ひとこと
宮崎里司の「オックスフォード通信」
オーストラリアから,最後の研究地であるオックスフォードに着いて,はや1ヶ月。滞在先の,早稲田と大学間協定を締結しているWolfson Collegeより,当地の大学教育事情,こぼれ話,等,お届けします。
宮崎里司の「モナシュ通信」
前回までのプリンストン大学を離れ,2005年1月からは,筆者の前任校でもある,モナシュ大学に訪問研究員として在籍している。モナシュは1958年に建学され,学生数は現在4万2000人,メルボルンの他に,マレーシアや南アフリカにもキャンパスを有する総合大学である。筆者が所属する学部(School of Languages, Cultures and Linguistics)はメインキャンパスにあり,留学生も全豪でトップクラスの比率である(詳しくは,モナシュ大学のWEBサイトを参照)。
モナシュについては,これまでさまざまなメディアで紹介され,海外で最も成功した日本語教育に関する高等教育機関の一つとして知られているため,今回と次回は,メルボルン地区の他の日本語教育機関を織り交ぜて報告したい。
宮崎里司の「プリンストン通信」
9月,Labor Dayの休日が終わると,プリンストン大学(ホームページ)では,新入生や大学関係者の慌ただしい往来が始まる。
現在,特別研究制度を利用し,2004年9月1日から,訪問研究員として,東アジア研究科(East Asian Studies: EAS(ホームページ))に在籍している。これまで,江藤淳,村上春樹,最近では,ノーベル賞を受賞した大江健三郎といった作家が,客員講師として招かれたことで知られているが,筆者は12月まで滞在し,来年1月からはオーストラリアのモナシュ大学,6月からはイギリスのオックスフォード大学で在外研究を続ける。
「在外研究通信」を通じて,今後1年間,日本語教育から見た海外の教育事情について,不定期に報告していく予定である。