公開講演会「すみだとワセダと国際化――老舗旅館とすもう部屋おかみの語らい」
2月7日(土)に,曳舟文化センターで,山形県銀山温泉,藤屋旅館女将の藤ジニー氏と,財団法人日本相撲協会,高砂部屋師匠夫人の長岡恵氏を招いて,すみだ・早稲田大学産学連携事業公開記念講演会「すみだとワセダと国際化――老舗旅館とすもう部屋おかみの語らい」(すみだ中小企業センター,NPO法人すみだ学習ガーデン共催)が開かれました。(ポスター [GIF:76KB])
講演会開催にあたり,山﨑昇墨田区長からの挨拶,ならびに早稲田との産学連携事業について,重要な事業として位置づけているというお話がありました。
講演では,まず,ジニーさんによって,「旅館での女将業や日本人へのおもてなしを通じて学んだこと」を中心に話していただきましたが,結婚前,山形県で英語教師の経験があるため,「日本の英語教育」,「国際結婚」,「子育て(バイリンガル教育)」などについて自由に語ってもらいました。
引き続き,司会役の私も加わり,もう一人のゲストである,高砂部屋のおかみさんの長岡恵さんを交え,3人による対談に移りました。長岡さんには,「相撲部屋でのおかみ修行の苦労話」などについて,すもうとおかみ業,また,横綱朝青龍関を抱える部屋のエピソードをはじめ,異国の地で活躍する外国人力士を,間近でご覧になった感想を織り交ぜながら,「すもうの街すみだ」を,どのように活性化すべきかについて話していただきました。
対談終了後,観客から寄せられたアンケートでも,お二人によって意義ある発信がなされていたという意見が多かったようです。