小島佳子
13期生:2007年春入学
現在(2009年度)
- 新宿区日本語教室ボランティア(継続)
- フェリス女学院大学 非常勤日本語講師
- 2009年3月修了
学位論文
- 小島佳子(2009).『地域の日本語教室はどうあるべきか――あるボランティアの教室活動観からの考察』早稲田大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).[概要 (DOWNLOAD: PDF)]
報告等
- 小島佳子(2016).「多文化共生」をめざすなら『わせだの森――森で育まれた卒業生のいま』http://gsjal.jp/ikegami/morinow.html
紹介
初めて教壇に立ったネパールでの日本語教師生活は,日本語を教えるつもりが,逆にネパールの人々に人生を教えられる毎日でした。それは,「してあげる-してもらう」の関係性ではなく,互いに教えあい学びあい,人間的な関係を構築していく人生の営みにも似ている気がします。私が目指す地域日本語教育とは,年齢や国籍,境遇などに関係なく,どんな人でも受け入れられる学びあいの場です。日本語支援者が一方的に教えるのではなく,学習者と呼ばれる人も支援者にもなりうる互いの学びあいの場が,日本での外国人も日本人も含めた参加者の生活を豊かにすると思えるのです。
そういう場を作るために,大学院の知見やリソースを利用し,行政や地域に働きかけられる実践研究を目指したいと思っています。
・・・が,具体策はこれからです。壮大な夢に向かい,小さなことからこつこつと取り組みたいと思っています。目下のところ,「教える-教えられる」概念を緩和するために,新宿区日本語教室での参加者との関係性づくりに励んでいます。
池上摩希子研究室を考えられている方へ
「地域」の捉え方は人さまざまです。いわゆるボランティア教室もあれば,子どもへの日本語指導もあれば,海外の地域日本語教育もあるでしょう。しかし,その中で共通するナニカが「地域」のキーワードの中にはある気がします。この共通するナニカに惹かれる方はぜひ,一緒にそのナニカとはなにか,探究しませんか。
池上摩希子研究室は,とても自由な研究室だと思います。誰かに研究レールを引かれるのではなく,自分でレールを引いていきたい方にはお勧めの研究室です。
一緒に ナニカ みつけましょう!!