2010「わせだの森」あきのもり――ただいま準備中!
今回の「あきもり」は「アート」「つくる」「エコ」をキーワードに活動を行います。
まずは,作れるものかな?作りながら何を話すんだろう?と思ったので,森の入口の看板を作ることにしました。神社で枝とどんぐりと落ち葉をひろって,「あ!これ,使えるかも☆」とひらめいた(たまたまうちにあった)板を使って,実践担当者たちのイメージする森の看板を作ってみました。
制作過程をこれほどまでに楽しめるとは!思いがけず,アートで充実した秋の日を過ごしました。本当にアーティストになった気分。爽快。満足。
- ねぇねぇ,くっつかないよ。
- 枝が曲がってるからね,つきにくい。
- 小さい枝はさんだら?浮いてるところを層にしてくっつけていったら?
- あ,いいアイデア。
- 乾くまで押さえてたほうがいいね。
- こうかな?
- うん,あ,こっち浮いてる。
- あ,ついてない?
- じゃ,ここかな?こんな角度?
- うん,いいかも。うん,だいじょうぶ,だいじょうぶ。
平面の板にたわんだ枝を貼りつけていくのには,さまざまな工夫が必要でした。どうにかその問題を解決したい。そんな気持ちがこのようなやり取りに。この看板には担当者たちのそんな会話がつまっています。
2010「あきもり」では,「アート」を「つくる」ことを目標にします。みんなに「アーティスト」になってもらいたいと思っています。プロセスを必要とする制作過程を他者と一緒に経験するには,何らかの相互交渉が生まれることを確信し,期待しています。そこには「わたしのことば」がありますから。
(2010-10-14:くどう)
ペットボトルを芯にして,紙粘土を貼り付けて作った花瓶。飾りはタイルとおはじき。今は「あきもり」用の「枝」立てとして活躍中!