2009年9月入学(18期生)
千仙永(チョン・ソニョン)
篠原亜紀
研究テーマ
日本語学習者が気持ちを伝えようと発話した際,気持ちが聞き手に伝わらないことや伝えようとした気持ちとは異なる印象を与えてしまうことがある。その理由の一つとして音声的特徴が考えられる。本研究では,日本語学習者の「気持ちを伝える音声」と,それが聞き手に与える印象を調査し,日本語教育における「気持ちを伝える音声」の扱いについて考える。
業績
学位論文
- 篠原亜紀(2011).『「日本語学習者の「気持ちを伝える音声」と聞き手による評価――「申し訳なさ」を中心に』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文.[概要書]
研究発表
- 篠原亜紀(2011年8月21日).「日本語学習者の『気持ちを伝える音声』と聞き手に与える印象――話し手と聞き手のズレに着目して」口頭発表.世界日本語教育研究大会(天津外国語大学).
- 篠原亜紀(2011年6月11日).「日本語学習者の感情音声と母語話者評価――『謝罪』に着目して」「学生ワークショップ」における口頭発表.日本第二言語習得学会年次大会(文教大学).
- 篠原亜紀(2011年4月23日).「日本語学習者の『丁寧さ』の音声と日本語母語話者評価」口頭発表.待遇コミュニケーション学会春季大会(早稲田大学).
- 篠原亜紀(2011年3月18日).「『気持ちを伝える音声』と日本語母語話者評価――謝罪に着目して」ポスター発表(予稿集,pp. 21-22).早稲田大学日本語教育学会春季大会(早稲田大学).
その他
- 篠原亜紀(2011).日研が与えてくれたもの『早稲田大学大学院日本語教育研究科「10年のあゆみ」――日研とわたし』.http://www.waseda.jp/fire/gsjal/essay.html#m21
- 篠原亜紀(2010).私と大学院.http://www.gsjal.jp/toda/shinohara.html
洪ヒジン
研究内容
学校で学んだものが教室の外では分からなかったり,話せなかったりする場合が多い。映像を利用してシャドーイングを行う・話し合うというプロセスが,教室も含め実際のコミュニケーションにどのような影響を与えるのかその原因や意識の変化を明らかにし,発音教育においての映像を利用したシャドーイングの活用可能性について考えていきたい。
業績
学位論文
- 洪ヒジン(2011).『シャドーイングと日本語学習者の心理面の変容――意識と動機づけを中心に』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要書]
研究発表
- 洪ヒジン(2011年9月).「シャドーイングを通しての日本語学習者の認知と感情――楽しいシャドーイングへ」口頭発表(資料集pp.16-19)早稲田大学日本語教育学会2011年秋季大会(早稲田大学).
張婉明(ちょう えんめい)
当研究室,博士後期課程に進学