日本語教育実践研究 (5)――講義概要・期末レポート
講義概要
「状況」のなかで言語とコミュニケーションを考える日本語教育実践
日本語教育研究センターのテーマ科目として開講される『「わたしのにほんご」プロジェクト1-2』(水曜2限)において,授業実践を行う。
『「わたしのにほんご」プロジェクト1-2』は,教室を「教室の外のコミュニケーションをメタ的にとらえ直す場」と位置づけている。学習者が「日本語で話したい/書きたいこと」「日本語で話したかった/書きたかったが,うまくいかなかった経験」などを持ち寄ることにより,自分らしいコミュニケーションを日本語で実現できるように,「文型」や「表現(機能)」から出発するのではなく,「状況」のなかで言語とコミュニケーションをとらえる教育実践を目指す。
実践研究(5)では,どうすればそのような日本語授業が実現できるか,そこで教師に求められる役割は何かといった点について,具体的な事例を踏まえながら考察を深める。その際,とくに「学習者の発言や質問の背景を考える」「学習者の発言や質問に,どう反応すればよいか」に焦点をあてる。
期末レポートより
「日本語教育実践研究」の受講生のうち,「期末レポートをウェブサイトで公開してもよい」と言ってくださった方のレポートです。
なお,公開にあたり,授業担当者である小林以外については,個人が特定できないよう仮名や匿名にしてあります。また,レポート執筆者の判断で,内容にも加除修正が加えられていることがあります。よって,下記は提出された期末レポートとまったく同一のものではありません。
教室での対面授業
〜2019年度,2022年度秋学期〜
- 「なぜそのゲームを取り入れたのか」という視点[PDF]
- 「学習者を信じる」と「学習者に丸投げする」はどう違うのか[PDF]
- 実践(5)はかなり疲れる授業ではありますが、めっちゃくちゃ面白いです![PDF]
- 「誰か答えを、万全な案を教えてくれないか!」[PDF]
- 学習者が一定の枠の中で自由に泳げる学習環境作り[PDF]
- 教師が提示した状況は触媒にすぎない[PDF]
- 「おもしろい授業」の柱には必ず「学び」がある[PDF]
- ずっとピラニアを解剖して刺身を食べてきた[PDF]
- タイミングによって異なるファシリテーターの役割[PDF]
- 一人で授業ができるようになること[PDF]
- 教案を見ずに学生の頭になって教師の発話を聞く[PDF]
- 語りたいことを相手に伝えようとするときに彼らのことばが動き出す[PDF]
- 振り返ることの大事さ[PDF]
- 母語話者である私でもわからない[PDF]
- 「+1」に活かすには日本語の観察力が重要[PDF]
- 「なんでこのミーティングありますか?」という質問[PDF]
- クラスを教師がコントロールしようとしていた[PDF]