲田大学大学院日本語教育研究科・日研稲門会合同企画)早稲田大学日本語教育学会2022年秋季大会.
  • 金孝卿,古賀万紀子,金義泳,木村かおり(2022年6月・7月・8月).「多言語・多文化環境で働く人々のためのケース学習ワークショップ」(全3回)オンライン開催.
  • 古賀万紀子,大場枝里(2022年3月).「大学生の学びと成長を促すためのeポートフォリオの活用 ― 大正大学の事例」第28回大学教育研究フォーラム.
  • 古賀万紀子,KIMURA Kaori(2021年9月).「日本語教育による国家能力指標へのアプローチ ― 日本・韓国・マレーシアの大学教育における能力指標の利活用」韓国日本語学会第43・44回国際学術発表大会,
  • 松本剛次・木村かおり・小畑美奈恵・古賀万紀子・古屋憲章(2021年9月)「水平的多様化を目指す言語教育―「学士力」への批判と戦略的活用―」言語文化教育研究学会第76回例会.
  • 松本明香・伊藤茉莉奈・木村かおり・古賀万紀子・小畑美奈恵・古屋憲章(2021年3月)「日本語教師の「専門性の三位一体モデル」を使ったワークショップ」早稲田大学日本語教育学会2021年春季大会
  • 古賀万紀子(2020年10月).「外国人大学生のための「キャリア日本語教育」の理論と実践――「自己構成」の観点からみた「ビジネス日本語教育」への提言」(次世代研究者発表)2020年韓国日語日文学会秋季国際学術大会.
  • 大場理恵子,安高紀子,古賀万紀子,後藤大輔,田嶋明日香,大島弥生(2020年3月).「大学図書館所蔵書籍を手に取って速読・報告する活動を初年次文章表現科目に取り入れる試み」(ポスター発表)第26回大学教育研究フォーラム(オンライン開催).
  • 古賀万紀子,古屋憲章,伊藤茉莉奈(2019年9月).「日本語教師は何をする人か――日本語教師が働きかける対象という観点から」(口頭発表)韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子,嶼田大海,田部井滉平,中川彩野,白皓(2019年7月).「主張を根拠づけよう!――情報検索から引用まで」図書館情報検索ワークショップ2019春学期(早稲田大学ライティング・センター,中央図書館共催).
  • 千仙永,古賀万紀子,伊藤茉莉奈(2019年3月22日).「日本語を母語としない書き手に対するサポート――母語を問わないサポートをめざして」(ポスター発表)第7回早稲田大学ライティング・フォーラム(早稲田大学).
  • 奥野哲士,小泉咲,古賀万紀子,崔紗華,平松友紀(2018年11月).「レポート・論文作成――文献検索と序論・序章の書き方」図書館情報検索ワークショップ2018秋学期(早稲田大学ライティング・センター,中央図書館共催).
  • 古賀万紀子,古屋憲章,小畑美奈恵(2018年8月).「テレビ番組に表象される日本語教育の社会的位置づけの変遷――NHK番組アーカイブスを利用した史的研究の試み」(口頭発表)ヴェネツィア2018年日本語教育国際研究大会(ICJLE 2018 Venezia).
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,津崎千尋,舘岡洋子(2018年8月).「日本語教師の専門性を問い直す――『専門性の三位一体モデル』をもとに」(ポスター発表)ヴェネツィア2018年日本語教育国際研究大会(ICJLE 2018 Venezia).
  • 千仙永,古賀万紀子(2018年7月).「レベルアップ!レポート作成――テーマ設定と構成,文献の探し方」図書館情報検索ワークショップ2018春学期(早稲田大学ライティング・センター,所沢図書館共催).
  • 舘岡洋子,津崎千尋,古賀万紀子(2018年3月).「日本語教師は何をする人か――タイのフィールドでの経験を共有する」(ワークショップ)タイ国日本語教育研究会第30回年次セミナー.
  • 千仙永,古賀万紀子,尾崎友泉(2018年2月).「セッションのまとめシートの検討と改善」(ポスター発表)第6回早稲田大学ライティング・フォーラム.
  • 古賀万紀子,平田佑和,平山智之(2017年12月).「『人と人をつなぐ教育実践をデザインする』人としての日本語教師――日本語教師の専門性を考える(3)」(ポスター発表)第13回協働実践研究会.
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,栗田佳奈,平山智之,平田佑和,津崎千尋,舘岡洋子(2017年12月).「日本語教師の役割とあり方をめぐる言説の変遷――日本語教師の専門性を考える」(ポスター発表)第13回協働実践研究会.
  • 古賀万紀子(2017年11月).「일본취업 희망자들을 위한 케리어 세미나 ― 일본인에게 직접 듣는 일본취업 ABC(日本就職希望者のためのキャリア・セミナー――日本人に直接聞く日本就職ABC)」(招待講演)漢陽サイバー大学特別講演.
  • 古賀万紀子(2017年9月).「外国人大学生の就職支援における日本語教育の役割とは何か――就職支援の実践主体と内容の分析を通じて」(ポスター発表)韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子(2017年8月).「日本語教育における外国人大学生のキャリア支援」(ポスター発表)「日本語教師の専門性を考える」研究会・秩父別国際交流推進委員会共催シンポジウム「日本語教師の専門性を考える」.
  • 古賀万紀子(2016年11月).「日本就職キャリアセミナー」(招待講演)韓国外国語大学日本言語文化学部.
  • 古賀万紀子(2016年11月).「日本就職のためのキャリアセミナー・ワークショップ」(招待講演)韓国外国語大学通翻訳学部学術祭.
  • 古賀万紀子(2016年9月).「キャリア教育としての日本語教育の役割に関する一考察――韓国の大学生の就職活動に関するアンケート調査から」(ポスター発表)韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子(2016年9月).「留学生キャリア教育の現状と課題――国内大学における取り組みから」世界日本語教育研究大会ICJLE 2016 Bali.
  • 김의영(金義泳),古賀万紀子(2016年4月).「일본어학습자K와 한국어학습자J의 상대국에 대한 인식 조사――인터뷰 내용을 중심으로[日本語学習者Kと韓国語学習者Jの相手国に対する認識調査――インタビュー内容を中心に]」韓国日語教育学会.
  • 古賀万紀子(2015年12月).「自己PR文推敲にみる『協働的自己分析』の意義――韓国の大学生を対象とした就職活動支援実践から」韓国日語教育学会.
  • 古賀万紀子(2015年9月).「日本語専攻者にとっての日本語学習とアイデンティティの関連――就職活動における『自己分析』のナラティブ・アプローチから」韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子(2015年9月).「日本語学習者のエントリーシート作成における発達的ワークリサーチの試み」(ポスター発表)協働実践研究会.
  • 古賀万紀子(2013年12月).「韓国人日本語学習者による日本語作文と韓国語作文の比較分析――主張に着目して」韓国日語日文学会.
  • 古賀万紀子,青木優子(2013年7月).「韓国の高校国語科における作文教育の実態調査――日本語教育を通じた作文能力育成の提言にむけて」The Japanese Studies Association of Australia Conference.
  • 古賀万紀子(2013年3月).「韓国人日本語学習者の論説文にみる文章構造の特徴――日本語作文と韓国語作文の比較を通じて」韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子(2012年9月).「分かりやすい文章を書くための作文授業実践(1)――文章の構成を中心に」韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子(2012年8月).「構想フォームを用いたスピーチ指導実践――韓国人中級日本語学習者を対象に」世界日本語教育研究大会.
  • 古賀万紀子,青木優子(2011年8月).「韓国人上級日本語学習者の発話構造分析――分かりやすく話すための指導に向けて」世界日本語教育研究大会.
  • 古賀万紀子,青木優子(2011年3月).「韓国人日本語学習者の発話における誤用・構造分析――論理的に話すための指導にむけて」韓国日本語学会.
  • 古賀万紀子,青木優子(2010年10月).「『論理的表現力』育成のための日本語会話教科書の開発」韓国日本語学会.

著書(日本語教材)

  • 古賀万紀子,青木優子(2012年8月).『다락원 일본어 독해-초급-[多楽園日本語読解―初級―]』다락원
  • 古賀万紀子,青木優子(2012年3月).『다락원 일본어 독해-중급-[多楽園日本語読解―中級―]』다락원
  • 吉岡英幸(監),日语阅读训练—通过流行语看日本编委会(編)(2012年2月).『日语阅读训练—通过流行语看日本外语教学与研究出版社.(執筆担当部分〈語彙・文法執筆班共同執筆〉:第2・3・4・5・6・7・8・9・11・12・15・18課本文語彙・本文文法・コラム語彙,第16・17課本文語彙)
  • 古賀万紀子,青木優子(2011年11月).『다락원 일본어 독해-초급에서 중급으로-[多楽園日本語読解―初級から中級へ―]』다락원

著書(翻訳)

  • ユ・ソヨン(2014).古賀万紀子(訳)『イ・ジュンギと一緒にアンニョンハセヨ韓国語 3』MariBooks.

記事

  • 孫雪嬌, 古賀万紀子, 伊藤茉莉奈(2022).【新刊自己紹介】舘岡洋子編 日本語教師の専門性を考える 『早稲田日本語教育学』32, 91-92.
  • 吉岡英幸,古屋憲章,古賀万紀子(2018).今あることのつながりを見ていく――吉岡英幸先生へのインタビュー『早稲田日本語教育実践研究』6,47-65.http://hdl.handle.net/2065/00057272

Web掲載記事(コラム)

日本語教育関係の経歴

2022年4月~現在
神田外語大学アカデミックサクセスセンター 専任講師
2020年4月~2022年3月
大正大学総合学修支援機構DAC コアチューター
2018年10月~2020年3月
東京海洋大学海洋生命科学部 非常勤講師
2017年10月~2020年2月
早稲田大学ライティング・センター チューター
2015年4月~2019年9月
至誠館大学ライフデザイン学部ライフデザイン学科 非常勤講師
2017年10月~2018年3月
早稲田大学大学院日本語教育研究科 招聘研究員
2015年10月~2017年9月
早稲田大学大学院日本語教育研究科 助手
2014年3月~2015年2月
建国大学校師範大学日語教育学科 助教授
2012年3月~2014年2月
韓国外国語大学校通翻訳大学日本語通翻訳学科 助教授
2010年3月~2012年2月
韓国外国語大学校通翻訳大学日本語通翻訳学科 専任講師