木村かおり(きむら かおり)

2019年9月博士号取得

研究テーマ

  • 日本語教師の学び合いの場を協働構築する意義――マレーシア人教師と日本人教師による社会的実践活動の分析から
  • 関心のあるトピック: 教師の成長,協働学習,外国人教師の役割,実践研究,クリティカル・アクション・リサーチ,異教育領域の協働,言語教育政策,留学生教育,エリア(マレーシア)日本語教育研究

学位論文

  • 木村かおり(2019).『日本語教師の学び合いの場を協働構築する意義――マレーシア人教師と日本人教師による社会的実践活動の分析から』早稲田大学大学院博士学位論文.
  • 木村かおり(2010).『マレーシア高専予備教育プログラムの教育的意義を捉え直す――看過されていた教育を多言語社会の学生の学びのプロセスに探る』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要書

業績

最新の詳細は,https://umexpert.um.edu.my/k-kimura.htmlから。

書籍等出版物

  • 木村かおり(2021).『マレー語話者に教える――日本語教師読本34』WEBJAPANESE.

論文

  • 木村かおり(2021).共同体間の境界を越える教師協働の場の構築――マレーシアの日本語教師の学び合いから.池田玲子(編)『アジアに広がる日本語教育ピア・ラーニング――協働実践研究のための持続的発展的拠点の構築』(pp. 133-154)ひつじ書房.
  • 木村かおり,ウーワイシェン(2019).マレーシア――留学生送り出し大国から受け入れ国への転換をめざす.宮崎里司,春口淳一(編)『持続可能な大学の留学生政策――アジア各地と連携した日本語教育に向けて』(pp. 157-169)明石書店.
  • 木村かおり(2016).マレーシアの高等教育課程における日本語教育の現地化に向けて――日本人日本語教師にどのような役割が担えるのか『言語文化教育研究』14,104-127.http://doi.org/10.14960/gbkkg.14.104
  • 木村かおり,スザナ・イスマイル(2015).ASEANリテラシーにつながる学びを目指して『早稲田日本語教育学』18,33-38.
  • 木村かおり(2013).「日本語・日本研究」教育環境から考えるマレーシアの日本語教育のあり方――日本政府主導型支援から現地の日本語教育専門家主体型へ『留学生教育』18,73-80.
  • 木村かおり(2013).多文化社会における異文化間言語学習能力を考える――おにぎりプロジェクトを通して『日本語プロフィシェンシー研究』1,138-157.
  • 木村かおり(2011).高専予備教育センターにおいて看過されていた学生の「ことばの学び」を探る――M-GTAによる分析結果を中心に.Jurnal Bahasa Dan Budaya Jepun, 2, 77-92.
  • 木村かおり(2009).「書く」能力を評価する――評価プロセスの見える評価を目指して『WEB版日本語教育実践研究フォーラム報告』.http://www.nkg.or.jp/kenkyu/Forumhoukoku/kk-Forumhoukoku.htm
  • 木村かおり(2007).通訳授業の試み『マレーシア工科大学高専予備教育センター研究紀要』1,24-30.

発表

  • 木村かおり(2021年2月).「マレーシア協働実践研究会とその設立」第16回 協働実践研究会 世界に広がる協働実践:10年の歩みとこれから(オンライン実施).
  • 木村かおり(2021年2月).「オンライン授業/WEB会議と「協働学習」とに親和性はあるのか――マレーシアの場合」第16回 協働実践研究会 世界に広がる協働実践:10年の歩みとこれから(オンライン実施).
  • 木村かおり(2020年2月).「日本語教育学会中堅日本語教師研修(JCN研修)におけるアクション・リサーチ――教師研修の場が持つもう一つの意味」沖縄県日本語教育研究会(第17回)(沖縄:琉球大学).
  • 木村かおり(2019年12月).「教師の成長を自分たち教師で支える――マレーシアでのピア・カンファレンス(日本語教師仲間による授業検討会)の実践」韓國日語敎育學會・協働実践研究会(日本)共同開催2019年度冬季国際学術大会(第36回)(韓国・祥明大学).
  • 木村かおり(2019年8月).「『する』ことから『作り出す』協働への意識の転換――マレーシアにおける『教師の学び合いの場』を構築する実践から」第23回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム(セルビア:University of Belgrade).
  • 津崎千尋,竹内雪乃,松本明香,木村かおり,舘岡洋子(2019年3月).「教師の内省を促す要因とは何か――「専門性の三位一体モデル」に基づくワークショップより」早稲田大学日本語教育学会2019年春季大会(早稲田大学).
  • 木村かおり(2017年12月).「マレーシアの日本語教師たちが学び合うためには何が必要か――協働実践研究会クアラルンプール(KL)活動事例から」第13回協働実践研究会(早稲田大学).
  • 木村かおり,Woo Wai Sheng(2017年10月).「教師たちを省察的実践家へと導くにはどのような場が必要か――協働実践研究会KLの活動事例から」第14回マレーシア日本語教育国際研究発表会(マレーシア:AAJ,PASマラヤ大学).
  • 木村かおり(2017年8月).「『ビジネスコミュニケーションのためのケース学習』の試用報告――中級話者の大学生への実践」The 4th Kuala Lumpur Seminar on Collaborative Teaching & Learning and The 9th Workshop of the Society for Research on Collaboration in Language Learning KL(マレーシア:Hotel Capri).
  • 木村かおり,Woo Wai Sheng(2016年10月).「ローカル教師と日本人教師が実施するカンファレンスがもつ可能性――自己研修型教師をめざすARの報告から」第13回マレーシア日本語教育国際研究発表会(マレーシア:AAJ,PASマラヤ大学).
  • 木村かおり(2016年9月).「共同体の境界を越えるマレーシアの教師の協働学習」池田玲子,張瑜珊,木村かおり,アリアンティ・ヴィシアティ「アジアの協働学習の実践研究を支えるプラットホームの構築」(パネル)バリ2016日本語教育国際研究大会,(インドネシア:Nusa Dua Convention Center).
  • 木村かおり(2016年3月).「マレーシアでの実践に省察する――海外の現場において日本人日本語教師ができること」タイ国日本語教育研究会第28回年次セミナー分科会(バンコク:国際交流基金).
  • 木村かおり(2015年10月).「グローバル時代のASEANで活動する日本人日本語教師に求められる力量の一考察――仕事文化を理解するツールとしてのアクションリサーチの省察から」第12回マレーシア日本語教育国際研究発表会(マレーシア:AAJ,PASマラヤ大学).
  • 木村かおり(2015年8月).「日本語学習者のモチベーションを支える授業づくり――学生の成長を支えたもの」The 2nd Kuala Lumpur Seminar on Collaborative Teaching & Learning and The 5th Workshop of the Society for Research on Collaboration in Language Learning KL(マレーシア:言語学部,マラヤ大学).
  • 木村かおり(2015年8月).「グローバル時代の海外の日本語教師の専門性の一考察――日本人学生の海外での交流活動を新しい日本語学習としてRe-designする実践活動より」The 10th Oral Proficiency Interview International Symposium(函館:函館国際ホテル).
  • 木村かおり(2015年3月).「日本人海外短期研修受け入れ授業の課題――交流活動受け入れ要件の精察」日本語プロフィシェンシー研究会春合宿(滋賀).
  • Kimura, K. (2014, July). 「未知の日本人へはがきを書くことでも日本語学習意欲は刺激されるか」日本語教育国際研究大会(オーストラリア:シドニー).
  • 木村かおり(2014年3月).「日本語プロジェクト型学習『日本人へ葉書を送る――海外の日本語学習者の学習意欲を高める試みとして」日本語プロフィシェンシー研究会春合宿(京都).
  • Kimura, K. (2013, Oct). 「外国人日本語教師の日本語教育領域での新しい役割――マラヤ大学の『日本語教育・日本研究』教育環境の分析から」International Conference on Japanese Studies 2013(マレーシア:Hotel Armada).
  • 木村かおり(2013年10月).「マレーシアの高等教育課程における日本語教育現地化の意味――マラヤ大学の例を取り上げて」第10回マレーシア日本語教育研究発表会(マレーシア:AAJ,PASマラヤ大学).
  • Kimura, K. (July, 2013). 「外国人教員としてマレーシアの日本語教育・日本研究領域でどのような教育支援ができるか――政府による支援から日本語教育専門家による支援へ」Japanese Studies Association of Australia 2013 Conference, Australia National University, Australia.
  • 木村かおり(2012年10月).「マレーシアにおける教師の協働的学習の可能性を探る――日本語教師が繋がる場の構築を目指して」第9回マレーシア日本語教育研究発表会(マレーシア:AAJ,PASマラヤ大学).
  • 木村かおり(2012年6月).「日本語授業実践を通してマレーシアにおける異文化間言語学習を考える」第33回異文化間教育学会(別府:アジア太平洋大学).
  • Kimura, K. (2012, June). Outcomes of Japanese language class under the Look East policy: From the perspective of Intercultural Language Learning. International Seminar on 30 years Celeblation of Look East Policy. Marriott Hotel, Putrajaya, Malaysia.
  • 木村かおり(2012年6月).「日本語授業実践授業を通してマレーシアにおける異文化間言語学習を考える」第33回異文化間教育学会(大分:立命館アジア太平洋大学).
  • 木村かおり(2011年8月).「日本語学習者は日本人とのやり取りの中どのような調整行動を取っているか」第10回世界日本語教育研究大会(中国:天津外国語大学).
  • 木村かおり(2010年10月).「M-GTAにおける分析結果を中心に看過されていた学生の『ことばの学び』を探る――高専予備教育センターの事例を元に」第7回国際交流基金クアラルンプール日本語教育研究発表会(マレーシア:AAJ,PASマラヤ大学).
  • 木村かおり(2010年9月).「予備教育課程における『学びの場』を人間形成教育の視点で捉える」早稲田大学日本語教育学会秋季大会(早稲田大学).
  • 木村かおり(2010年8月).「予備教育課程の学生たちの学びにあるもの――多言語社会マレーシアの事例を取り上げて」世界日本語教育大会(台湾国立政治大学).
  • 木村かおり(2009年8月).「『書く』能力をアカデミックジャパニーズの観点から評価する」2009年度日本語教育実践研究フォーラム発題型ラウンドテーブル[評価]口頭発表(早稲田大学東伏見キャンパス).
  • 木村かおり(2009年8月).「自己評価に活かすOPI的手法――センター教員,学生協働参加の第2回通訳授業実践報告から」第7回OPI国際シンポジウム口頭発表(ソウル:韓国教育課程評価院).
  • 木村かおり(2007年10月).「会話授業新形態の提案――通訳授業の実践」第4回国際交流基金クアラルンプール日本語教育研究発表会(マレーシア:IPBA).

報告

  • 木村かおり(2019).コラム知識探訪:多民族マレーシアの横顔を読む――産学連携で実施する「日本語人」研修の可能性『マレーシア研究』7,164.
  • 木村かおり(2017).マレーシアの産学連携で実施する「日本語人」研修の可能性.The Daily NNAマレーシア版(2017年11月28日),10,第06130号.
  • ウー・ワイシェン,木村かおり(2016).マラヤ大学におけるSENDプログラムの実施――学生,教師それぞれの協働的学び『早稲田日本語教育学』21,233-236.http://hdl.handle.net/2065/00051779
  • 木村かおり(2015).コラム知識探訪――多民族マレーシアの横顔を読む「日本人学生のASEAN短期留学と日本語学習環境の変化」『マレーシア研究』4,92-93.
  • 木村かおり(2014).「日本人学生のASEAN短期留学盛況」『The Daily NNA マレーシア版2014年4月29日(火)』13,第05260号.
  • 木村かおり(2011).『特派員報告@長春』http://gsjal.jp/tateoka/kimura01.html

日本語教育関係の経歴

2020年9月~現在
Senior Lecturer. Department of East Asian Studies, Faculty of Arts and Social Sciences University of Malaya
2019年10月~現在
早稲田大学日本語教育センターインストラクター
2017年10月~2019年9月
早稲田大学大学院日本語教育研究科 助手/助教
2011年9月~2017年9月
Visiting Lecturer. Department of Asian & European Languages, Faculty of Language and Linguistics, University of Malaya
2011年3月~7月
東北師範大学中国赴日本国留学生予備学校 基礎日本語派遣教員(東京外国語大学非常勤講師)
2006年~8年9月
マレーシア工科大学 高専予備教育センター=日本語科 専任講師
2005年11月~6年3月
スタンフォード日本センター(京都)=非常勤OPIテスター
2001年~3年
F. W. College 日本センター(京都)=非常勤講師
2000年12月~5年9月
ISCアカデミー(大阪)=非常勤講師・専任講師
そのほか
日本やマレーシアでプライベートレッスン,その他ボランティア日本語教室(大阪)で活動