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【締切ました】 『ジャーナル「移動する子どもたち」――ことばの教育を創発する』第15号[2024-09-10]
特集:複数言語環境で成長する子どもたちはどのように言語と向き合い、生きようとしているのか
特集に関するものはじめ,子どもの言語教育に関する研究論文,研究ノート,調査報告,実践報告,書評,エッセイ,および関連情報の投稿を募集します
【全文公開】 『ジャーナル「移動する子どもたち」――ことばの教育を創発する』第14号 ――特集:「子どものことば」を育むとは ― 親子の視点から
子どもたちの成長過程には、親とのやりとりが深く関わります。その中で「子どものことば」を育むという営みは、国内外の移動の空間的広がりや人生全体の時間的視野の中にどのように位置づくのでしょうか。 研究論文,実践報告,エッセイの特集はじめ,6本の論考を全文公開しました。2023年11月刊。
【大学院生】 大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。[2023-11-19]
【研究状況】池上の業績一覧を更新しました [2022-02-17]
【投稿募集:締切ました】 『ジャーナル「移動する子どもたち」――ことばの教育を創発する』第14号(2023年11月刊行)[2023-03-02]
特集:「子どものことば」を育むとは ― 親子の視点から
特集に関するものはじめ,子どもの言語教育に関する研究論文,研究ノート,調査報告,実践報告,書評,エッセイ,および関連情報の投稿を募集します
【大学院生】 大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。[2023-06-17]
【全文公開】 『ジャーナル「移動する子どもたち」――ことばの教育を創発する』第13号【特集】子どもの「ことばの実践」を考える 国内外の複数言語環境で成長する子どもたちが増加しています。その子どもたちはどのように学び、どのような思いをもって成長しているのでしょうか。研究論文3本,研究ノート2本の特集はじめ,10本の論考を全文公開しました。 [2022-11-04]
【進行中】実践者の想いを綴った『もりぼん にほんごわせだの森の実り』
「わせだの森」の15歳を記念して、有志でweb版「森の本(もりぼん)」 を作りました。様々な形で「わせだの森」に関わってきた方々に、各自が「わせだの森」にどう取り組み、そこにどのような意味を見出したのかを振り返るとともに、その軌跡と意味を他の人たちに共有したいと思います。日本語教育に熱く取り組まれている方や日本語教育から離れている方、日本語教育に全く関わったことのない方にも読んでいただけたら幸いです。
【大学院生】 大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。[2022-11-14]
【参加者募集】 2022秋 にほんごわせだの森~たのしもう!つたえよう!つながろう!――「わせだの森」は,だれでも参加できる地域の日本語教室です。 [2022-11-14]
【オンライン参加者募集】 にほんごわせだの森2022~――「わせだの森」は,新しい形の地域の日本語教室で,外国人も日本人も,子どもも大人も関係なく,一緒に日本語でおしゃべりをしたり,ゲームをしたりする活動です。 [2022-10-11]
【大学院生】大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。
【大学院生】大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。
【全文公開】 『ジャーナル「移動する子どもたち」―ことばの教育を創発する』第12号――特集:「継承語教育」を問い直す :「継承語教育」のあり方,実践の方法,子どもの現状と成長を捉え直し,21世紀の子どもたちの「ことばの教育」を考えたいと思います。 [2021-10-20]
【進行中】Web版「わせだの森」紹介本作成プロジェクト(仮称) [2021-02-26]
【オンライン参加者募集】 香港日本語教育セミナー「多言語環境における年少者の日本語教育」[2022-02-17]
3月19日(土)講演会:年少者日本語教育における「書く」活動の展開――リテラシーを意識した実践を考える(池上摩希子),ほか
3月20日(日)ワークショップ:多言語環境で育つ子どもの力を生かすために何ができるか――「言語ポートレート活動」の実践から(池上摩希子),ほか
【オンライン参加者募集】 にほんごわせだの森2021秋――「わせだの森」は,新しい形の地域の日本語教室で,外国人も日本人も,子どもも大人も関係なく,一緒に日本語でおしゃべりをしたり,ゲームをしたりする活動です。 [2021-11-10]
【大学院生】大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。 [2021-05-20]
【終了:3月28日】 JMHERAT(タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会)セミナー第17回「継承日本語教育を考える――バンコクにある親子でつくるテーマ型活動教室の実践から」[2021-03-28]
【終了:3月6日】 子どもの日本語教育研究会第6回大会 [2021-02-01]
【終了しました】 にほんごわせだの森2021春――新しい発見しに来ませんか?日本語で自分らしく楽しもう~🙌 [2021-07-02]
【研究状況】池上の業績一覧を更新しました [2020-06-22]
【大学院生】大学院生・修了生の研究紹介を更新しました。[2020-06-19]
【終了】 「にほんご わせだの森」2020・秋~冬(全7回)[2021-01-16]
【全文公開】 『ジャーナル「移動する子どもたち」―ことばの教育を創発する』第11号――特集:COVID-19と「移動する子ども」 :この困難な状況で、複数言語環境で学ぶ子どもたち、また、複数言語環境で成長した経験と記憶のある人が、どのように学び、どのように生きているか、「ことばの教育」とは何かを、改めて考えてみたいと思います。[2020-12-09]
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【中止のお知らせ】子どもの日本語教育研究会第5回大会(3月14日開催予定)
参考:開催案内
2020年3月14日(土)お茶の水女子大学において,子どもの日本語教育研究会第5回大会を開催いたします。
文化間移動をする子どもの教育・日本語教育等に関心をもつ実践者・研究者の方を対象に,研究・実践の成果を発表し,交流するための場です。今回は,公募の実践/研究発表(ポスターセッション)の他,第4回研究会のラウンドテーブル発題者によるパネル,本研究会の研究・企画委員会のプロジェクトAの活動報告,そして,大会実行委員会が企画したパネルディスカッションがあります。昨年10月の第4回研究会は台風で中止になりましたが,発表予定だった皆さんでご都合のつく方にも発表いただきます。
国内外で幼保・小・中・高校生を対象に日本語教育・継承語教育,あるいは生活・学習支援活動を行っている実践者の方,この領域の研究を進めている方,ご関心のある皆さん,是非ご参加ください。
※当日、資料代として500円を申し受けます。
参考:発表申込方法――締切ました
締切:2020年1月5日(日)
種別:ポスター発表(実践発表/研究発表),パネルセッション
方法:「こくちーずPro.」 からお申し込みください。発表の概要(800字以内)などの応募書類を送付いただきます。
お問い合わせ:子どもの日本語教育事務局(齋藤・村澤・工藤)kodomononihongokyoiku@gmail.com
チラシをダウンロード[PDF]
参考:過去の発表
※詳細は「子どもの日本語教育研究会」WEBサイト をご覧ください。ご応募お待ちしております。
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更新情報
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【終了しました】子どもの日本語教育研究会 第3回大会(聖心女子大学)――大会パネル「幼児期のことばの獲得を支援する」
2018年3月3日(土),聖心女子大学において,子どもの日本語教育研究会第3回大会を開催いたします。
子どもの日本語教育研究会は,多様な言語文化背景を持つ子どもたちへの教育・支援に関する実践と研究の相互交流の場の創生を目指して活動してまいりました。おかげさまで各回とも発表者と参加者の熱心なディスカッションが行われております。第3回大会も多くの皆様のご参加をお待ちしております。
プログラムより
ポスター発表
公募パネル
大会パネル「幼児期のことばの獲得を支援する」
パネリスト:高木都奈子(愛知学泉短期大学非常勤講師・前知立市教育委員会),マ・ティン・ティン・ウー(ビルマ語医療通訳者),内田千春(東洋大学)
コーディネータ:浜田麻里(京都教育大学・子どもの日本語教育研究会研究企画委員長)
内容詳細[PDF]
懇親会(会費:2,500円)
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【参加者募集:3月18日】タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会 第14回セミナー・ワークショップ 「みつめよう子どもの姿,考えよう子どもの現実」
子どもを育てる,ことばを育てる――複数言語環境で育つ子どもが自信を持って生きるための言語活動実践
3月18日(日)に第14回セミナーを開催いたします。昨年初めて言語活動実践報告セミナーを行いました。今回はその第2弾です。第1部では,これまでの複言語・複文化活動で見えてきた子どもたちの言語体験の現実から言語能力観を捉え直します。第2部では,その言語能力観に立ち,実践を通して,子どもの何をどう育てるか,子どものための言語活動を考えます。国際結婚の子どもだけでなく,ことばや文化の間を移動して育つすべての子どもたち,幼児から大学生までを対象にして考えていきます。みなさまのご参加,お待ちしております。
日時: 2018年3月18日(日)11:00〜16:00(10:30受付開始)
会場: 泰日経済技術振興協会日本語学校(通称:ソ-ソートー)[アクセス ]
コメンテーター: 池上摩希子(早稲田大学),石井恵理子氏(東京女子大学)
ゲストコメンテーター: 舘岡洋子(早稲田大学)
参加費: 200バーツ(学生:50バーツ)
主催: タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会
協賛: トレイルインターナショナル校
協力: タイ国日本語教育研究会
問合せ: JMHERAT[@]gmail.com ※送信には[ ]を外して下さい。
チラシをダウンロード[PDF]
プログラム概要
1部 複言語・複文化活動報告――言語能力観の捉え直し
当会及び大学で行った複言語・複文化ワークショップ報告
親が語る子どもの言語体験事例
複言語・複文化からトランスランゲージングへ
2部 言語活動実践報告――体験とことば
インター校実践
親が創る活動実践
子どものための言語活動を考える
詳細,最新情報は,「タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会」のサイト でご確認下さい。
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【終了しました】研究報告会2017
人によりそい,社会と対峙する日本語教育研究会
研究報告会に参加して
敷浪のぞみ(博士後期課程29期)
研究報告会は前半がゲストスピーカーの移住者3名の方々によるお話とフロアとのQ & A,そして後半が『わたしの物語』『わたしたちのストーリー』の解説と使い方の相談会でした。
今回の研究報告会の大きな特徴は,研究者が研究成果を発表することから始まるのではなく,移住者の語りを聞くことで始まるということでした。ゲストスピーカーの皆さんは日本に来ることになった経緯,日本での生活で感じたことなどを,時々言葉につまりつつも,思い出を振り返りながら,ご自身の言葉で語られました。それぞれの紡ぎだす日本語で語られた様々なエピソードから,新しい土地で暮らす苦労,異文化の中で抱く疑問,新しい生活の中で得た喜びなどが伝わってきました。
話を興味深く拝聴しながら,同時にオーディエンスに対してモノローグで話を聞かせるという形式の難しさを感じました。お三方は,オーディエンスの前で個人的な話をするという経験は以前あったのだろうか,と考えました。もし,私が見知らぬ人の前で個人的な話をすることになったら,やはりとても緊張して,話すつもりだったことを忘れたり,最終的に何が言いたかったか忘れてしまったりするのでは,と想像します。お三方の話を聞きながら,「語り」とは何か,私たちは誰に向けて「語る」のか,改めて思いめぐらせました。
八木先生がこの研究のきっかけとして「話してくれた協力者への還元」という観点を話されました。語りを学習リソース化するという試みにも,この報告会のような形式も大きな可能性を感じ,同時に刺激と学びを得ました。研究会自体のこれからの活動が楽しみです。
開催要領
日本には,すでに230万人以上の方が移住されています。しかし,その方たちが実際にどのように日本で生活し,どのような意見をお持ちかは,まだまだ日本社会に十分には伝わっていないように思います。そのような移住された方の声をもっと身近なものとして伝えたい,というのがこの研究会のはじまりです。
研究会では,2013年に『わたしの物語』という移住者の方のお話を集めた冊子を発行しました。そしてこの度,学習リソース『わたしたちのストーリー』(試作品)を作成しました。この本は,移住者の方のお話を学習のリソースとして使えるように構成したものです。またリソースを使ってみた実践例も紹介しています。
報告会では,前半に移住者の方(ストーリーで紹介されていない方)のお話をお聞きします。後半では,『わたしたちのストーリー』をもとにリソースや実践を紹介します。また,研究会当日,この本を使ってみたいという方も募集します。
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更新情報
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【3月11日】 子どもの日本語教育研究会
第2回大会(早稲田大学)
日時: 2017年3月11日(土)10:00~ 17:00(予定)
会場: 早稲田大学 早稲田キャンパス22号館[アクセス ]
実行委員長: 池上摩希子
参加者定員: 200名
プログラム
参加方法
一般参加の申し込みを開始します。ご都合の合う方,関心をお持ち方,是非,ご参加ください。
ご応募いただいたパネルおよび実践・研究発表(ポスター発表)については,倫理面,実践・研究・パネルとしての内容について,応募書類をもとにした審査の結果,17件のポスター発表,2件のパネルが採択されました。
プログラムは,現在構成中です。確定し次第,研究会HPでお知らせいたします。
大会企画のパネルでは,複数言語環境にある子どもの特別のニーズと日本語のニーズについて考えます。
WEBページ「こくちーずプロ」 でお申込みください。
くわしくは子どもの日本語教育研究会のWEBサイト をご覧ください。
発表者募集――締め切りました
国内外の子どもたちの日本語教育に関連する領域の実践・研究に関する発表(ポスター発表/パネルセッション)を募集します。
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子どもの日本語教育研究会第1回ワークショップ 「日本語教育の方法/学校・家庭・地域との連携による支援のあり方」
子どもの日本語教育に関心をもつ実践者・研究者の方に、その研究・実践のための方法論や新たな動向 に関して情報を提供し、演習を通して実践的に理解するための場を提供します。
今回は、横浜市の飯田北いちょう小学校を会場に、ラウンドテーブル(数名がテーマに関して発題し、それについて参加者全体でディスカッションを行う)と、日本語指導の方法に関するワークショップを行います。
小中学校で日本語指導を担当なさっている先生方、地域の教室で子どもへの日本語・学習支援活動を行っている方、 また、子どもたちの日本語教育、学校の取り組み、地域支援に関する研究を行っている方、是非ご参加ください。
プログラムより
午前 ラウンドテーブル:多様な言語文化背景を持つ子どもたちの家庭・学校・地域を結ぶ
分科会1:横浜市立飯田北いちょう小学校の取り組み
発題:菊池聡ほか(飯田北いちょう小学校)
ディスカッサント:清田淳子(立命館大学)「在籍学級における教科学習支援の取り組み―算数科の学習活動でことばを鍛える」(仮)
分科会2:広島市立基町小学校の取り組み
発題:二宮孝司・中村清夏(基町小学校)
ディスカッサント:長谷部美佳(東京外国語大学)「地域の歴史と少数派の人々の暮らしから学ぶ平和と人権―「基町アパート」のドラマ作りが生んだ子どもたちの学び」(仮)
分科会3:母語による学習サポートの取り組み
発題:藤井文(鶴見区国際ラウンジ学習コーディネータ)
ディスカッサント:内海由美子(山形大学)「外国につながる子どもの家庭と学校を結ぶ母語支援―中国人家庭の子どもの支援例から」(仮)
午後 ワークショップ:日本語教育の方法―子どもの実態に応じた日本語指導を行うために
WS1 初期段階の日本語指導の方法(サバイバル日本語,語彙・表現の学習を中心に)
WS2 中後期段階の日本語指導の方法(読み活動・書き活動を中心に)
WS3 内容重視の日本語教育(「教科と日本語の統合学習」の設計と実施)
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更新情報
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【参加者募集:7月20日】外国につながる子どものキャリア研究会
先輩とつながろう!――進路について聞こう・話そう・考えよう
外国につながる高校生のみなさん!
高校を卒業したらどうしますか?先輩の話を聞いたり,友達と話したりして,いっしょに考えましょう!いろいろな情報が手に入りますよ。
いつですか?: 2015年7月20日(月)11:00~16:00(10:50に来てください)
何をしますか?:
大学の中を見ます。
学食でご飯を食べます(お金を持ってきてください)。
先輩や友達と話します。
どうやって申し込みますか?: jsl_career@yahoo.co.jp に,メールしてください(名前,つながる国,学校名,学年を書いてください)。
どこですか?: 早稲田大学の正門に来てください。
主催: 外国につながる子どものキャリア研究会
協力: NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ
チラシをダウンロードする[PDF]
外国につながる子どものキャリア研究会(CFC研究会)の活動については,研究内容・成果のコーナー からご覧ください。
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更新情報
【終了しました】 中島和子氏講演会「バイリンガル作文とアイデンティティテキスト」&研究報告会「多様な言語文化背景をもつ子どもたちのリテラシー発達」
たくさんのご参加ありがとうございました。
参加者から寄せられた感想
2014年3月30日に開催された,3企画合同研究集会の参加者から,感想が寄せられています。
感想:全体を通して
3月30日に早稲田大学で開催された研究フォーラム「多様な言語文化背景をもつ子どもたちのリテラシー発達」に参加した。それに先立つ中島和子氏の特別講演会「バイリンガル作文とアイデンティティテキスト」から,フォーラム第Ⅰ部(13時30分~17時)の「多様な言語文化背景をもつ子どもの『ことばの力』の調査」と題した3つの科研による調査報告とパネルディスカッション,第Ⅱ部(17時~19時30分)の「日本生育外国人児童のリテラシーの発達――6年間の出来事作文の縦断調査より」と題した齋藤科研報告会まで,長時間にわたって行われた。当日の天候はあいにくの雨だったが,参加人数は午前,午後を合計すると135名,各部の参加者の延べ人数は310名に上るということであり,予想を上回る盛況裏に終わったといえるのではないか。
講演会や各報告,パネルディスカッションの後にはフロアとの活発な質疑応答が行われ,今回のテーマに対する参加者の興味の高さが窺えた。この日行われた報告や議論は,日々の実践のみでは捉えにくい様々なデータや視点を提供できるものと思われる。しかし,多様な言語文化背景をもつ子どもたちのリテラシー発達を,それではどのように支えていけばよいかという具体的な議論までは時間的にも至らなかった。したがって,報告者を含む参加した一人一人が今回の報告や議論をどのように今後の実践に活かしていくかを考える必要があり,このような議論の場を今後もつくっていくことが望まれる。 (唐木澤みどり :早稲田大学大学院日本語教育研究科・博士後期課程)
感想:全体を通して
今回の中島先生の講演,午後からのフォーラムで紹介された3つの調査結果から多面的に子どもたちのリテラシー発達をみることができ大変有意義でした。
それぞれ様々な手法で子どもたちのリテラシーの発達を捉えようとしていましたが,どの調査も,その先に現場がみえ,いかに現場に研究から得られた知見を返すかという点が共通していたように思います。
午後のパネルディスカッションでパネリストの内田先生の「現場にとってはその時の力を切り取ってみせてくれることに意味がある」という実践者としてのことばに,子どもの言語獲得を研究しているものとして非常に勇気づけられました。
今後も現場を見据えた研究を続けていただき,このような形でぜひ公開していただきたいと思います。子どもにとって貴重な学びの機会を奪うことなく,CLD児という言葉がポジティブに響く日本であってほしいと願います。(S.Y.)
感想:全体を通して
午前の中島先生の講演会,午後から夜にかけて3件の研究報告会,パネルディスカッションと,1日じゅう息をつく間もないような,盛りだくさんの内容でした。全体を通じて,子どもの言語能力を,日本語の力のみからではなく,複数の言語の相関によって包括的に捉えようとしている視点に共感できました。
多様な言語文化背景をもつ子どものリテラシー能力をどのように捉えるか,様々な手法で測る試みがされており,興味深く感じました。見る角度によって変幻自在に姿を変えるかのようなこれらの子ども達の言語の力の,その一場面を切り取って提示するのは一体誰のため,何のためなのか,ということを考えながら発表を聞いていました。 (稲垣みどり :早稲田大学大学院日本語教育研究科・博士後期課程)
感想:全体を通して
海外への人の移動が盛んになるにつれ,自分の母語ではない言語環境に置かれる人々が増加している。それに伴い,母語,アイデンティティの確立を困難にしている親,子どもたちがいる。日本で生活することで母語の習得に困難をきたす子ども,日本語で行われる授業についていけず,問題を抱える子どもたちをどう支えるか。バイリテラルに育てるということは,「片方をなくさない」というのではなく,「両方育てる」という視点で,親,子どもの自尊感情を大切にすること,そして周囲のあたたかい目,長期的なサポートが必要なのである。 (田邉充博:早稲田大学大学院日本語教育研究科・修士課程)
感想:中島和子氏特別講演会について
「母語(または継承語)の上達は,目標言語の上達にも結び付く」という言語間の「正の転移」はあるのだろう,と漠然と思ってはいたが,中島先生のご講演では,データ結果をもとにした報告を初めて聞くことができた。中島先生は,折に触れて,カナダでの継承語としての日本語保持の活動を,日本に定住する外国人の母語保持の参考にしてほしいとおっしゃっていた。しかし,日本で同じことをするには,いろいろな課題がありそうだ。
カナダでは日本人が多いため補習校などの制度もあるが,継承語がその土地でマイナーな言語の場合,補習校などの制度はなく,その継承語を話す家族が孤立することもある。その言語のインプットやリソースもなく,またその言語に対する理解が周囲からも得られない。そんな状況も珍しくないだろう。
そんなことをぼやっと考えているうちに数年,数十年とたってしまいそうだが,そんな猶予もないらしい。なぜなら,中島先生は,「子どもが7歳になるまでに,努力したかどうかが大きな差を生む。」とおっしゃったからだ。7歳までの間に,継承語を含む様々な言語が教育されていれば,その子には,その先を大きく変える力がつくらしい。喫緊の問題だと感じだ。
また,「カナダでは,移民に対する英語教育が充実していて,14歳で移住した人が,カナダで生まれ育った人に,英語力で上回る場合がある」との発言も印象的だった。カナダでの移民政策がなぜそんなにも充実しているのだろう。その詳細は,まだ分からないが,先生が一つ紹介してくださった‘The early authors program’という活動は興味深い。移住した子供だけでなく,親もいっしょになって活動に参加し,新しい土地で学ぶ英語,そして,自分の母語でも,自分について書くという活動をするそうだ。このような活動を通して,家族は絆を強めることができるし,また,そのコミュニティにおいて,自分の背景や母語(それがマイナーな言語であれ)に対して,自己肯定感を持つことができる。そのような情意面への配慮がすばらしいと感じた。
後半の発表では,二言語課題作文における,年少者の書く力の縦断的研究が発表された。なにをもって成長したとみなすのか,という評価基準をどう決めるのかは難しそうだが,いずれにしても,どの研究も同じ年少者を長い期間にわたって見ていったという点において,貴重な報告だと感じた。
作文に見られる言語や思考力の成長だけでなく,本人たちが,言語の成長や多言語の環境についてどのようにとらえているかなど,これら多言語の環境に育つ年少者の実際の声なども,今後聞いてみたいと思った。(I.Y.)
開催概要
文化間を移動しながら、現地とは異なる言語文化背景をもって学校生活・社会生活を送る子どもたちにとって、リテラシーの発達は重要な問題です。複数の言語環境にある子どもたちのことばの力発達を調査している3つの科学研究費プロジェクトの報告を行います。そして、その結果をもとに、多様な言語文化背景をもつ子どもたちのリテラシーの発達について、パネルディスカッションを行います。
日時: 2014年3月30日(日)10:00~19:30
会場: 早稲田大学・早稲田キャンパス22号館2階202[アクセス ]
参加方法: 参加費等はございません。当日参加も可能ですが,資料準備の都合上,事前申込みをお願いいたします。お申込みは[こちらのページ ]から
参加者から寄せられた感想
1.中島和子氏(トロント大学名誉教授)特別講演会(10:00~12:30)※1
バイリンガル作文とアイデンティティテキスト
詳細情報 >
※1 この特別講演会は平成25年度科学研究費助成金基盤研究C「複数言語環境における子どもの言語習得支援ポータルサイトの開発と運用に関する研究」(研究代表者:鈴木庸子)の助成を受けています。
2.研究フォーラム(13:30~17:00)※2
多様な言語文化背景ともつ子どもたちのリテラシー発達――3つの調査報告から
A.調査報告――多様な言語文化背景をもつ子どもの「ことばの力」の調査(13:30~15:10)
「日本生育外国人児童の作文力の発達―出来事作文の多面的分析を通して」 齋藤ひろみ(東京学芸大学)
「日本の公立小学校で学ぶCLD児の二言語リテラシーの発達――中国語母語話者児童の縦断研究より」 真嶋潤子(大阪大学)[発表スライド:PDF ]
「二言語課題作文の分析結果から見える日本語で『書く』力――独日国際児のバイリテラシー形成過程の研究より」 池上摩希子(早稲田大学)[配布プリント:PDF ]
B.パネルディスカッション(15:20~17:00)
パネリスト
上記3名の報告者
川上郁雄(早稲田大学)
内田千春(共栄大学)
プログラム詳細[PDF]
3.科研報告会(17:20~19:30)※2
日本生育外国人児童のリテラシーの発達――6年間の出来事作文の縦断調査の結果より
「語彙」の発達――KHcorderによる解析を通して/森篤嗣(帝塚山大学)
「文法の正確さ」の発達――文法的な誤りの分析から/阿部志野歩,北澤尚(東京学芸大学)
「表記の正確さ」の発達――表記の誤りの分析から/菅原雅枝,田中瑞葉(東京学芸大学)
「文章構成力」の発達――作文内容の構成の分析から/内田紀子(茨城大学),嶌田陽子(国立国語研究所)
※2 この研究フォーラムと科研報告会は以下の科学研究費助成金の助成を受けています。
「日系国際児の二言語形成過程の質的研究」(研究代表者:柴山真琴)
「年少者日本語教育の協同的実践研究」(研究代表者:池上摩希子)
「日本生育外国人児童のリテラシーの発達――6年間の出来事作文の縦断調査の結果より」(研究代表者:齋藤ひろみ)
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更新情報
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【研究状況】「日本語教育国際研究大会@名古屋」での発表リスト
2012年8月17~20日,名古屋大学ほかで開催。
8月17日(土)
ポスター発表(第1セッション)10:00〜12:00,会場:シンポジオン
A018「幼年期来日児童の学習活動への参加プロセス」中野裕美子(M12期修了生・すみだ国際学習センター)
A019 「JSLの子どもの学校生活を親が知るための場づくり――子どもの日本語支援者は何ができるか」唐木澤みどり(D14期)
A039「小規模大学における留学生の学習環境整備――学生の自主的な「日本語教育活動」を事例として」松本裕典(M21期)
ポスター発表(第2セッション)12:50~14:50,会場:シンポジオン
A209「地域の教室における子どもの学びをどのように支えるか――支援者へのインタビューの分析を通して」金丸巧(D16期)
A218「高校留学生のことばの学びを支える支援者のあり方とは何か」井上貴子(M19期修了生・国際交流基金ベトナム日本文化交流センター)
ポスター発表(第3セッション)15:40~17:40,会場:シンポジオン
A420「外国人の社会参加と地域日本語教育――にほんご・A語クラブにおける外国人参加者の変容から」田中美穂子(M20期)
A421「ボランティアは『日本語を教える』ことをどう捉えているのか――ある地域日本語教室でのインタビューを通して」上原龍彦(M21期)
A425「生活者同士の交流を目的とした「日本語活動」は日本語教育と呼べるか――異なる分野の教師間でおこなった省察から」福村真紀子(D19期)
8月18日(日)
パネルセッション,11:20~13:20,会場:全学教育棟
B06「学習者の多様化は日本語教師の多様化を招くか」柳田直美,古賀和恵,牛窪隆太,小林ミナ,池上摩希子
パネルセッション,13:40~15:40,会場:全学教育棟
B19「実践を記す・実践を伝える・実践から学ぶ──実践の共有化のあり方を探る」
吉峰晃一朗,齋藤ひろみ,池上摩希子 ,浜田麻里,文野峯子,林さと子,田中哲哉,金田智子,河野俊之(※共同研究者として参加)
口頭発表,9:00〜9:30,会場:全学教育棟
C157「教育委員会と大学の連携による教育支援システムは日本語教員養成に何を示唆したか─―『目黒モデル』における日本語指導員による教育実践を通して」川上郁雄,池上摩希子 ,宮崎里司,河上加苗
口頭発表,15:00〜15:30,場所:全学教育棟
C165「『職場における日本語教育』の場は外国人従業員にどのような変化をもたらすのだろうか――学習者の生活の文脈に入り込む日本語教育の可能性」松永有加(M19期修了生)
実践でつながる広場「教材・リソース,私が作って使いました」,10:00〜11:00,会場:全学教育棟3階
C36「『わせだ日本語サポート』の構築過程における躓きと学び――留学生が自律的学習を実現できる学習環境システムの構築を目指して」黒田史彦,守谷智美,上原龍彦(M21期) ,大塚理樹,奥山寛,小針奈津美,沈紋紋
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更新情報
【全文公開】『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』第2号
第3号は投稿募集中(2012年3月20日締切)
「年少者日本語教育研究フォーラム」から『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』の第2号が公開されました。新コーナー「世界の子どものことばの教室」,「『世界の子どものことばの教室』ネットワーク」を新たに所収。『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』のサイト から無料で全文閲覧できます。ぜひご覧下さい。
次号投稿締め切りは2012年3月20日 です。詳しくは投稿案内 をご覧下さい。
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【参加者募集】「わせだの森」2011年春の森&夏の森が始まります
くわしいスケジュールは,チラシをダウンロード[PDF] してご確認下さい。
参考記事
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更新情報
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【全文公開】『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』創刊
「年少者日本語教育研究フォーラム」 から『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』の創刊号が公開されました。
掲載論文は,
「移動する子どもたち」のことばの教育学とは何か/川上郁雄(早稲田大学大学院)
JSL児童が「書く」活動に参加するための日本語支援――「ポスター活動」の支援実践から/唐木澤みどり (早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程)
の2本です。
『ジャーナル「移動する子どもたち」― ことばの教育を創発する』のページ から無料で全文閲覧できます。ぜひご覧下さい。
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【参加者募集:~3月19日・毎週土曜】「にほんご わせだの森」
2011年 春もり――日本語で話す,書く,いろいろなものを作る
『にほんご わせだの森』は参加してくださる一人ひとりがつくる教室です。ここでは,日本で暮らしている同じ立場で,参加者全員と共にことばを通した活動をつくりあげていきたいと思っています。日本語を媒介語とはしますが,日本語のレベルは問わず,日本語母語話者でも,非母語話者でも,だれでも参加できます。
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更新情報
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【参加者募集】2月27日(日)年少者日本語教育学を考える会
第7回研究集会「実践をどう語り,どう伝えるか 2――伝わる実践の記述を考える」
実践報告と全体討論
「年少者日本語教育学を考える会」では,「年少者日本語教育における実践研究とは何か」というテーマを探究しています。2010年11月には第6回研究集会を開催し[記録 ],「実践をどう語り,どう伝えるか」といったテーマで実践発表と討論を行いました。
第7回研究集会では第6回に引き続き,実践報告の発表とそれに基づく討論を行います。今回は,浜松と鈴鹿という2つの地域の小学校でJSL児童への日本語支援を実施している実践者からの報告に基づき,実践を記述する意義や方法,実践の結果と考察,そして,実践者自身の気づきや変容をどのように捉えるか,参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。
また,第7回研究集会では,実践報告ののちに,ラウンドテーブル形式で,実践についてじっくりと語り合う時間を持ちます。参加されるみなさんの日々の実践についても,このときに話し合いましょう。その後,全体討論において,実践に関するそれぞれのテーブルでのやりとりを参加者全員で共有します。このふたつのセッションを通して,実践を語ることと記述することが実践研究としてどのように位置づくかを,深めたいと思います。みなさん,どうぞ奮ってご参加ください。
(過去の記録など,詳しい情報は「年少者日本語教育学を考える会」のWEBサイト をご覧下さい。)
プログラム
13:30~13:40 趣旨説明
13:40~14:30 実践報告(1) 近田由紀子 氏(静岡県浜松市立瑞穂小学校教諭)
Q & A
14:30~15:20 実践報告(2) 山田雅子 氏,中川智子 氏(三重県鈴鹿市立牧田小学校教諭)
Q & A
15:30~16:30 ラウンドテーブル形式の話し合い
16:30~17:00 テーブルからの報告とまとめ
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プログラムより
第2部「外国人児童生徒の日本語指導」
パネルディスカッション「確かな学力を育む日本語指導」
コーディネーター: 川上郁雄 (早稲田大学大学院日本語教育研究科教授)
パネリスト: 中井一浩(文部科学省国際教育課長),齋藤ひろみ(東京学芸大学教授),池上摩希子(早稲田大学大学院日本語教育研究科教授),松坂浩史(三重県教育委員会学校教育分野総括室長)
参加申し込み
所定の参加申込書[ダウンロード:MS-WORD ]を,郵便・FAX・電子メールにて,下記まで送付してください。申込み期限が過ぎておりますが,随時受け付けております。
鈴鹿市教育委員会事務局 人権教育課
〒513-8701 三重県鈴鹿市神戸一丁目18番18号
FAX: 059-383-7878,E-mail: jinkenkyoiku@city.suzuka.lg.jp
くわしくは鈴鹿市教育委員会事務局人権教育課(059-382-9030,jinkenkyoiku@city.suzuka.lg.jp)まで。
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【参加者募集】にほんご わせだの森・夏の森
みんなで伝えよう・知ろう ~ わたしの日本語で
日本語を使っていっしょにすごす『にほんご わせだの森』 では,夏の参加者を募集しています。(参加資格等一切なし。無料です)
★何をする?
⇒おしゃべり・ゲーム・絵など
★だれが来る?
⇒だれでもOK!
★申し込みは?
⇒不要!いつでも参加OK!無料!
いつ?
2010年8月7日(土)~9月25日(土)
活動1…8月7日(土)
活動2…8月21日(土)
活動3…8月28日(土)
活動4…9月4日(土)
活動5…9月11日(土)
活動6…9月18日(土)
活動7…9月25日(土)
どこで?
早稲田大学早稲田キャンパス22号館(黄色いビル)512教室
連絡先
早稲田大学大学院日本語教育研究科池上摩希子研究室
waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
詳しくはチラシ[PDF] をご覧下さい。
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更新情報
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【参加者募集】2月27日:年少者日本語教育フォーラム@名古屋
「鈴鹿モデル」の挑戦――「鈴鹿モデル」は他の地域に応用できるのか
今,注目されている「鈴鹿モデル」をめぐり,国,地方教育委員会,大学が一堂に会し,
地域のJSL児童生徒の教育支援システムの現状と課題を考え,
「鈴鹿モデル」を検証し,
「鈴鹿モデル」を他の地域に応用する可能性について
熱く議論を交わすフォーラムです。(参考記事:「鈴鹿市JSLバンドスケール・プロジェクト(川上郁雄研究室) 」)
2010年2月27日(土)13:00~ 17:00
名古屋市「安保ホール」301室(名古屋駅徒歩2分)[アクセス ]
招聘パネリスト
文部科学副大臣 中川正春氏
文部科学省国際教育課長 中井一浩氏
三重県鈴鹿市教育委員会 水井健次教育長
美濃加茂市教育委員会 林伍彦教育長
群馬県太田市教育委員会 根岸親氏
可児市教育委員会 岩崎千宏氏
東京都目黒区教育委員会 高藤浩氏
主催: 早稲田大学日本語教育研究科
後援: 文部科学省,鈴鹿市教育委員会,年少者日本語教育学を考える会
プログラム
趣旨説明(13:00~13:10): 川上郁雄(早稲田大学大学院日本語教育研究科教授)
第1部: 「鈴鹿モデル」とは何か(13:10~13:40)
三重県鈴鹿市の「JSL児童生徒のための教育支援システム:鈴鹿モデル」の紹介
水井健次鈴鹿市教育長の基調講演および早稲田大学制作DVDの紹介
第2部: パネルセッション「鈴鹿モデルは応用可能か」(1)(13:45~14:45)
第3部: ワークショップ「鈴鹿モデルは応用可能か」(2)(15:00~15:45)
参加者をグループに分け,協議を行う。
参加予定者: 齋藤ひろみ氏(東京学芸大),石井恵理子氏(東京女子大学),野山広氏(国立国語研究所),中川智子氏(鈴鹿市教育委員会),河上加苗氏(目黒区教育委員会),宮崎里司(早稲田大学大学院日本語教育研究科教授)ほか
第4部:総合討論(15:50~16:45)
総括(16:45~17:00)
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更新記録
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【御礼】第1回 関東:年少者日本語教育研究フォーラム
いま,日本国内ではJSLの子どもへの日本語教育が注目されています。また日本国外では外国語として日本語を学ぶ子どもが150万人以上います。さらに海外で暮らす日本人の子どもや日系の子どもが継承語として日本語を学んでいます。
これらの年少者日本語教育について,みなさんの研究を発表する場所としてこのフォーラムを開くことにしました。卒論,修士論文,博士論文だけではなく日頃の実践で考えたこと,感じたことなど,何でもまとめて発表し,関東圏の実践者相互の交流と連携を強めていく機会にしてほしいと思います。[> フォーラムのWEBサイト ]
どなたでもご参加できますので,どうぞふるってご参加下さい[事前登録不要・参加無料]。
参考:募集要領――締め切りました(1月29日締切)
子どもの日本語教育に携わる人なら誰でも発表できます。
発表時間は20分。つづいて質疑応答(20分)。
発表希望者は,氏名と発表タイトル,所属,発表概要(200字程度)を明記のうえ,以下まで,メールでお申し込みください。なお,氏名等は,そのまま研究会WEBサイト(近日公開)に公表され,当日のプログラムに印刷されます。
締切は,2010年1月29日(金)
申込先:kodomo-nihongo@list.waseda.jp
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【参加者募集】1月23日まで『にほんご わせだの森』
やってみよう,日本語で!(誰でもOK!参加費無料)
日本語を使っていっしょに話す『にほんご わせだの森』 では,参加者を募集しています。
場所
早稲田大学 早稲田キャンパス22号館 510教室
日程
11月
水曜日(18:30~20:00):4日・18日
土曜日(14:00~15:30):14日・28日
12月
水曜日(18:30~20:00):2日・16日
土曜日(14:00~15:30):12日・26日
2010年1月
水曜日(18:30~20:00):13日
土曜日(14:00~15:30):9日・23日
※くわしい情報はチラシ[DOWNLOAD: PDF] をご覧下さい。
連絡先
waseda_no_mori07@yahoo.co.jp(池上摩希子研究室内)
[参考: 「にほんご わせだの森」について ]
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更新記録
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【参加者募集】2009ねん,夏の『にほんご わせだの森』
にほんごで話したり、ゲームをしたり、本を読んだりします。
日本語を使っていっしょに話す『にほんご わせだの森』 では,参加者を募集しています。
日本人,外国人,誰でも参加できます!
身近な話題について,日本語を使ってみんなで話したり,考えたりします。先生はいません。
間違えても大丈夫! 自分の日本語で話してください。
無料です(¥0)。
くわしいチラシをダウンロード[PDF]
夏だけどお金がなくて遊べないよーという人!わせだの森は無料です!!みんなで楽しくお話をしましょう!!!
開催日程
時間は,すべて18:30~20:00 です。
8月
7日:早稲田大学早稲田キャンパス19号館414教室
21日:早稲田大学早稲田キャンパス19号館414教室
28日:早稲田大学早稲田キャンパス19号館414教室
19日:早稲田大学早稲田キャンパス 2号館510教室
9月
2日:早稲田大学早稲田キャンパス2号館510教室
11日:早稲田大学早稲田キャンパス2号館510教室
16日:早稲田大学早稲田キャンパス2号館510教室
25日:早稲田大学早稲田キャンパス2号館510教室
※くわしい情報はチラシ[DOWNLOAD: PDF] をご覧下さい。
連絡先
waseda_no_mori07@yahoo.co.jp(池上摩希子研究室内)
[参考: 「にほんご わせだの森」について ]
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【参加者募集】『にほんご わせだの森』`09春の森
にほんごで話して「わたし」を再発見
日本語を使っていっしょに話す『にほんご わせだの森』 では,参加者を募集しています。
日本人,外国人,誰でも参加できます!
身近な話題について,日本語を使ってみんなで話したり,考えたりします。先生はいません。
間違えても大丈夫! 自分の日本語で話してください。
無料です(¥0)。
土曜日はお茶会もあります。
くわしいチラシをダウンロード[PDF]
連絡先
waseda_no_mori07@yahoo.co.jp(池上摩希子研究室内)
開催カレンダー
5月 6月 7月
11日(月) 夜 8日(月) 夜 6日(月) 夜
16日(土) 昼 13日(土) 昼 11日(土) 昼
25日(月) 夜 22日(月) 夜 25日(土) 昼
30日(土) 昼 27日(土) 昼
※正確な時間ほかくわしい情報はチラシ[DOWNLOAD: PDF] をご覧下さい。
[参考: 「にほんご わせだの森」について ]
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更新記録
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「学校現場の日本語教育支援システムをどう築くか――JSL児童生徒のための「鈴鹿モデル」の挑戦」
2009年5月23日(土)明海大学にて開催の日本語教育学会春季大会 において,水井健次・鈴鹿市教育長をお招きし,パネルセッション「学校現場の日本語教育支援システムをどう築くか――JSL児童生徒のための「鈴鹿モデル」の挑戦」 を行います。
日時: 2009年5月23日(土)〔第一日〕15:50~17:50
パネリスト:
水井健次(鈴鹿市教育長)
中川智子(鈴鹿市教育委員会・日本語教育コーディネーター)
川上郁雄(早稲田大学)
池上摩希子(早稲田大学)
野山広(国立国語研究所・指定コメンテーター)
パネルの内容等詳しくは,特集ページをご覧下さい。
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【参加者募集】にほんご わせだの森―自分の「にほんご」で話そう
にほんごわせだの森は,日本人と外国人が日本語を使って一緒に「話す」ところです。わせだの森には
いろんな 人がいる
いろんな 考えがある
⇒ だから,あなたも思ったことを話しましょう! 自分の「にほんご」で!
無料(¥0)
日本人・外国人だれでもOK!
2009年2月4日(水)~3月18日(土)
水曜日(PM 6:30~PM 8:00)
土曜日(PM 2:30~PM 4:00)
早稲田大学早稲田キャンパス 22号館510教室(東西線早稲田駅から徒歩15分)
> チラシをダウンロード[PDF]
1回だけ →OK!
水曜日だけ →OK!
土曜日だけ →OK!
全部 →OK!
> にほんご わせだの森とは
連絡先
早稲田大学日本語教育研究科池上摩希子研究室 waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
ボランティアとしての参加を希望の方
事前にメールをいただけますと助かります。
連絡先メール: waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
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更新情報
【参加者募集】にほんご わせだの森―自分の「にほんご」で話そう
にほんごわせだの森は,日本人と外国人が日本語を使って一緒に「話す」ところです。わせだの森には
いろんな 人がいる
いろんな 考えがある
⇒だから,あなたも思ったことを話しましょう!
自分の「にほんご」で![> にほんご わせだの森とは ]
無料(¥0)
日本人・外国人だれでもOK!
11月1日(土)~1月24日(土)
水曜日(pm6:30-pm8:00)
土曜日(pm2:30-pm4:00)
早稲田大学22号館510教室
4ヶ国語チラシをダウンロード[PDF]
1回だけ→OK!
水曜日だけ→OK!
土曜日だけ→OK!
全部→OK!
連絡先
早稲田大学日本語教育研究科池上摩希子研究室 waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
ボランティアとしての参加を希望の方
事前にメールをいただけますと助かります。
連絡先メール: waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
さらにくわしくは,チラシ[PDF] をご覧ください。
【参加者募集】夏のにほんご わせだの森「夏の森」
『にほんご わせだの森』は、日常生活の中で、日本語で話をしたり聞いたりする機会があまりない人や、色々な人と知り合いたいという人が、日本語をつかって活動することによって、お互いのことを知り合い、コミュニケーションをすることを目的としています。
活動日時:2008年8月9日~9月27日の14:00~15:30
8月9日(土)・8月23日(土)・8月30日(土)
9月6日(土)・9月20日(土)・9月27日(土)
チラシをダウンロード[PDF]
場所: 早稲田大学22号館719号室(9月6日のみ,8階会議室)
対象: だれでも どうぞ! ボランティア大歓迎
費用: 無料
活動の例
お話づくり,ステッカーづくり,フォトエッセイづくりなどを通して,形になるものを「作る」ことと各々が活動を「創る」ことを行っていきます。[> にほんご わせだの森とは ]
ボランティアとしての参加を希望の方
事前にメールをいただけますと助かります。
連絡先メール: waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
さらにくわしくは,チラシ[PDF] をご覧ください。
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たいへん多くの皆様より,国際研究集会プロシーディング(対訳つき:284ページ)のお求めがございましたので,このたびプロシーディングを追加販売する運びとなりました。追加販売分冊数に限りがございますので,ご希望の方はお早めにお申し込みください。先着順にてなくなり次第締め切らせていただきます。
詳しい情報は,国際研究集会のWEBサイト まで。
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更新情報
『にほんご わせだの森』は、日常生活の中で、日本語で話をしたり聞いたりする機会があまりない人や、色々な人と知り合いたいという人が、日本語をつかって活動することによって、お互いのことを知り合い、コミュニケーションをすることを目的としています。
活動日(2008年5月14日~7月19日)
毎週 水曜日(18:30~20:00)
毎週 土曜日(14:00~15:30)
水曜日・土曜日・水曜日と土曜日両方参加もOKです。
もちろん1回の参加もOKです。
チラシをダウンロード[PDF]
場所: 早稲田大学22号館717号室
対象: だれでも どうぞ! ボランティア大歓迎
費用: 無料 お茶会もあります
活動の例
お話づくり,ステッカーづくり,フォトエッセイづくりなどを通して,形になるものを「作る」ことと各々が活動を「創る」ことを行っていきます。[> にほんご わせだの森とは ]
ボランティアとしての参加を希望の方
事前にメールをいただけますと助かります。
連絡先メール: waseda_no_mori07@yahoo.co.jp
さらにくわしくは,チラシ[PDF] をご覧ください。
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日本語教育最前線――教育現場における「実践研究」とは何か
2008年3月7日(金) 14:00~17:00
パリ日本文化会館(101bis, quai Branly 75740 Paris, France)
モデレータ:小林ミナ・池上摩希子・細川英雄(いずれも早稲田大学大学院日本語教育研究科)
内容の構成
事例紹介:早稲田大学の事例を紹介しつつ問題を提起する
提起された問題について,グループディスカッション
報告=結果の共有
モデレータ一同より
この活動の目的は,以下のとおりです。
「実践研究」についてそれぞれ考えること
求められる教師の資質や技量とはどんなものか考えること
「日本語を教える」ことの根本には何があるのかを考えること
今回は,〈日本語教育最前線―教育現場における「実践研究」とは何か〉というタイトルで,早稲田大学の事例を紹介しつつ問題提起を提起し,それぞれの課題をめぐってグループディスカッションを行い,議論の共有を図りたいと思います。
日本語教育の中で「実践研究」ということばは,まだそれほど定着しているわけではありませんが,これからの教育現場における重要なコンセプトとなると思います。今回のワークショップを機に,それぞれの教育現場における「実践研究」の課題と求められる教師の資質や技量,そして,それらを支える「日本語を教える」ことの意味について考えてみたいと思います。
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「どうしても伝えたいことがあるんだけれど,何て言えば伝わるの?」「これで本当にわかってる?」 ボランティア活動の現場で,こんな経験をされたことありませんか。今年度の締めくくりとして,今回は2ヵ月連続で,コミュニケーション能力について考えます。
日時(※1):2月26日(火)・3月24日(月)午後2時~4時
会場:2月26日(火)しんじゅく多文化共生プラザ[MAP ],3月24日(月)新宿文化センター4階会議室[MAP ]
対象:日本語ボランティアとして活動中で,両日ともに参加できる方
主催:新宿区立しんじゅく多文化共生プラザ
講師:池上摩希子
人数(※2):先着30名
参加費:各回500円
※1:2回連続した内容の講座です。1日だけの申込みはできません。会場はそれぞれ異なります。
※2:昨年度(2007年2~3月)に実施したものと,同じ課題を扱った内容の講座です。お申込み多数の場合は,前回受講されなかった方が優先となります。ご了承ください。
申し込み方法
電話,ファクス,Eメール,郵送のいずれかで下記宛先まで。「氏名(ふりがな),電話番号,所属(ボランティアグループ名)」を明記の上,お申込みください。
電話:03-5291-5171 (月曜日~金曜日9:00~17:00 ※年末年始,祝日は休み)
FAX:03-5291-5172
Eメール:kokusai@shinjukubunka.or.jp
〒160-0021 新宿区歌舞伎町2-44-1ハイジア11階しんじゅく多文化共生プラザ「レベルアップ講座(2~3月)」係
お問い合わせ・詳細
しんじゅく多文化共生プラザ のサイトまで。
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2008年1月,しんじゅく多文化共生プラザ ((財)新宿区国際交流協会)において,全7回の「初級日本語集中コース」を開催し,講師をつとめます。詳しいことは,チラシ(日本語・English ・??・??? )[PDF:ダウンロード ]かホームぺージ をご覧ください。
2008年1月9日、16日、23日、30日 いずれも水曜日【全7回】 ※定員(20名)に満たない場合は、途中からの参加もできます。
午後6時30分~8時30分
会場:しんじゅく多文化共生プラザ(地図 )
講師:池上摩希子
参加費:2,000円
内容:日常生活に必要な日本語。会話が中心です。テキストはありません。
お申し込み:FAX・メール・郵便で,しんじゅく多文化共生プラザまで。詳しくは,チラシ[PDF:日本語・English ・??・??? ]かホームぺージ をご覧ください。
この集中コースには,学習者(地域在住の日本語を母語としない人)の他に,GSJAL日研の大学院生がアシスタントとして参加します。また,地域の日本語ボランティアのみなさんにも授業を見学していただく予定です。
学習者は学習者同士での,また,アシスタントや講師とのやりとりを通して日常生活に必要な日本語を学びます。同時に,アシスタントは日本語支援について全般的に学び,講師は地域の教室で初級学習者対象のコースをデザインし運営することを学びます。地域の日本語ボランティアの方には授業見学と参加によって,教室の作り方,活動の動かし方,支援の仕方などを体験してもらいたいと思っています。さらに,ここで活発な意見交換ができればいいと思っています。
日本語ボランティアのためのレベルアップ講座
しんじゅく多文化共生プラザ(財団法人 新宿区国際交流協会)では,月に一回,「日本語ボランティアのためのレベルアップ講座」を開催しています(2006年度まで「ブラッシュアップ講座」として開講)。池上はアドバイザーとして、この講座のコーディネートを担当しています。しんじゅく多文化共生プラザのホームページ にて,順次内容を告知していく予定ですので,ぜひご覧ください。
更新情報
11月3日(土)とやま国際センター
生活支援日本語ボランティア“じっせん”勉強会
身近なテーマから読み書き活動へ――子どもといっしょに学ぶための工夫
外国籍の子どもたちのためにいろいろな地域で行われている試みを、私達の地域でも工夫次第で取り入れることができるよう”勉強”します。地域の日本語学習支援者としてできることはなにか、地域の支援者の目線から考えてみましょう。
11月3日(土)13:00~16:30
環日本海交流会館(富山市内幸町6-6)
講師:池上摩希子
テーマ:「身近なテーマから読み書き活動へ―子どもといっしょに学ぶための工夫」
参加方法等,詳しいことは,とやま国際センターのサイト をご覧ください。
10月21日(日)継承日本語教育センター
日系子弟のための日本語教育実践交流会
日系児童・生徒の学習支援について考える
日系児童・生徒の学習支援を地域と学校それぞれの場においてどのように行っていくべきかということについて、みなさんと一緒に考えたいと思っています。ご興味のある方の参加をお待ちしております。
平成19年10月21日(日)10:00~16:00(懇親会16:30~17:30)
JICA横浜(神奈川県横浜市中区新港2-3-1)
基調講演:池上摩希子
参加方法等,くわしくは,財団法人海外日系人協会 継承日本語教育センターのサイト をご覧ください。
早稲田大学125周年記念シンポジウム
2007年10月13日(土)10:00~17:15 ※受付開始 9:30
早稲田大学 西早稲田キャンパス 国際会議場3階
参加費(含む予稿集代):学会員400円,非会員500円
2007年秋季大会 案内ポスター[PDF]
当日会場までお越しください。詳しい情報は,GSJAL日研のサイトで ご覧ください。
更新情報
にほんご指導法講座 in ミューズ
日時 :2007年9月30日(日)14:00~16:00
講師 :池上摩希子
内容 :コミュニケーションについて考える―日本語を教えてみたい人のための入門講座
会費 :無料(事前申込必要)
申込み:まずmailにて申込書を請求 してください。
詳しくは,オージーのホームページより,Event Information をご覧ください。
更新情報
2006年秋入学の12期生,中野裕美子さんの研究内容をご紹介。
[2006-12-12]
『月刊日本語』(アルク刊)にて2006年3月~連載中です。
2007年2月10日(土)~11日(日)
早稲田大学西早稲田キャンパス 国際会議場 井深大 記念ホール
日本およびオーストラリアでの「移動する子どもたち」の言語教育に焦点をあて,特に,教育理念・教育実践・行政と地域の連携という3つのテーマに沿って,報告とディスカッションを行います。全国で「移動する子どもたち」の言語教育に携わる皆様にご参加いただき,JSLを学ぶ子どもたちへの教育への確かな礎をともに築きましょう。
事前申し込みでプロシーディングの割引があります。
詳しい情報は,国際研究集会のWEBサイト まで。
2006年12月9日(土)10日(日)
早稲田大学西早稲田キャンパス22号館2階[地図 ]
1日目シンポジウム「年少者日本語教育と習得研究」
パネリスト:池上摩希子(早稲田大学)・齋藤恵(中国帰国者定着促進センター)・小柳かおる(上智大学)
指定討論者:柴山真琴(鎌倉女子大学)
司会:河野俊之(横浜国立大学)
チラシ:PDF
事前の申し込みは不要です。当日、直接ご来場ください。詳細は、JASLAのサイトをご覧ください 。
【公開研究会】早稲田大学日本語・日本語教育研究会(通訳付)
日時 11月28日(火)16:30~18:00
場所 早稲田大学西早稲田キャンパス22号館8階会議室(818)
講師 エレーヌ・ヴロダルチック(Expose d'Helene WLODARCZYK:パリ・ソルバンヌ大学教授)
講演タイトル 発話の主題のメタ情報論と言語対照(教育と翻訳)(La theorie meta-informative des SUJETS de l'enonce et le contraste entre les langues (enseignement et traduction)
講演内容要旨(日本語)
みなさま,どうぞご参加ください。
「年少者日本語教育学を考える会」第5回研究集会
2006年11月23日(木・祝)
午後1時~午後4時30分(受付開始:午後1時)
早稲田大学西早稲田キャンパス14号館地階1階B101[MAP ]
「年少者日本語教育学を考える会」 では,昨年度につづき,第5回研究集会を開催することにしました。今回は,日本語を第二言語とするJSLの子どもたちがこれまで成長してきた過程で,母語維持,日本語習得,学校や地域との関わり,日本語指導などの支援,自律学習などについてどのような考えを持っているかを,JSLの子どもとして日本で成長してきた方々をお招きして,直接お話しを聞きます。
そのうえで,年少者日本語教育のあり方や学校・地域,行政などとの連携のあり方について,参加者とともに考えます。JSLの子どもとして成長してきた方々のお話とそれに続く議論を通じて,「年少者日本語教育学」の構築に向けた課題を明らかにしたいと考えます。
「日本語を第二言語として学ぶ子どもたち」の教育に日頃より関心のある方々の参加を期待しております。参加費は無料です。是非ご参会ください。
第5回研究集会プログラム
開会挨拶 & 趣旨説明 13:30~
第1部 講演 13:40~
エマニュエル・ペラエストミダさん(ペルー出身,商社勤務)
喜屋武金城レナンさん(ブラジル出身,神奈川県立愛川高校)
第2部 全体討論「JSLの子ども」の視点から「年少者日本語教育」のあり方を問い直す 15:10~
2人のゲストのお話を踏まえ,会場の皆さんと全体討議を行います。
お問い合わせ等,さらに詳しい情報は,チラシ[PDF:424KB] をご覧ください。
日本語教育国際研究大会パネルセッション 「言語マイノリティの子どもたちへの言語教育を考える――日本とアメリカの現状を踏まえて」
2006年8月5日,コロンビア大学:大会ホームページ
司会:池上摩希子
発表者:野山広(国立国語研究所)・齋藤ひろみ(東京学芸大学)・川上郁雄 (早稲田大学)・バトラー後藤裕子(ペンシルバニア大学)
発表要旨
現在、日本においては、渡日の子どもたちへの教育について、政策や制度などのマクロな問題から子どもたちの言語発達や教育指導などミクロな問題まで、幾層ものレベルで探求が進められている。そこに共通するキーワードは「第二言語としての日本語(Japanese as a Second Language:JSL)」である。本パネルでは、受入れ国の言語を第二言語として学ぶ言語マイノリティーの児童・生徒への英語教育において先駆的存在であるアメリカの状況との比較を通し、日本におけるJSLの子どもたちへの教育問題を構造的に描き直す。国内の年少者日本語教育の更なる展開に向けて示唆的な議論となろう。
そのために、まず、日本国内のJSLの子どもたちへの教育の現状に関して次の3つの報告を行う。学校や地域における受け入れの現状、JSLバンドスケールにより捉えた子どもたちの日本語能力、フィールド研究を通して描き出された教育及び支援の状況と、そこから見えてくる問題点である。次に、アメリカにおける言語マイノリティーの児童・生徒への英語教育について、歴史的経緯も含めてその現状を同様の視点から報告する。最後に、歴史的社会的な状況や教育制度、学校教育観や学力観、言語教育観や言語能力観などの視点から、これらの言語マイノリティーの児童・生徒への言語教育の現状を多角的に対照する。この議論を通して浮かび上がる両者の相違点と共通点は、現状のより深い把握と問題の再設定を可能にする。また、これを契機に言語マイノリティーの児童・生徒に対する言語教育の経験と知見の継続的な交流と、両者の協働による実践及び研究活動を大きく前進させたいと考える。
2006年9月 言語教育政策研究室 開設
新設される「言語教育政策研究室」は,言語教育政策に関する課題を中心とした,複合領域にまたがるトピックが検証テーマです。複合領域をカバーするために複数指導教員制を採っており,池上も担当教員です(担当責任者:宮崎里司 )。
詳しい情報は,言語教育政策研究室ホームページ に随時,掲載されます。
2006年9月9日(土),早稲田大学日本語教育学会 秋季大会
事前申し込み不要です。直接ご来場ください。
2006年9月9日(土)10:40~17:00
早稲田大学・西早稲田キャンパス(中央図書館前 黄色いビル [MAP ])
参加費(発表資料集代,含):会員300円,非会員500円
詳しくは,早稲田大学日本語教育学会 2006年秋季大会のページ をご覧下さい。
2007年2月開催の「国際研究集会“移動する子どもたち”」で,実践報告・研究発表を募集しています(8月末日締切)
移動する子どもたちの言語教育に関する研究・実践報告を,2,000字以内でA4版2枚にまとめてお送り下さい。詳しくは,国際研究集会“移動する子どもたち”ホームページ まで。
さらに過去の情報
2006年7月28日 16:00~18:00
早稲田大学 西早稲田キャンパス22号館
参加費無料,事前申し込み不要
詳しくは,日本語教育研究科のページ まで。
国内・海外を問わず,日本語教師は絶えず移動しながら,その現場に適した日本語教育の実践を模索している。では,その日本語教育現場はどうなっているのだろうか,その中で教師として何をどう考え,どのように行動していけばいいのだろうか。どのような資質・能力が求められているのだろうか?
今回,オムニバス形式研修では,そうした状況において求められる「日本語教育力」を,現状を把握する力,自己教育力,実践の分析力といった視点で議論する。毎回,講師が自信の専門領域との関連で話題を提供し,参加者とまた参加者同士の議論を深めていく。
コーディネーター:池上摩希子,河野俊之,齋藤ひろみ
日程:2005年12月3日~2006年3月18日,全8回
会場:(財)言語文化研究所附属東京日本語学校(渋谷区南平台町)
受講料・応募方法等,詳しくは,日本語教育学会の日本語教師研修コースのページ まで。
日時:2005年11月23日(水・祝)13時~17時
場所:早稲田大学国際会議場第三会議室
内容:講演「子どもとことばの発達―内面を耕すことばの教育のカリキュラム」内田伸子(お茶の水女子大学)
ラウンドテーブル「読み書き能力と発達」
詳細:チラシ (PDF:517KB)
「日本語を第二言語として学ぶ子どもたち」の教育に日頃より関心のある方々の参加を期待しております。参加費は無料です。是非ご参会ください。
セミナー:外国人児童のための授業作り:教科学習と日本語学習―JSLカリキュラムの理念と実践―
文部科学省の「学校教育におけるJSLカリキュラムの開発について」 に対応する教材『外国人児童の「教科と日本語」シリーズ 』が2005年4月(「国語科」は8月刊行予定)にスリーエーネットワークより刊行されました。今回のセミナーでは前半はJSLカリキュラムの理念について,後半は算数科の実践紹介を中心とした内容を予定しています。
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