全学部オープン科目
言語学習ストラテジー概論:効果的な言語習得のために(前期)
全学部オープン科目については,オープン教育センターのサイトからご覧ください。
※この講座は今年度開講していません。
目的
外国語や第二言語に堪能な学習者は,そうした言語をどのように習得したのであろうか。一方,外国語学習が苦手な学習者は,どうすれば効果的に学習できるようになるのであろうか。このコースは,日本語及び外国語教育,また外国語学習や第二言語習得に関心のある日本人学生,及び日本語をさらに向上させたい外国人留学生を対象に,学習者による自らの学習への働きかけを意味する学習ストラテジーをキーワードにしながら,効果的な言語習得とは何かについて考察していく。
コースデザイン
このコースは,以下に挙げるようないくつかの特徴をもった講義科目としてデザインされている。
- 講義の中で,ビジターセッションやゲストスピーカーセッションなどを導入し,ゲストやビジターと受講生間で活発なインターアクションができる
- 海外協定校の日本語科在籍の学生も参加した合同セミナーを実験的に導入している
- シラバス,ハンドアウトなどを,担当教員のホームページに掲載し,講義内容にアクセスしやすくしている。
スケジュール
別ページをご覧ください。
アセスメント
- タスクシート(30%) :3週間に一度の割合で提出するレポート
- ミニ・プロジェクトワーク(30%):日本語学習者2人に直接インタビューし,学習者の学習ストラテジー,スタイル,リソース,ビリーフス(確信)などについて,比較しながら分析する
- レポート(20%): 『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』を読んで,力士が応用している 学習ストラテジーを分析する(4000字以内)
- 出席(20%)
参考文献
- 宮崎里司 2006『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』(新装版 明治書院)(指定教科書)
- 宮崎里司,J.V.ネウストプニー(共編著)1999『日本語教育と日本語学習:学習ストラテジー論にむけて』東京:くろしお出版
- ネウストプニー, J.V. 1995『新しい日本語教育のために』東京:大修館書店
クラスで使う主な教材
- Aiken, G. and Pearce, M. 1994, Learning Outside the Classroom: A Student Discussion about Learning Strategies, National Centre for English Teaching and Research.Macquarie University, Sydney, Australia
- Aiken, G. and Pearce, M. (Audio production) 1993, Learning Outside the Classroom: A Student Learning Strategies. Sydney: Black Inc Recorders.
- The Association of Independent Schools 1998 A Conversation with High-Ability Students of Languages. The Association of Independent Schools.
- Wenden, A. and J. Rubin. 1987 Learner Strategies in Language Learning. New York: Prentice Hall.
- Willing, K. 1991 Teaching How to Learn: Learning Strategies in ESL, A Teachers Guide. National Centre for English Language Teaching and Research, Macquarie University, Sydney, Australia
- Willing, K. 1991 Teaching How to Learn: Learning Strategies in ESL, Activity Worksheets. National Centre for English Language Teaching and Research, Macquarie University, Sydney, Australia.
成果物
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