江森悦子

25期生(2013年4月入学)

研究テーマ

  • 対話による日本語教師の個人的な実践知の探究
  • キーワード: ナラティブ的探究,メンタリング,教師アイデンティティ,日本語学校

研究業績

論文
  • 江森悦子(2015).『実践知の探究を通して考察したメンタリングの意味――日本語学校における新人教師との対話的インタビューより』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要書全文
  • 江森悦子(2008).『盛り上がっている会話における聞き手の言語行動――日本語学習者同士の雑談会話より』放送大学大学院文化科学研究科修士論文(未刊行).
発表
  • 江森悦子(2015年6月).「日本語学校における新人日本語教師へのメンタリングの意味――ナラティブ的探究による教師アイデンティティの考察より」(ポスター発表)2015年度日本語教育学会春季大会(武蔵野大学).
  • 江森悦子,山本由美子,伝城里美(2014年9月).「私たちの『分かち合う場』はどのように変容したか――『にほんご わせだの森』における多様な参加者の語りから」(ポスター発表)早稲田大学日本語教育学会2014年秋季大会(早稲田大学).
  • 熊野由佳里,江森悦子(2012年8月).「美術・デザインを教材にした教室活動」(ポスター発表)日本語教育国際研究大会(名古屋大学).
  • 江森悦子,齊藤千鶴(2012年6月).「学習者の自律的な選択を促す教室活動――日本語学校における実践」(口頭発表)アカデミック・ジャパニーズ・グループ第27回研究会(早稲田大学).
  • 江森悦子,佐藤正則(2011年7月).「カリキュラム更新における教師間の協働――協働的に学び合う授業デザインの実践に向けて」(口頭発表)2011年度日本語教育学会実践研究フォーラム(横浜国立大学).
  • 江森悦子(2010年10月).「協働的な学びを目指したコースにおける教師の学び−大学院進学コースの実践から」(ポスター発表)2010年度日本語教育学会秋季大会(神戸大学).
報告等
  • 江森悦子(2016).分かち合う場をつくる『わせだの森――森で育まれた卒業生のいま』http://gsjal.jp/ikegami/morinow.html
  • 中川純子,江森悦子(2012).小論文授業におけるピア・レスポンスについて――自己推敲力の育成のために『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』4.http://www.academicjapanese.org/journal04.html
  • 江森悦子,佐藤正則(2011).協働の理念に基づいたカリキュラムの継続的な更新に向けて――学習者は大学院進学クラスのカリキュラムをどのように捉えているか『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』3,http://www.academicjapanese.org/journal03.html
  • 江森悦子,佐藤正則(2011).カリキュラム更新における教師間の協働――協働的に学び合う授業デザインの実践に向けて『WEB版 日本語教育実践研究フォーラム報告』.http://www.nkg.or.jp/kenkyu/Forumhoukoku/kk-Forumhoukoku.htm

自己紹介

日本語教師になっていくとはどういうことか。教師の成長とは何か。私は日本語教師になる前,全く違う仕事をしていたので,自分自身への問いとして,日本語教師の役割と意味に関心を持つようになりました。修論では,学生の成長を支える教師の役割について,新人教師へのメンタリングという枠組みで論じました。職場の日本語学校では教師は日本語を教えるだけではなく,学生一人一人の人生の岐路に立ち合い,彼らの成長を支えています。そして,教師もまたメンタリングという対話の場によって,互いの成長を支え合うことを実感しました。私はこのような自己と他者の成長を支え合う日本語教育を実践していきたいと考えています。