45期生(2023年4月入学)

桶谷 彩乃(おけたに あやの)

研究テーマ

地域日本語教室における「おしゃべり」の活動の意義

キーワード
  • 地域日本語教室
  • 日本語ボランティア
  • 「生活者としての外国人」
  • 教室活動

自己紹介

高校時代から言語や文化に興味を持ち始め、大学で日本語教育に出会いました。そして、日本語を勉強している方と接してみたいという思いで始めた地域の日本語教室でボランティアの経験から、日本語教育の中でも特に地域日本語教育の分野に興味を持つようになりました。

私が携わっていた日本語教室では、ボランティアそれぞれが活動の内容を決めなければならなかったため、活動しながら、私自身もこれでいいのだろうかと悩むことも多くありました。このことから、地域日本語教室における活動について考えていきたいと思っております。

桒田 晶(くわた あきら)

研究テーマ

日本語教育におけるサービスラーニングの捉え直し ― ある少女への日本語支援実践を通して

キーワード
  • サービスラーニング
  • 日本語教員養成課程
  • 内省

自己紹介

私は、海外で働く日本語教師を夢見て、学部時代には日本語教育を主専攻、国際協力を副専攻として勉強していました。

その中で、講義やレポートといったアカデミックな学習と地域貢献活動が一体化したサービスラーニングという科目を履修し、非常に多くの学びを得ました。実際に様々な人と出会う中で、日本国内にも日本語教育を必要としている人々が多くいること、また、その状況やニーズは多岐に渡ることを知ることができたのも私にとって大きな気づきでした。

現在は、学部時代の私に大きな学びを与えてくれたサービスラーニングと日本語教員養成課程の関係について研究を進めています。

具体的には、ある少女への日本語支援実践に携わるサービスラーニング履修者たちの学びの過程から日本語教育におけるサービスラーニングの捉え直しというテーマで研究を進めています。現在直接携わっている人、実践とまっすぐに向き合いながら、サービスラーニングがその履修者にとって、地域の人にとってより良いものとなるのかを模索していきたいです。

周 蓉(しゅう よう)

研究テーマ

JSL生徒の書く力の習得に影響する要素と書く力を育む実践 ― 中国にルーツのある高校生に焦点を当てて

キーワード
  • 年少者日本語教育
  • JSL児童生徒
  • 書く力
  • 作文教育

自己紹介

オーストラリア生まれ、中国育ち、高校2年に来日した私は、国際学級のある日本の高校で初めて「自分の居場所を見つけた」と感じ、そこで受けた日本語指導がきっかけで、年少者日本語教育に関心を持ちました。

ボランティア活動をしながら、異なる背景を持つJSL児童生徒に対する日本語指導のあり方はどうあるべきかについて考え続けてきました。日研では、自身と同じく中国で学校教育を受けてから来日し、書くことにおいて困難を感じている高校生への指導方法について研究していきたいと思っております。

三國 紘斗(みくに ひろと)

研究テーマ

「生活者としての外国人」のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ実現に向けての支援―日本語教育の視点から

キーワード
  • 「生活者としての外国人」
  • セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)
  • エンパワーメント
  • 心理的安全性
  • 地域日本語教育

自己紹介

学部時代に、JSL児童生徒や、避難民の子どもたちの日本語学習指導・日本語学習支援に携わらせていただいた経験から、子どもの日本語教育や、「生活者としての外国人」に対する日本語教育に興味を持ちました。

現在は、学部時代に問題意識を持った、「生理の貧困」という社会課題を出発点に、「生活者としての外国人」のSRHR実現に向けて、日本語教育の文脈からどのような支援ができるのか、研究していきたいと思っております。

宮川 裕士朗(みやかわ ゆうじろう)

研究テーマ

海外での子どもを対象とした日本語教育に関わる教師の「資質・能力」

キーワード
  • 日本語教育人材の「資質・能力」
  • 教員養成
  • 年少者日本語教育

自己紹介

学部での教職課程やJSL生徒への学習支援の経験から、年少者日本語教育に関心を持ち、漠然と大学院では子どもへの日本語教育について研究したいと考えていました。

2期目より海外での初等・中等教育段階、そして継承語としての日本語教育に関わる機会を得られ、海外での子どもへの日本語教育そしてその人材について関心を持ちました。

自身もキャリアとして、子どもへの日本語教育に関わりたいと思っており、自分ごととしても日本語教育人材にはどのような「資質・能力」が必要なのかを考えていきたいです。