松永有加(まつなが ゆか)

19期生:2010年春入学

業績

発表
  • 松永有加(2011年6月).「海外の初等中等教育機関における日本語教育の可能性――フィリピンの元児童による10年後の振り返りから」(個人発表)第32回異文化間教育学会大会(東京・お茶の水女子大学).
その他の活動
  • NHK教育テレビ『グラン・ジュテ――私が跳んだ日』2011年11月24日(木)放映予定(再放送2011年12月1日)http://www.nhk.or.jp/kurashi/grand/

ひとこと

仕事に関する日本語教育に関心を持っています。生まれ育った国ではないところで,母語ではない言葉を使って働く人々が好きだからかもしれません。最近,この関心の源は,義理の祖父の存在ではないかと思っています。日系アメリカ人である祖父は,辛い時代の中で,学び,働き,苦しみながら生きてきた人でした。彼の人生を完全に理解することはできませんが,苦しい思いをしつつも生き抜いてきた,そのエネルギーをとても尊敬しています。彼のような状況にいる人々が日本語を必要としているなら,支援していきたいと思うようになりました。

現在は,ネイリストが全員難民というネイルサロンで,日本語学習の支援をしています。ネイリストの方々それぞれの国,就業時間,日本語能力はそれぞれ異なっています。このような状況にあった日本語学習とその支援はどのようなものか考えながら,今後の活動を行っていきたいと思っています。まだまだ分からないことが多く,手探りの状態ですが,今の環境に感謝をしつつ,一歩ずつ進んでいきたいと思います。