修士課程 32期生(2016年9月入学)
門井美奈子
研究テーマ
- 海外の大学での多読実践(他者と交流する場のデザイン)
- 関心のあるトピック: 多読,場づくり,年少者日本語教育,第二言語習得,海外の日本語教育
発表
- 門井美奈子,前川紘子(2017年11月).「日本語学習者の学習継続決定の要因――地域多読活動の観察記録とインタビューより」(ポスター発表)2017年度日本語教育学会秋季大会(朱鷺メッセ).
- 前川紘子,門井美奈子(2017年9月).「地域多読活動『Nihongo Book Salon』実践報告」(実践エキスポ)早稲田大学日本語教育学会2017年秋季大会(早稲田大学).
- 松井一美,竹口智之,金武雅美,門井美奈子(2017年9月).「日ロ交流の今と未来に,日本語教育は何ができるのか」(ラウンドテーブルディスカッション)多文化関係学会第16回年次大会(藤女子大学).
- 門井美奈子(2017年).「初期指導段階の外国人児童にとって意味のある教材とは」(ポスター発表)第7回年少者日本語教育フォーラム(早稲田大学).
日本語教育関係の経歴
- 2019年8月~現在
- 国際交流基金 日本語専門家 オーストラリア派遣
- 2018年1月~2019月3月
- 目黒区日本語指導員(年少者個別指導)
- 2016年10月~2017年10月
- 目黒区日本語指導員(年少者個別指導)
- 2014年9月~2016年6月
- 日露青年交流センター 日本語教師派遣事業 エカテリンブルグ派遣
- 2012年9月~2014年6月
- 国際交流基金 米国若手日本語教員(J-LEAP)派遣事業
一言ご挨拶
日研に入り,他者と話す大切さを実感しています。
「つむぐ」
つ 培ってきた経験からの教師観や学習観が,崩され,自身の思考を言葉にする
む 難しさを感じながら,
ぐ 偶然出会った仲間とともに,対話をし,自身の思考を整理する日々を過ごしています。
高久孝幸
研究テーマ
留学生のメンタルヘルス問題と予防的支援
関心のあるトピック
- 協調学習
- 多文化共生
- 人間関係論
- 教育カウンセリング(予防的支援)―構成的グループエンカウンタ(SGE)―
- ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)
学位論文
- 高久孝幸(2018).『日本語学習者はどのように他者と関わり,「自己表現」を実現し得るか――ブログでの「語り」と「相互自己評価」を中心に』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).
研究業績
論文
- 高久孝幸(2024).無関心社会からの脱却を目指した協調学習の試み ― よりよい社会・文化を構築する教室づくり『帝京平成大学紀要』35,195-200.https://lib.thu.ac.jp/webopac/TC00000640
- 高久孝幸(2021).コロナ時代におけるオンライン授業で見えてきた留学生の不安――留学生を支えるための支援教育のあり方『帝京平成大学紀要』32,339-347.
- 高久孝幸(2018).日本語教育機関における「多文化共生社会」の実現に向けて――私が創ったWeblogを介した場づくり『多文化社会専門職機構 実践研究論文/報告』.
- 高久孝幸(2017).JFL環境にいる学習者の「教室外」の人との関係で育まれる学び――SENDプログラムの実践を通して『早稲田大学日本語教育学』23,177-181.
論文集
- 高久孝幸(2022).「コロナ禍におけるオンライン「公開型授業』の試み-親子間コンフリクトの解消と学生支援のあり方-」“Designing of Online Participatory Open Class during COVID-19 Pandemic : State of Student Support for Solving Parent-Child Conflict” The 28th Princeton Japanese Pedagogy Forum PROCEEDING, Apr 30, 2022. 50-63.
- 高久孝幸(2019).日本語教育における留学生を「育てる」心の支援.The 25th Princeton Japanese Pedagogy Forum PROCEEDINGS, MAY 11-12, 2019.143-153.
発表
口頭発表(オンライン)
- 高久孝幸(2022).「コロナ禍におけるソーシャル・キャピタル形成と孤立予防支援-日本語学校での「公開型授業」を通した紡ぎ合い-」(オンライン発表 学び続ける教師コミュニティ 2022夏教育実践福島ラウンドテーブル 福島大学).
- 高久孝幸(2022).「コロナ禍におけるオンライン『公開型授業』の試み―親子間コンフリクトの解消と学生支援のあり方―」(The 28th Princeton Japanese Pedagogy Forum 2022, April: アメリカ プリンストン大学)
- 高久孝幸(2021年6月).「『内観振り返り作文』を通した留学生の行動変容―質的帰納的分析から解明される留学生の葛藤と関わり合いの必要性-」(オンライン発表 異文化間教育学会 第42回大会)
- 高久孝幸(2021年2月).「コロナ禍における学生の孤立と不安―社会的ネットワークを利用した予防的支援とは―」(オンライン発表 アクティブブラーニング研究会 実践フォーラム).
- 高久孝幸(2020年6月).「ZoomとEdmodoの融合遠隔教育―『何を学ぶか』から『どのように学ぶか』へ―」(オンライン発表 アクティブラーニング研究会 実践報告).
- 高久孝幸(2019年6月)「日本語教育における『育てる』カウンセリングを用いた心の支援とは―構成的グループエンカウンターと『内観エクササイズ』を例として―」(ALCE言語文化教育研究学会).
ワークショップ
- 高久孝幸,長島美稚子(2021年10月).「自己との対話に向き合う私と他者の存在―つながりの中で生かされる『私』に気づくとき」(オンライン発表 第77回 言語文化教育研究学会)
- 高久孝幸(2021年3月).「オンライン化で見えてくる学生の『孤立』―関係性構築から孤立解消まで」(オンライン フランス日本語教師会 ワークショップ).
パネルセッション
- 安部由紀子,高久孝幸,菅統子(2020年12月).『SDGs時代におけるキャリア形成~グローバル時代のイノベーションな地球市民としての生き方~』「1人1人のつながりが支援となる 日本語教師10年間で見えてきた私の目指すもの」(東洋学園大学).
ポスター発表
- 高久孝幸(2019).「日本語教育における留学生を『育てる』心の支援」(The 25th Princeton Japanese Pedagogy Forum 2019MAY)(アメリカ・プリンストン大学).
- 高久孝幸(2018).「日本語学習者はどのように他者と関わり「自己表現」を実現し得るか―ブログでの「語り」と「相互自己評価」を中心に―」(早稲田大学日本語教育学会2018年秋季大会).
- 森田直子,中根幸子,高久孝幸(2017).「日本語教育経験者が未経験者とのチームティーチングを通して得た気づき――SENDプログラムにおける海外実践活動より」(ポスター発表)早稲田大学日本語教育学会2017年秋季大会.
メールマガジン
- 高久孝幸(2022年8月).紡ぐ心と寄り添う関係性『ルビュ言語文化教育(RLCE)わたしから一言』841.
- 高久孝幸(2018年10月).留学生を「育てる」心の支援と日本語教育『ルビュ言語文化教育(RLCE)』679.
報告
- 高久孝幸(2021年3月).「オンライン化で見えてくる学習者の『孤立』―関係性構築から孤立解消まで―」『フランス日本語教師会便り86号 特集 コロナ禍の遠隔授業―私はこう乗り越えた―』.
日本語教育関係の経歴
- 2019年10月~現在
- 帝京平成大学附属日本語学校(専任教員)
- 2020年6月~2021年1月
- 帝京平成大学 留学生支援
- 2017年8月~2019月9月
- JCLI日本語学校(非常勤講師)
- 2016年10月~2018月4月
- 目黒区日本語指導員(年少者個別指導)
- 2016年6月~2017年4月
- JCLI日本語学校(常勤 日本語講師)
- 2015年6月~現在
- JCLI日本語学校(非常勤 日本人講師)
- 2015年9月~2016年3月
- 東京国際大学(非常勤 日本語教師)
- 2013年4月~2015年5月
- 東アジア語学学校(タイ 常勤 日本語教師)
- 2010年10月~2013年4月
- JCLI日本語学校(非常勤 日本人講師)
- 2010年10月~2012年1月
- インターナショナルスクール(非常勤 日本語・国語講師)
一言ご挨拶
留学生は日本社会において,様々な葛藤を背に生きています。「対人関係」,「学業」,「人生設計」,「健康」などです。私は,留学生がこれらの心理的課題に直面し,心の問題を発生させる前の予防的支援策を実践の中核として考えています。何が留学生の生きる妨げになっているのか,一方で,何が留学生の支えになっているのかについて,支援の観点から日々観察,調査,研究を行っています。
津崎千尋(つざき ちひろ)
研究テーマ
- 海外の中等教育機関における日本語教育の意義
- 関心のあるトピック: 海外の日本語教育,海外の中等教育での日本語教育,学習環境デザイン,協働学習,異文化間教育,21世紀型スキル,日本語教師の専門性
学位論文
- 津崎千尋(2018).『海外の中等教育における日本語教育の意義とは何か――周りに日本語を使う環境がないタイの高校の専攻クラスで日本語を教える教師の語りから』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).
発表
- 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,津崎千尋,舘岡洋子(2018年8月).「日本語教師の専門性を問い直す――『専門性の三位一体モデル』をもとに」(ポスター発表)ヴェネツィア2018年日本語教育国際研究大会(Venezia ICJLE 2018)(ヴェネツィア:カ・フォスカリ大学).
- 舘岡洋子,津崎千尋,古賀万紀子(2018年3月).「日本語教師は何をする人か――タイのフィールドでの経験を共有する」(ワークショップ)タイ国日本語教育研究会第30回年次セミナー分科会(国際交流基金バンコク日本文化センター).
- 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,栗田佳奈,平山智之,平田佑和,津崎千尋,舘岡洋子(2017年12月).「日本語教師の役割とあり方をめぐる言説の変遷――日本語教師の専門性を考える」(ポスター発表)第13回協働実践研究会(早稲田大学).
- 孫雪嬌,津崎千尋(2017年12月).「『学習者の自律性を促す』人としての日本語教師――日本語教師の専門性を考える(2)」(ポスター発表)第13回協働実践研究会(早稲田大学).
日本語教育関係の経歴
- 2014年9月~2015年3月
- 国際交流基金 日本語パートナーズ タイ中等教育機関派遣
- 2012年3月~2014年3月
- JICA青年海外協力隊 タイ中等教育機関派遣
- 2008年11月2010~10月
- EJ-PLUS語学院 専任講師
- 2007年~2008年
- 海外研修員受入事業 日本語研修TA
その他,日本語個人レッスン,日本語ボランティア等
一言ご挨拶
海外での日本語教育実践の中でうまれた問題意識を整理し,よりよい実践につなげていきたいと思い,日研に入学いたしました。毎日,自分の教育観・学習観・言語観をゆさぶられ,うまく自分の思いや考えを言語化できないもどかしさを感じながらも,とても充実した日々を送っています。