蒲谷宏の研究内容

早稲田大学大学院日本語教育研究科において,「〈言語=行為〉観」に基づく日本語研究,日本語教育研究の構築を目標に掲げ,研究・教育に従事しています。

「〈言語=行為〉観」というのは,

「言語」とは,音声・文字を「媒材」とした,「主体」の「表現行為」・「理解行為」(「コミュニケーション行為」)そのものである

とする言語観のことです。「〈言語=行為〉観」は,時枝誠記博士の提唱された「言語過程説」の本質をなす言語観ですが,その言語観を継承,発展させることを目指しています。

言語は行為である,と捉えることにより,言語の研究と言語教育/学習の研究とが必然的な関連性を持つと考えています。現在の中心となる課題は,日本語の「待遇コミュニケーション」に関する研究,教育研究,教育実践です。

経歴