桑原悠(くわばら のどか)

17期生:2009年春入学

研究紹介

私は,JSL中学生に対する日本語教育について,実践を通して考えています。中学生は,発達段階から考えても,自分自身のあり方にゆれる時期です。そうした繊細で複雑な気持ちを見つめながら,中学生に必要な日本語とは何か,日本語教室の意味とは何か,を考えていきたいと思います。

最後に,これまで実践を通して学んだことは,答えはどこかにあるものではないということです。自分の中で生まれた問いに自分でひとつずつ答えていくことではじめて,実践が動いていくのだと気づきました。この気づきを忘れずに,多くの先生や仲間たちと,出会えた中学生たちに感謝しながら,やるべきことを続けていきたいと思っています。

修了後の進路

2011年9月~
マカレスター大学日本語ラボインストラクター

共同発表

  • 金丸巧,桑原悠(2010年8月21日).進路選択のプロセスにおける“隠された”課題――質的調査の結果から.多文化共生教育ネットワークかながわ,かながわ国際交流財団(主催)『日本社会は外国につながる子どもたちをどのように育んでいけるのか』事業報告(神奈川:あーすぷらざ).