小畑美奈恵(おばた みなえ)

2017年4月入学

研究テーマ

日本語教師による実践コミュニティ構築をとおした教師研修の提案

関心のあるトピック
教師の協働,教員養成・研修,実践共同体,実践研究,日本語教師の専門性

学位論文

  • 小畑美奈恵(2017).『教師集団はどのようにして実践共同体となったか ― 実践研究「卒業制作プロジェクト」おける教師の協働をとおして』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

業績

研究助成

  • 小畑美奈恵(2022).『日本語教師による実践コミュニティ構築をとおした新たな教師教育モデルの提案』早稲田大学2022年度特定課題研究助成費(基礎助成)2022C-269
  • 小畑美奈恵(2021).『日本語教師同士の対話をとおした新たな教師教育モデルの提案』早稲田大学2021年度特定課題研究助成費(基礎助成)2021C-345
  • 小畑美奈恵(2021).『日本語教師の実践コミュニティはどのように構築されるか』早稲田大学2021年度特定課題研究助成費(新任の教員等)2021E-040

論文

  • 小畑美奈恵(2023).実践現場から越境する省察的実践家としての日本語教師の学習 ― 教師の自主勉強会での実践研究をとおして『日本語教育研究(韓国日語教育学会)』65,83-102.https://doi.org/10.21808/KJJE.65.05
  • 小畑美奈恵(2022).日本語教師研修における実践現場の課題解決に向かう教師の学習 ―「実践共同体」による学習のループ『早稲田日本語教育学』33,61-80.http://hdl.handle.net/2065/00093011
  • 小畑美奈恵(2020).日本語教師の学びや成長と日本語教育実践共同体構築との関わり『早稲田日本語教育学』26,68-88.http://hdl.handle.net/2065/00073435
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,木村かおり,伊藤茉莉奈(2019).日本語教師の専門性を捉え直す ― 日本語教師観と日本語教育観の関係から『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』11,53-63.http://academicjapanese.jp/dl/ajj/ajj11_55-63.pdf
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵(2018).日本語教師の役割とあり方をめぐる言説の変遷 ― 日本語教師の専門性を考えるための基礎資料として『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』10,63-71.http://academicjapanese.jp/dl/ajj/ajj10.63-71.pdf

ノート等

  • 古屋憲章,小畑美奈恵,櫛田ひかる,野宮公美,木村かおり(2023).あなたはどのような社会をめざして日本語教育を行うか ― 「三位一体ワークショップ社会バージョン」の開発[研究ノート]『早稲田日本語教育学』35,153-162. http://hdl.handle.net/2065/0002000822
  • 小畑美奈恵,三谷彩華,陳曦(2022).大学入学前教育としてのレポート作成授業の可能性 ― 留学生対象の日本語集中講座の実施報告から[ショート・ノート]『早稲田日本語教育実践研究』10,37-44.http://hdl.handle.net/2065/00084091

書評

  • 小畑美奈恵(2018).【書評】トムソン木下千尋編『外国語学習の実践コミュニティ ― 参加する学びを作るしかけ』『早稲田日本語教育学』25,77-81.http://hdl.handle.net/2065/00058471

著書

  • 古屋憲章,伊藤茉莉奈,木村かおり,小畑美奈恵,古賀万紀子(2021).「「日本語教師の専門性」の捉え方という問題 ― 私たちはどのような専門性観に立脚するか」舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性について考える』pp.3-19,ココ出版
  • 木村かおり,小畑美奈恵(2021).「教師の専門性に関する議論」舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性について考える』pp.21-35,ココ出版
  • 古賀万紀子,古屋憲章,孫雪嬌,小畑美奈恵,木村かおり,伊藤茉莉奈(2021).「日本語教師の役割をめぐる言説の変遷」舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性について考える』pp.41-54,ココ出版
  • 松本明香,津崎千尋,小畑美奈恵,木村かおり(2021).「専門家としての日本語教師と省察」舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性について考える』pp.111-139,ココ出版
  • 舘岡洋子,小畑美奈恵(2021)「「三位一体ワークショップ」の提案 ― 省察を促す学びの場づくり」舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性について考える』pp.141-154,ココ出版
  • 古屋憲章,古賀万紀子,小畑美奈恵,孫雪嬌(2021).「NKS研究会の軌跡と本書の出版に至る過程」舘岡洋子(編)『日本語教師の専門性について考える』pp.263-271,ココ出版

研究プロジェクト

  • 古賀万紀子,古屋憲章,小畑美奈恵(2017).「テレビは日本語教育をどのように描いてきたか ― NHKアーカイブスにみる日本語教育の社会的位置づけの変遷」NHK番組アーカイブス学術利用トライアル2017年度第3回.http://www.nhk.or.jp/archives/academic/results/

口頭発表

  • 古屋憲章,小畑美奈恵,櫛田ひかる,野宮公美(2023年12月).「社会形成の担い手としての日本語教師 ― いかに省察し「めざす社会」をイメージするか」言語文化教育研究学会第11回研究集会(山梨大学).https://alce.jp/meeting/11/prog.pdf
  • 古屋憲章,小畑美奈恵(2018年9月).「NHK番組アーカイブスを利用した日本語教育史研究の可能性 ― テレビは戦後の日本語教育をどのように表象してきたか」日本語教育史研究会2018年度研究発表会(東洋大学).http://koyangyi.client.jp/doc/20180901furuyaobata.pdf
  • 古賀万紀子,古屋憲章,小畑美奈恵(2018年8月).「テレビ番組に表象される日本語教育の社会的位置づけの変遷 ― NHK番組アーカイブスを利用した史的研究の試み」ヴェネツィア2018年日本語教育国際研究大会(イタリア・カ・フォスカリ大学).
  • 小畑美奈恵(2017年11月).「同僚教師により行われた実践研究の場を教師個人はどのように意味づけたか」日本語教育学会2017年秋季大会(朱鷺メッセ).
  • 小畑美奈恵(2017年9月).「教師の学びに繋がる協働での振り返りのあり方 ― 日本語教育機関における『多重成員性の学習サイクル』の構築」韓国日本語学会第36回国際学術発表大会(白石藝術大学校).
  • 小畑美奈恵(2017年5月).「教育機関内において教師集団はどのようにして実践共同体となったか ― 実践研究における教師の協働をとおして」日本語教育学会2017年春季大会(早稲田大学).

ポスター発表

  • 鈴木道代,高橋薫,高橋博美,上野祥,小田玲子,小畑美奈恵,北林茉莉代,柴田香奈子,原岡蓉子(2023年11月).「初年次教育科目作成過程におけるICTの活用」大学教育学会2023年度課題研究集会(北陸大学).
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,津崎千尋,舘岡洋子(2018年8月).「日本語教師の専門性を問い直す ― 『専門性の三位一体モデル』をもとに」ヴェネツィア2018年日本語教育国際研究大会(イタリア・カ・フォスカリ大学).
  • 古屋憲章,古賀万紀子,孫雪嬌,小畑美奈恵,栗田佳奈,平山智之,平田祐和,津崎千尋,舘岡洋子(2017年12月).「日本語教師の役割とあり方をめぐる言説の変遷 ― 日本語教師の専門性を考える」第13回協働実践研究会&科研報告会(早稲田大学).
  • 小畑美奈恵,栗田佳奈(2017年12月).「『教える』人としての日本語教師 ― 日本語教師の専門性を考える(1)」第13回協働実践研究会&科研報告会(早稲田大学).
  • ショマハメドヴァ・フェルーザ,小畑美奈恵(2017年3月).「実践者と児童の相互的な実践活動から見えてきたことばの学び」早稲田こども日本語研究会第7回年少者日本語教育研究フォーラム(早稲田大学).
  • 小畑美奈恵,堀見早,加藤真実子,髙木萌(2016年9月).「日本語教師養成・研修における省察のあり方を問い直す ― 大学院生は『日本語教育者養成プログラム』をどのように体験したか」2016年日本語教育国際研究大会(インドネシア:バリ).
  • 戸上理恵子,高野涼子,小畑美奈恵(2014年8月).「他者理解と自己発見を目指して ― 卒業制作から得られたものー」九州日本語教育連絡協議会設立25周年記念イベント(九州大学).
  • 小畑美奈恵,戸上理恵子,高野涼子(2012年6月).「『日本の論点』を使用した卒業制作発表の取り組みについて」2012年度第2回日本語教育学会研究集会(九州地区)(熊本学園大学).
  • 小畑美奈恵,戸上理恵子,佐野千亜紀,堀井忠大,高野涼子,立部文崇(2011年6月).「会話テストの実践を通して見えてきた変化と今後の展望 ― 意識をもって授業を変える」2011年度第1回日本語教育学会研究集会(九州地区)(立命館アジア太平洋大学).

対話型セッション

  • 近藤有美,小畑美奈恵,小山悟,戸上理恵子,川崎加奈子(2016年8月).「実践の協働的振り返りを問い直す ― 葛藤と痛みを通した内省的実践家への道」日本語教育学会2016年度実践研究フォーラム(東京外国語大学).

パネルディスカッション

  • 牛窪隆太,古賀和恵,近藤有美,小畑美奈恵(2014年12月).「日本語教師の同僚性」言語文化教育研究学会第1回研究集会in大分(明日香日本語学校).

メッセージライブ

  • 細川英雄,小畑美奈恵(2014年12月).「実践者として生きる ― 研究‐教育-生活のデザイン」言語文化教育研究学会第1回研究集会in大分(明日香日本語学校).http://alce.jp/meeting/p1.html

コラム

  • 小畑美奈恵,芹川佳子,佐々木さくら(2023).2022年度日本語科目登録相談室報告『早稲田日本語教育実践研究』11,91-96.http://hdl.handle.net/2065/00093646
  • 陳曦,小畑美奈恵,芹川佳子(2022).2021年度日本語科目登録相談室報告『早稲田日本語教育実践研究』10,67-73.http://hdl.handle.net/2065/00084100
  • 小畑美奈恵(2015).COLUMN9 三部作で広がる世界.細川英雄『増補改訂 研究計画書デザイン ― 大学院入試から修士論文完成まで』東京図書.

日本語教育関係の経歴

2023年4月〜
創価大学学士課程教育機構 総合学習支援センター 助教
2020年10月~2022年9月
早稲田大学日本語教育研究センター 助手
2017年4月〜2020年9月
早稲田大学日本語教育研究センター インストラクター(非常勤)
2004年11月〜2015年3月
国内日本語学校 常勤講師
2002年4月~2004年10月
国内日本語学校 非常勤講師

一言ご挨拶

2017年3月に修士課程を修了し,4月に博士後期課程に進学しました。修士論文では,実践研究における教師の相互交流のプロセスを分析し,教師の成長とは何か,ということを考えました。今後は,そこから教師研修・養成のシステムや中身についてさらに考え,日本語教師の専門性とは何か,について研究をとおして考えていきたいと思います。