早稲田大学日本語教育学会

2013年7月講演会

「中国の「課程標準」は何を目指すか」
唐 磊氏(中国・課程教材研究所教授/早稲田大学日本語教育研究科外国人研究員)

どなたでもご参加いただけます。直接会場へお越しください。講演会の後,22号館8階会議室にて懇親会があります。(一般・会員:500円,専任教員:1000円)

講演概要

日本で言う「学習指導要領」は,中国では「教学大綱」や「課程標準」に相当するものである。中国では,「基礎教育課程改革綱要(試行)」に基づいて,義務教育の各教科「課程標準(実験稿)」(2001年7月)と高級中学の各教科「課程標準(実験)」(2003年4月)が刊行された。これは中国の基礎教育において,新中国建国以来最も大きな改革で,深い意味を持っている。日本語も教育課程に位置づけられている科目の一つで,その改革は何を目指すか,「課程標準」の構成や内容などについてお話し,議論の的になれば幸いである。