胡 偉(こ い)

2024年2月博士号取得(現・東北財経大学 国際商務外国語学院 准教授

研究テーマ

中国人学習者による日本語破裂音の習得[エッセイ「研究紹介」 >

学位論文

  • 胡偉(2024).『中国人学習者の日本語破裂音の自己調整学習 ― 知覚・生成能力と学習意識・行動を中心に』早稲田大学博士学位論文.
  • 胡偉(2009).『連体修飾構造における「という」の機能と介在性』同済大学大学院日本語言語文学研究科修士論文.[概要書:PDF

業績

論文

  • HU Wei, LI Kangna, & ZHU Jinying (2021). Construction and Enlightenment of Medical Interpreting Service System under the Background of Multicultural Symbiosis in Japan. Asia Pacific Interdisciplinary Translation Studies, 11, 236-247.(論文使用言語:中国語)
  • 胡偉(2020).中国人学習者の破裂音の習得状況に関する追跡調査――「パ/バ」の知覚を例に『日語学習与研究』206.61-70.(論文使用言語:中国語、CSSCI)
  • SHAN, Kai & HU, Wei (2019). Effect Analysis of Seminar-style Teaching Method in Translation Practice Class. Japanese Language Education and Japanese Studies, 14, 55-65.(論文使用言語:中国語)
  • TODA, Takako, HU, Wei & OKUBO, Masako (2019). Qualitative Research on Chinese Learners’ Use of JPC Pronunciation MOOC. Foreign Language Research in Northeast Asia, 26, 71-78.(論文使用言語:中国語)
  • 胡偉(2019).中国人学習者による日本語の破裂音の習得に関する考察――学習者の意識と学習リソースを中心に―『早稲田日本語教育学』26,87-104.
  • HU, Wei & SHAN, Kai (2019). Construction Model of MTI Translation Workshop by the Integration between Industry and Education in the Context of “Internet +”. Language Education, 25, 35-39.(論文使用言語:中国語)
  • HU, Wei (2019). The Construction of Japanese Learning MOOC in China: On the Characteristics and Enlightenment of Online Japanese Curriculum in Waseda University. Journal of Xiamen City Vocational College, 82, 38-44.(論文使用言語:中国語)
  • 胡偉(2016).中国人学習者による日本語の両唇破裂音の知覚について――「パ」・「バ」の習得を中心に『早稲田日本語教育学』20,49-67.http://hdl.handle.net/2065/48833
  • 唐向紅,段雪嬌,胡偉(2015).学際的人材育成のための課程体系改善『東北財経大学学報』05,52-56.
  • 胡偉(2015).日本語精読授業におけるゼミ式教授法の実践研究――文と文章の解析を中心に『日語学習与研究』177,90-98.
  • 唐向紅,胡偉(2012).日本の産学官連携についての分析と示唆『東北財経大学学報』81,29-34.

受賞

  • 中国日本語教育研究会2017年度学術会議優秀論文賞,2017年11月
  • 『総合日語4』マルチメディアソフト,胡偉・李琳・寧小慧,2014年9月,「2014年遼寧省教育ソフトウェアコンクール」二等賞,遼寧省教育庁
  • 『総合日語3』コースウェア,胡偉,2012年7月,「第1回全国大学日本語教材コースウェアコンクール」優秀賞,中国日本語教育委員会

著書

  • 李锋伝,胡偉(2012).『ビジネス日本語翻訳技能』大連理工大学出版社.

研究発表

  • 胡偉(2021年11月).「中国語母語話者による日本語の音声の自己調整学習―有声・無声破裂音の習得における知識構成に関する質的テキスト分析―」.2021年度日本語教育と日本学研究国際シンポジウム(中国・上海 オンライン)
  • 戸田貴子、大久保雅子、胡偉(2021年8月).「日本語音声教育におけるブレンディッド・ラーニングの実践―グローバルMOOCsを導入したコースを一例として―」カナダ日本語教育振興会CAJLE2021年次大会(カナダ オンライン)
  • 戸田貴子、胡偉(2021年3月).「ポストコロナ時代のオンライン日本語教育―中国のブレンディッド・コースを例に―」早稲田大学日本語教育学会2021年春季大会(日本・東京:早稲田大学).
  • 胡偉(2019年8月).「日本語の破裂音に対する中国人学習者の知覚能力に関するパネル調査」第11回中日対照言語学シンポジウム(中国・西安:西安外国語大学).
  • 胡偉(2019年7月).「中国におけるICTを利用した授業の進め方の現状」プロフェッション教育研究会第2回大会(日本・東京:東北大学東京分室).
  • 胡偉(2018年12月).「日本語学習における清濁の混同及びその影響に関する意識調査」第12回国際日本語教育・日本研究シンポジウム(中国・香港:香港理工大学).
  • 戸田貴子,胡偉,大久保雅子(2018年11月).「グローバルMOOCsにおける日本語発音オンライン講座の運用調査――中国人教師を対象として」アジア・アフリカ研究の視野における日本学国際シンポジウム(中国・上海:上海外国語大学).
  • 戸田貴子,大久保雅子,胡偉(2018年5月).「グローバルMOOCsにおける日本語発音オンライン講座の運用調査――中国で学ぶ学習者を対象として」2018年日本語教育と学国際シンポジウム(中国・上海:同済大学).
  • 胡偉(2017年11月).「中国人学習者の日本語破裂音習得に関する縦断的研究及び意識調査――パ・バの知覚を中心に」中国日本語教育研究会2017年学術学会(中国・長春:吉林大学).
  • 胡偉(2017年3月).「中国人日本語専攻学習者の日本語破裂音習得に関する縦断的研究――パ・バの知覚を中心に」早稲田大学日本語教育学会2017年春季大会(日本・東京:早稲田大学).

エッセイ

メッセージ

研究の楽しみ

2010年修士号を取って直ちに中国・東北財経大学で日本語教師を務めたのですが,今年9月で10年目になりました。仕事を辞めることなく博士後期課程に通うことを日研と勤務先に認めていただいたおかげで,勉強と仕事の両立ができたのです。もちろん,それは決して楽なことではありません。しかし,教育現場で積んだ経験を研究に生かすことと,勉強によって身についた教育理念や教授法を授業で実践することができて,とてもありがたいです。

研究の楽しみは論文を発表することだと思います。実はわたしは文章を書くのが苦手で,人の倍時間がかかります。2016年4月に大学院に入って以来,自分の博論のテーマである破裂音の習得や,戸田先生の研究プロジェクトの一部であるMOOCの利用や,自律学習を促す翻訳授業の進め方など,関心も持っているテーマに関してこつこつ論文を書いています。今年までの3年間,共著の論文を含めて6本仕上げて投稿したのですが,1本も発表できませんでした。今年,やっとの思いで5本が掲載済か掲載予定になりました。そのうち,日研紀要は査読が極めて厳しい一方,評価コメントが丁寧なので大変勉強になります。1回投稿して「不採用」となった原稿を修正して再投稿したら,一歩前へ進んで「次号条件付き採用」となって,また修正したうえで再投稿してやっと「修正採用」となって,今度は掲載というゴールを眺めながら修正を続けたのです。投稿から掲載までの1年間半,修正を重ねていました。投稿と修正は大変だけあって,活字になった論文を手に入れた時の嬉しさはひとしおです。いろいろ意見をくださった先生方とゼミ生の皆様に感謝です。ときどき思うのですが,作文が苦手なわたしでも,論文を書き続けるとそれが習慣になって趣味になるかもしれません。「好きこそ物の上手なれ」というように,趣味になったら上手になるかもしれません。その日が訪れるのを楽しみにしています。