大久保雅子 (オオクボ マサコ)
2013年9月博士号取得。2020年より東京大学日本語教育センター・助教
研究テーマ
博士論文
- 大久保雅子(2013).『日本語学習者における音韻習得に関する研究――中国語方言話者のナ行音・ラ行音聴取を事例として』早稲田大学大学院日本語教育研究科博士論文(未公刊).
修士論文
- 広東語母語話者における日本語ナ行音・ラ行音の聴取に関する考察
業績
研究プロジェクト
- 大久保雅子(2012~2013).『中国語方言話者における日本語音聴取混同の研究』JSPS科研費(奨励研究24907033).http://kaken.nii.ac.jp/d/p/24907033.ja.html
論文
- 大久保雅子(2015a).中国語方言がナ行音・ラ行音・ダ行音の聴取に与える影響――広東語話者と四川方言話者を比較して『日本語教育における日中対照研究・漢字教育研究』(pp. 331-348)駿河台出版社.
- 大久保雅子(2015b).初級日本語クラスにおけるシャドーイング実践『青山スタンダード論集』10,13-25.
- 戸田貴子,千仙永,大久保雅子(2014).インターネットを用いた音声教育実践――韓国人学習者による「発音BBS」の活動を分析して『日本語學研究(韓国日本語学会)』41,33-47.
- 大久保雅子,張婉明,趙靚(2014).オンデマンド授業における発音学習支援――メンターによる「発音チェック」機能を中心に『早稲田日本語教育学』16,39-60.
- 戸田貴子,大久保雅子(2014).新しい音声教育実践における学習者の学び――オンデマンド授業による発音学習『早稲田日本語教育学』16,1-18.
- 大久保雅子(2013a).中国語方言話者におけるナ行音・ラ行音の聴取――中国共通語,英語の/n/,/l/との関係『比較文化研究』107,1-12.
- 大久保雅子(2013b).中国人日本語学習者による日本語の音韻習得――ナ行音・ラ行音の聴取指導を通して」『东亚与日本学』(pp. 85-95)厦门大学出版社.
- 大久保雅子,神山由紀子,小西玲子,福井貴代美(2013).アクセント習得を促すシャドーイング実践――効果的な実践方法を目指して『早稲田日本語教育実践研究』1,37-47. http://hdl.handle.net/2065/38861
- 大久保雅子(2012).台湾人日本語学習者におけるナ行音・ラ行音・ダ行音の聴取混同『日本語/日本語教育研究』3,173-187.[概要]
- 戸田貴子,大久保雅子(2011).日本語学習者の自律学習を促すシャドーイングの実践と気づき――発音の滑らかさの向上を目指した練習方法に関する一考察『ヨーロッパ日本語教育』15,54-60.
- 大久保雅子(2010).日本語学習におけるナ行音・ラ行音の聴取混同――香港広東語母語話者を対象として『早稲田日本語教育』7,97-109.http://hdl.handle.net/2065/29803
著書
教材
- 大久保雅子(2012).e-learning教材『日本語音の聞き分け練習』(JSPS科研費・奨励研究24907033)http://kikitori.org/.
発表
- 戸田貴子,大久保雅子(2015年5月16~17日).「日本語非母語話者による発音学習支援――中国人日本語教育実習生を中心に」2015年度日本語教育と日本語学研究国際シンポジウム(上海理工大学).
- 戸田貴子,大久保雅子(2015年3月8日).「中国人日本語学習者による発音の問題点とインターネットを活用した『発音チェック』の効果」四川外国語大学日本学研究所国際シンポジウム「文化交渉の視野における日本学」(四川外国語大学).
- 戸田貴子,千仙永,古賀裕基,趙靚,小針奈津美,大久保雅子(2014年9月13日).「『発音BBS』を活用した日本語学習者の発音学習」早稲田大学日本語教育学会(早稲田大学).[発表スライド:PDF]
- 戸田貴子,大久保雅子,千仙永(2014年8月26日).「海外における新しい日本語音声教育実践の可能性」タイ国日本研究国際シンポジウム2014(チュラーロンコーン大学).
- 戸田貴子,千仙永,大久保雅子(2014年3月22日).「日本語学習者の音声習得を促す発音学習支援――継続的な自律学習に向けた支援方法」韓国日本語学会(白石芸術大学校).
- 戸田貴子,古賀裕基,大久保雅子,尹涍禎,千仙永,張婉明,趙靚(2013年3月).「オンデマンドの発音授業における新しい学習支援の試み――BBSによって促された学習者の気づき」早稲田大学日本語教育学会2013年秋季大会(資料集 pp.44-45).
- 大久保雅子(2013年3月).「音韻習得のための自律学習サイトの開発――ナ行音・ラ行音・ダ行音を事例として」『日本語教育方法研究会誌』20(1),26-27(日本語教育方法研究会:東京大学).
- 大久保雅子,神山由紀子,小西玲子,福井貴代美(2012年8月).「日本語アクセント習得のためのシャドーイング実践――日本語学習者におけるレベル差の観点から」2012年日本語教育国際研究大会(予稿集第1分冊 p. 385).
- 大久保雅子,神山由紀子,小西玲子,福井貴代美(2012年7月).「日本語音声習得のためのシャドーイング実践とその効果――アクセントの観点から」日本語教育学会実践研究フォーラム(予稿集 pp. 23-26).
- 大久保雅子(2012年7月).「中国人日本語学習者による日本語の音韻習得――ナ行音・ラ行音の聴取指導を通して」国際シンポジウム「東アジアと日本学」(要旨集 p.48).
- 大久保雅子(2011年10月).「中国語母語話者におけるナ行音・ラ行音の聴取混同――中国方言話者を比較して」“国際提携と日本学研究”東アジア日本言語文学文化国際シンポジウム(資料集 pp. 111-112).
- 大久保雅子(2011年8月).「中国で学ぶ日本語学習者の発音・聴取に対する意識」2011世界日本語教育研究大会(『異文化コミュニケーションのための日本語教育 2』pp. 40-41).
- 大久保雅子(2010年12月).「中国語母語話者の日本語音韻知覚に関する一考察――ナ行音・ラ行音・ダ行音聞き分け練習のケーススタディから」第21回第二言語習得研究会全国大会.(予稿集,pp. 56-57)
- 神山由紀子,小西玲子,大久保雅子(2010年9月).「初級日本語学習者に対するワークシートを用いた発音指導」早稲田大学日本語教育学会2010年秋季大会(資料集 pp.6-7).
- 戸田貴子,大久保雅子(2010年8月).「日本語学習者の自律学習を促すシャドーイングの実践と気づき――発音の滑らかさの向上を目指した練習方法に関する一考察」第15回AJE日本語教育シンポジウム.
- 大久保雅子(2010年7月).「日本語ナ行音・ラ行音の聴取に関する一考察――閩方言話者を対象として」2010世界日本語教育大会.
- 大久保雅子(2010年5月).「香港広東語母語話者の英語聴取――/n/と/l/を対象として」英語音声学会第10回研究大会.
- 大久保雅子(2009年).「広東語母語話者の日本語ナ行音・ラ行音聴取における混同傾向――日本語(/n/,/r/),英語(/n/,/l/),中国標準語(/n/,/l/)を比較して」第20回第二言語習得研究会全国大会.(予稿集,pp.98-103)
- 戸田貴子,大久保雅子(2009年a).「シャドーイングを使った音声教育――学習者と教師の意識を中心に」第11回日本語教育と音声研究会.
- 戸田貴子,大久保雅子(2009年b).「シャドーイング実践における学習者の「気づき」――中級・上級との比較から」早稲田大学日本語教育学会2009年秋季大会.(資料集,pp.16-17)
- 大久保雅子(2008年12月).「日本語学習者のナ行音・ラ行音の弁別――広東語母語話者の場合」日本音声学会研究例会(日本女子大学).http://ci.nii.ac.jp/naid/110008763276
- 大久保雅子(2008年11月).「広東語を母語とする日本語学習者の日本語音声に対する意識と問題点――ナ行音・ラ行音の混同から」日本語教育学会研究集会(高知大学).
- 大久保雅子(2008).広東語話者のナ行音とラ行音の聞き分けにおける音環境の影響『早稲田大学日本語教育学会第12回研究発表会資料集』(pp.8-9)早稲田大学日本語教育学会.
- 大久保雅子(2008).日本語教師の発音指導に対する意識と問題点――アンケート調査結果より『日本語教育方法研究会誌』15(2),28-29.http://ci.nii.ac.jp/naid/110009497220(日本語教育方法研究会:愛媛大学)
- 大久保雅子(2008年7月).「母語の/n/と/l/の弁別がナ行・ラ行に与える影響――広東語話者・英語話者を比較して」日本語教育と音声研究会(早稲田大学).
- 戸田貴子・生方哲男・大久保雅子・尹涍禎(2007年7月7日).「日本語教材における音声項目に関する一考察」日本語教育と音声研究会(早稲田大学)
その他講演・講座等
- セミナー「音声表現力を高める音声教育」(2013年8月:学校法人長沼スクール・東京日本語学校)
- 講座「日本語学習者への発音指導」(2013年6月:NPO日本語教育研究所)
- 研修会「シャドーイングによる効果的な発音指導の方法」(2013年1月:地域で活動する日本語ボランティアのための研修会 in 新宿)
- 講座「シャドーイングによる効果的な発音指導の方法」(2013年1月:京都国際文化協会KICAセミナー)
- 講演「伝わる日本語発音――効果的な練習方法」(2012年12月:中国・中南民族大学)
- 公開講座「発音習得とシャドーイング」(2012年11月,12月:朝日カルチャーセンター)
- 講演「伝わる日本語発音――効果的な練習方法」(2012年9月:中国・福州大学)
- ワークショップ「発音のためのシャドーイング」(2012年9月:千葉県国際交流センター)