2002年度 宮崎研究室夏合宿報告

日程2002年9月10日~12日
場所群馬県吾妻郡吾妻町大字原町594-3,コニファー岩櫃
参加者院生14人(1期生5名,2期生4名,3期生5名),宮崎里司

9月10日

午前
大澤屋 各集合場所より出発。先生,春口さん,原田さん運転の車に乗り込み,一路群馬方面へ。
宮崎号,合宿前から,早々と水沢うどんのご賞味アクティビティ達成(大澤屋)
15:30
ログハウス全景1目的地"コニファー岩櫃"に到着。 (とっても,おしゃれで清潔なロッジ。緑に囲まれて気分爽快)
15:30~16:45
ログハウス全景2 休憩,買出し,セミナー準備
16:45~18:00
車座セミナー2 車座セミナー(司会&発表:宮崎里司)

車座セミナー

場所
先生と春口さん宿泊のロッジ やしろ(各自で座布団を持ち寄り,床上に車座になってのセミナー。終始和やかな雰囲気の中で行われました。)ハンドアウト参照
内容
  1. 二日間の予定と修論研究の発表について
  2. 宮崎研の研究の特徴について
    宮崎研の主な特徴は「座学」のみに頼る研究ではなく,実証研究を最も重視していることである。これら実証研究によって言語管理プロセスで起きる問題を解明し,さらに実際の教育の中で成熟させることができるような研究成果を目指す。また,接触場面で起きたインターアクションの問題を分析する能力の養成も目標の一つである
  3. 学会発表や学会誌投稿の情報など
  4. 修了予定者の就職展開と今後の教育・研究面での連携
    アジア・ユース・フェローシップ AYFプログラム及びASIA SEEDの紹介
    1期生 飯塚尚子さんからの説明
  5. 院生の研究テーマについて,それぞれが簡単に発表を行う。その際に自分の修論トピックに関係ある項目を選ぶ作業を行い,研究項目の特徴を再確認する。宮崎研究室では,"言語管理""意味交渉""学習ストラテジー""学習リソース""自然習得(自律学習)といった研究が中心であることを再確認
18:00~19:30
夕食風景3 夕食(コニファー岩櫃の食堂にて。お刺身,土瓶蒸しなど盛りだくさんの,豪華で美味しいお食事でした。)
夕食風景1夕食風景2
19:30~20:30
お風呂(露天風呂付きの温泉で,身も心も癒されました。)
20:30~
宮崎のロッジで,雑談(?)と誕生パーティー
(12日誕生日の春口さん,鄭小芳さん,19日誕生日の私こと劉イレイのお祝い。ケーキとワインで乾杯しました。ありがとうございます!) ログハウスでのパーティ まずは腹ごしらえ

9月11日

6:00~7:00
さっそうとゼミ発表にむかう先生朝風呂(健康的な先生と何名かの院生は,朝の散歩と朝風呂を満喫)
7:30~9:00
朝食(昨日,先生のログハウスで騒ぎすぎてしまった院生の皆さんにとっては,お粥,大根おろし,納豆などが,なんともおなかに優しく,癒される思いだったでしょう)
9:45~11:30
一期生による修論計画発表(温泉の隣にある囲炉裏付集会場での発表)
13:30~18:00
二期生及び三期生による修論計画発表

発表について

単なる一方的なプレゼンテーションではなく,グループコンサルテーションを通して,他の院生からアドバイスがもらえるような形で発表を行いました。普段なかなか同期以外の院生と自分の研究計画書に関して意見を交わすことが出来ないため,研究の方向性や可能性,また方法論について考える貴重な機会となりました。やや寝不足気味の宮崎も,最後の発表まで,きちんとコメントしてました。

発表の準備は座布団から 囲炉裏端セミナー1 囲炉裏端セミナー4 囲炉裏端セミナー5 囲炉裏端セミナー2 囲炉裏端セミナー3

18:00~19:30
夕食メニュー夕食(昨日もそうでしたが,味にうるさい人でも満足すること請け合いの美味しい献立でした。聞けば,杉並区指定の保養施設とのこと。杉並区民の先生曰く,「区民税を有効活用するために,もっと利用したい」とのことでした)
19:30~21:00
自由活動(温泉卓球,バドミントンなど),お風呂(温泉)
21:30~深夜
打ち上げパーティー(これまた宮崎のロッジで,夜が更けるまで語り合いました。かなり盛り上がって・・・みんないつ就寝したのでしょう。)

9月12日

6:00~ 7:00
朝風呂(またまた,健康志向組は三文の徳でした)
7:30~ 9:00
朝食
9:00~10:00
自由活動
10:00~10:20
フロント前での記念撮影2チェックアウト
10:50~12:45
伊香保グリーン牧場1 伊香保グリーン牧場見学
伊香保グリーン牧場2 伊香保グリーン牧場3
12:45~13:30
昼ご飯は名物水沢うどんを食べる
13:30~
ビール工場が定休日のため,それぞれ帰路につく。(お疲れ様でした。)

以上,宮崎研究室の2002年夏合宿は無事終了しました。この2泊3日で,研究はもちろん,院生同士がこれまで以上に親交を深められ,有意義な時間を過ごすことができました。特に,普段は見られない院生の行動を垣間見ることができ,とても印象深いものとなりました。また,今回宿泊した"コニファー岩櫃"は,全ての設備が整っており,快適に過ごせました。自然の中で温泉に浸かり,都会の喧騒を忘れ,研究で疲れた頭をリフレッシュできたように思います。これで来期も頑張れることでしょう。(?)

追記

今回,合宿の幹事役を引き受けてくださった小山さん,お疲れ様でした。いろいろアレンジしてくださって,本当にありがとうございました。また,車を出してくださった先生,原田さん,春口さん,長時間の運転ありがとうございました。安全運転で,快適なドライブとなりました。みなさんに心から感謝いたします。今回は,都合で出席できなかった院生も若干いて残念でしたが,来年以降も,できればこの場所で行いたいと思いますので,ぜひご参加ください。また,2日間岩櫃まで通ってくださった遠藤先輩,ご苦労様でした。次回はぜひお泊まりください。なお,来年の合宿は,1番の先輩となる3期生が,先生のお手を煩わせず,率先励行することを誓います。

文責:劉イレイ,麻生貴美

2002年度 宮崎研究室夏合宿ハンドアウト

車座セミナー
2002年9月10日(16:00-18:00)
司会・発表:宮崎里司

  1. 2日間の予定と修論研究の発表について
  2. 宮崎研の研究の特徴
    1. どのように特徴づけられるか
      • 実際の教育の中で成熟させることができるような研究成果を目指す?
      • 言語管理プロセスで起きる問題を解明する?
    2. 「座学」のみに頼ってきた研究への反省(自省も含む)
    3. 接触場面で起きたインターアクション問題を分析する能力の養成
  3. 研究:学会発表や学会誌投稿の情報など
    1. 春口淳一・尹智鉉 社文研プロジェクト(発表済み)社文研について:春口淳一
    2. 尹智鉉    社会言語科学会研究大会 9月21日 東北大学 
    3. 宮崎七湖   第二言語習得研究会 12月15日 広島大学
    4. 春口淳一   日本語教育研究集会 未定 福井   
    5. 原田明子   AILA2002(the International Association of Applied Linguistics)12月16-21日 シンガポール
    6. 学会発表 2003年度日本語教育学会春季大会?
    7. 投稿 日本語教育学会『日本語教育』?,早稲田大学『日本語教育研究』?,香港日本語教育研究会『日本学刊』?
    8. 宮崎研修了予定者の就職展開と今後の教育・研究面での連携
      • 話題提供:飯塚尚子 アジア科学教育経済発展機構 アジア・ユース・フェローシップAYF プログラム 予備教育センター日本語教育プログラム コーディネーター 赴任予定2003-2008?
  4. まとめ

追記 Special thanks to 幹事:小山さん,運転付き自家用車提供:原田さん+春口さん+宮崎

宮崎研究室の研究項目の特徴(1,2,3期生)

タスク1 以下に示す研究項目を参考に,各自の修論トピックに間係ある項目を複数選びなさい

研究分野

  1. 言語管理(ミクロ・マクロレベルの調整行動)
  2. 自然習得(自律学習)
  3. 意味交渉・コミュニケーション・ストラテジー
    フォリナートーク,ティーチャートーク,中間言語
  4. 語用論・スピーチアクト
  5. 学習ストラテジー
  6. 学習リソース
  7. 学習スタイル
  8. マルチメディア
  9. 遠隔教育(ビデオ会議システム)
  10. 地域の日本語学習者支援(年少者を除く)
  11. アカデミック・ジャパニーズ
  12. 脳の言語処理過程
  13. 年少者の日本語習得
  14. バイリンガル・イマージョンプログラム
  15. 言語政策(TJSL・TJFL)
  16. その他(具体的に)

宮崎研究室の方法論の特徴(1,2,3期生)

タスク2 以下に示すデータ収集方法を参考に,修論で採用すると思われる方法を複数選びなさい。またそれぞれの収集を,一次データとして採用するのか,二次データかも考えなさい。

データ収集方法

  1. VTR(録画)
  2. ATR(録音)
  3. フォローアップ・インタビュー
  4. インターアクション・インタビュー
  5. アンケート調査
  6. インタビュー調査
  7. 参与観察
  8. ERP(脳波)
  9. アイカメラ
  10. 回想法
  11. 実験タスク
  12. 発話思考法
  13. 学習ダイアリー
  14. 再生刺激法
  15. 文献調査
  16. コンピューター解析
  17. その他(具体的に:例 遠隔教育)