修士課程 21期生(2011年4月入学)

奥山寛(おくやま ひろし)

研究テーマ

  • 日本語教師はキャリア発達を通じ,どのような葛藤を抱き,それに対処しているのか
  • 関心のあるトピック: ライフストーリー,教師の成長,葛藤
学位論文
  • 奥山寛(2012).『日本語学校の日本語教師が抱く葛藤とその対処――対話的構築主義アプローチに基づく語りの分析と授業観察から』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).

発表

  • 奥山寛(2012年9月).「ベテラン日本語教師はなぜ自分の授業を『つまらない』と語ったのか――実践知のナラティブとしての側面と暗黙知とのズレに注目して」(ポスター発表)早稲田大学日本語教育学会2012年秋季大会(早稲田大学).
  • 上原龍彦,大塚理樹,奥山寛,小針奈津美,沈紋紋(2012年9月).「自律的日本語学習を支援する大学院生スタッフの役割とは――『わせだ日本語サポート』におけるスタッフの認識の変化から」(ポスター発表)早稲田大学日本語教育学会2012年秋季大会(早稲田大学).
  • 千花子,奥山寛(2012年8月).「初級レベルの日本語学習者は『他者と読むこと』をどのように意味付けたのか――他者と一緒に絵本を読むワークショップに参加した留学生へのインタビューを通して」(口頭発表)日本語教育国際研究大会名古屋2012(名古屋大学).
  • 奥山寛,千花子(2012年3月).「初級レベルの日本語学習者は『他者と読むこと』が実現できたのか――他者と一緒に絵本を読むワークショップへの参加を通じて」(ポスター発表)早稲田大学日本語教育学会2012年春季大会(早稲田大学).

日本語教育関係の経歴

2011年10月~
早稲田EDU日本語学校 非常勤講師
2009年4月~2011年3月
亜細亜友之会日本語学校 専任講師
2006年4月~2009年3月
亜細亜友之会日本語学校 非常勤講師

一言ご挨拶

舘岡研は日研入学前からずっと私が希望していた研究室でした。先生の研究に対する姿勢やお人柄,研究室のあたたかい雰囲気,個性豊かなゼミの仲間達など,その魅力は尽きません。

2013年3月に修士課程を修了し,また新たな生活が始まりました。まだまだ未熟な私ですが,日研や舘岡研で学んだことを忘れず,これから先も,日本語教師として日々成長し続けていきたいです。

千花子(セン・ハナコ)

当研究室,博士後期課程に進学

ムン・ジュヨン

研究テーマ

  • 教室の外で活動する韓国人日本語学習者の発見
  • 関心のあるトピック: 活動,文化,シンボリック相互作用論,フィールドワーク,エスノグラフィー
学位論文
  • ムン・ジュヨン(2013).『社会的ネットワークの構築は日本語学習者にどのような影響を及ぼすか―実践を透明性(transparency)の観点から考える』早稲田大学日本語教育研究科修士論文(未公刊).

業績

論文
  • 文主榮(2017).協働的な対話による創造的な発見のプロセス――共同体活動への参与観察からの考察『日本語教育研究(韓国日語教育学会)』40,83–105.
  • 文主榮(2017).教室の外での協働と日本語学習の様相――共同体活動への参与観察からの考察『日本語教育研究(韓国日語教育学会)』38,55–74.
  • 文主榮(2015).日本語学習の無批判的解釈に対する再考――「接近性」という表現の学習事例から『日本語教育研究(韓国日語教育学会)』32,69–86.
発表
  • 文主榮,谷川佳誉,康仁榮,金應秀(2017年3月).「『移動する子ども』の他者との関わりと言語意識の諸形成――少年期の学校生活を中心に」(口頭発表)2017年韓国日本語学会第35回国際学術発表大会(忠南大学校).
  • 문주영(2017年3月).「협동적 대화에 의한 창조적 발견의 프로세스」(口頭発表)2017年韓国日本語学会第35回国際学術発表大会(忠南大学校).
  • 문주영(2016年4月).「교실 밖에서 협동하는 집단을 무엇이라고 부를 것인가」(口頭発表)韓國日語敎育學會 2016年度第29回國際學術大會(仁川大学校).
  • 문주영(2015年4月).「일본어 습득의 무비판적 해석에 대한 비판」(口頭発表)韓國日語敎育學會 2015年度第27回國際學術大會(東国大学校).

日本語教育関係の経歴

2015年3月~2017年2月
高麗大学校日語日文学科 助教

一言ご挨拶

最近はコミュニケーションの人類学について勉強しています。