投稿案内

『ジャーナル「移動する子どもたち」――ことばの教育を創発する』では,研究論文等の募集をしています。

第14号 投稿募集中

詳しくは投稿規程および執筆要領を,バックナンバーは既刊閲覧をご覧下さい。

第14号 特集:「子どものことば」を育むとは ― 親子の視点から

近年、国内外の複数言語環境で成長する子どもが増加しています。その子どもたちの成長過程には、「胎教」を含む親(父・母)とのやりとりが深く関わります。五感(耳・目・舌・鼻・皮膚)からの情報、身体的な触れ合い、空間的移動、学びの環境、反抗期と進路、生き方・キャリアの選択を経て、親になり、高齢期に至るまで、子どもたちの人生に親子の関係性が深く影響していると考えられます。では、その中で「子どものことば」を育むという営みは、国内外の移動の空間的広がりや人生全体の時間的視野の中にどのように位置づくのでしょうか。「子どものことば」を育む営みの意味づけは、親子の立場によっても異なるもかもしれません。

日本語習得に限らず、複数言語環境で成長する子どもの「ことばを育む」「ことばを学ぶ」営みの意味を、親子の関係性を視点に、みなさんと一緒に考えたいと思います。

投稿規程

1.本誌の目的

いま,世界中で,移動する子どもたち(*)が増加しています。『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』(以下,本誌と略す)はそのような子どもたちのことばの教育について研究交流をする場となることを願って,創設されたジャーナルです。

本誌では,第二言語教育,母語教育,外国語教育,継承語教育などと分けず,子どものことばの学びに関する実践に結びつく研究の発信をめざします。実践には,今の子どもだけではなく,かつて「移動する子ども」だった大学生や大人まで含みます。

移動する子どもたちのことばの教育という課題は,グローバル・イシューであり,それゆえに,世界に共通する理念や教育哲学を作っていくことが,このジャーナルの目的です。

*移動する子どもたち:幼少期に複数言語を使用する環境で成長した子どもたち

2.執筆資格

どなたでも執筆・投稿できます。

3.内容と区分

内容

子どもの言語教育に関するもので,未発表のものに限ります。

区分

投稿時に,下記の区分いずれかを明記して投稿してください。各区分の内容は以下のとおりです。

研究論文
オリジナリティのある研究の成果が論理的に述べられているもので,教育現場の実践をもとにした研究や教育実践を視野に入れた研究を言います。
研究ノート
萌芽的な実践研究や,今後の研究の基礎となる実践研究の要素をもつもの。
調査報告
調査を行った結果をまとめ,報告するもの。
実践報告
子どもの日本語教育実践について報告するもの。
書評
子どもの言語教育の研究にとって意義のある文献に関する書評。
エッセイ
子どものことばの学び、教育に関するもの。
関連情報
年少者日本語教育に関連する情報で,公表に値するもの。

4.使用言語

日本語か英語。

5.著作権と公開

本誌に掲載された記事の著作権は,記事の執筆者に帰属します。ただし,本誌編集委員会は,本誌に掲載された記事の原稿を電子化して公開する権利を有するものとし,早稲田大学図書館が運営する「早稲田大学リポジトリ」で電子版の無料公開を行います。

執筆要領

投稿用のページ設定と論文等の分量
文書はA4サイズ。
1ページは,40字×40行で,余白は上35mm,下,左,右とも30mm。
文字ポイントやフォントなどは,「論文モデル」[ダウンロード:MS-WORD]を参考にしてください。
原稿の分量は,上記のページで以下のとおりとします。
  • 研究論文: 20枚程度
  • 研究ノート,調査報告,実践報告: 10~15枚程度(資料も含む)
  • エッセイ,書評,関連情報: 5~10枚程度
投稿規程および発表サイト
投稿規程の詳細や論文モデルは,『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』WEBサイト(http://gsjal.jp/childforum/guide.html)から閲覧およびダウンロードできます。
投稿先
以下のメール・アドレスに原稿を添付し送付してください。
  • kodomo-nihongo@list.waseda.jp
査読があります
投稿された原稿は,査読委員によって検討されたのち,投稿者に採否をお知らせします。第14号は,2023年11月に発刊する予定です。