実践研究
- OKさん
- 大学院の授業は理論研究と実践研究と演習に分かれているようだけど,実践研究ではいったいどんなことをやるのかな?
- L先輩
- 実践研究では,教案を作ったり,実際に学習者を指導したりします。理論だけでなく,実際にどのような指導をしたらよいのかなどを考えるとてもいいチャンスだと思います。しかし,実践研究の授業では教案や補助教材,授業レポートなどを作成する必要があるので,理論研究の授業より時間がかかると思います。
音声研の院生は,戸田先生の音声実践を取るのは普通です。留学生にとっては,ちょっと難しいかもしれませんが,事前にちゃんと準備すれば,大丈夫ですよ。音声指導の仕方を体系的に学ぶ絶好なチャンスだと私は思います。また,理論と実践を結びつけるため,戸田先生の理論研究も一緒に取るといいですよ。
- T先生
- 日本語教育研究科では,理論と実践のバランスのとれた人材の育成を行っています。理論的知識だけでは,日本語教育の現場に出たときに即戦力にならないし,かといって,実践ばかりで授業計画や教授法について何の裏付けもないのでは,毎日の授業を改善することもできません。実践研究では,授業実習が関わるため,模擬実習やレポートの負担が重くなりがちです。また,日本語教師経験者と未経験者が混在する実践研究のクラスでは実習生に様々な不安が付きまといがちですが,毎回の授業で自分なりに考え,よりよい実習のための工夫をするという姿勢で臨むといいでしょう。
また,面白そうな講義ばかりだからといって無計画に履修すると,学期末レポートが集中したときに後悔してしまうかもしれません。学期開始時に履修相談を受けますので,遠慮なく相談してください。また,実際に履修した先輩に相談してみるのもいいと思います。
実践研究については「実践研究 8」も参考にしてください。
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