蒲谷宏の研究内容
早稲田大学大学院日本語教育研究科において,「〈言語=行為〉観」に基づく日本語研究,日本語教育研究の構築を目標に掲げ,研究・教育に従事しています。
「〈言語=行為〉観」というのは,
「言語」とは,音声・文字を「媒材」とした,「主体」の「表現行為」・「理解行為」(「コミュニケーション行為」)そのものである
とする言語観のことです。「〈言語=行為〉観」は,時枝誠記博士の提唱された「言語過程説」の本質をなす言語観ですが,その言語観を継承,発展させることを目指しています。
言語は行為である,と捉えることにより,言語の研究と言語教育/学習の研究とが必然的な関連性を持つと考えています。現在の中心となる課題は,日本語の「待遇コミュニケーション」に関する研究,教育研究,教育実践です。
- 主な著書
- 経歴
- 詳しい業績等は,早稲田大学研究者データベース・研究開発支援総合ディレクトリ(ReaD)でご覧ください。
経歴
- 1979年,早稲田大学第一文学部卒業。1986年,早稲田大学大学院文学研究科博士課程終了。
- 1982年~,早稲田大学語学教育研究所助手・専任講師,早稲田大学日本語研究教育センター助教授・教授を経て,2001年~,早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。